リベンジ
Revenge シーズン2

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Mar. 10, 2013
第15話 報復 Retribution

脚本/Nikki Toscano、Elle Triedman 監督/Helen Hunt
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『報復する』・・・それは、相手と対等になる行為だ。自分が
やられた分を返すのだから。だが暴力の連鎖に陥る危険性を

はらんでいる。それでもやらなくてはならない。罪人を見逃す
ほど大きな罪はない


ネイトによって
アマンダが殺害された事を受けてエミリーは
興奮していた。自宅に戻ると今すぐにでも銃を手にしてグレイ
ソン家に乗り込もうとするのをノーランと止める。アマンダが
死んだ事はネイトがつきまとっていただけであり、グレイソン
は関係無いのかも知れない事を告げる。今一度立ち止まって欲
しいとするノーランに対して、始めたのはあいつらの方なのだ
という。ジャックのことに関しては自分たちが助けたことを
バレない為にも向こうから連絡が来るのを待つしかないという。
ノーランはずっと傍に居るので落ち着いてくれと。
しかしエミリーは大切な人の血に私の手がまみれているのだと
し、そんな言葉は聞きたくないと語る。
そんな中エイダンもエミリーの元にやってくる。
アマンダが殺された事を語る。
アマンダは死ぬ直後、エミリーが自分の復讐劇巻き込んだこと
を謝罪すると、寧ろ家族という宝をくれた事に感謝したいと
言われペンダントを手渡して亡くなったのを思い出す。

ネイトに電話するコンラッドだが一向に通じなかった。
ヴィクトリアはトラスクからは何か連絡が有ったか?と問う。
ヘレンの件でヴィクトリアたちは、アメリコンのトラスクに
対して殺害したのはアマンダだろうと語っていたのである。
アマンダの元からパソコンが見つからない限り我々は危うい
のだという。しかし知らせがないということは逆に良い
知らせなのかも知れないと語る。

シャーロットはこれから病院に行ってくると両親に語る。
ジャックが新婚旅行中の船の上で撃たれたこと。アマンダは
現在行方不明である事を告げていく。
その会話を聞いていたダニエルは、両親に対して、これもまた
計画なのかと問い、どれだけ血を流せば気が済むのかと
呆れる。もう我慢が出来ないとするダニエルは自分がアメリコン
の流れを潰すと宣言する。

一方トラスクからコンラッドに電話が鳴る。
確かにヘレンの携帯電話とスカーフをアマンダの家から見つけ
たと報告されるが、パソコンは見つからなかったという。
パソコンの存在は本当に有るのか、そしてアマンダが行方不明
なのは不自然ではないのかとトラスクはコンラッドたちに不信感
を見せる。コンラッドは直接会って話がしたいと要求する。
アマンダやジャックを襲ったのはネイトであり、私がやらせた
のだとトラスクに告げる。

ノーランはエイダンに現状を報告する中で、エイダンはタケダ
は復讐の仕方を伝授するときにここまで想定していたとは思え
ないと語る。ノーランはエミリーの復讐心を止めて欲しいと
エイダンに告げるが寧ろ止めるのは危険であり、現在の彼女は
復讐こそ今の彼女の支えになっている事を語る。

シャーロットからエミリーの元に電話がなると、手術が無事
に終わったことを聞く。しかし以前としてジャックは意識
不明のままであると。
エミリーは病院にいくことを告げる中、彼女はエイダンに対して
ダニエルに取り入ってコンラッドの後釜として
グレイソン・
グローバルの取締役
に就任するよう求める。選挙に出るコンラ
ッドの席が空くはずで、そうすればアメリコンの流れがまた
分かる様になるというのである。

そんな中、沿岸警備隊がネイトとアマンダの遺体を発見した
との連絡も入りアマンダ号が沈没した形跡も見つかった事を
知るエミリー。シャーロットと遭う彼女はカールがグレイソン
家にいること、そしてカールがグレイソン家にいる過程は
昨日ヴィクトリアが
ストアウェイに来たからだと知る。

ヴィクトリアとコンラッドはトラスクと遭う。
都合良くアマンダが消えた事を指摘されると、コンラッドは
あの船は事故ではなく、ネイトという人物が二人のハネムーン
に対して邪魔をしたもので、ネイトにパソコンを奪わせよう
としていた事を語る。
パソコンはどうなったのか未だに把握
出来ていない
事を語る。

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アマンダ号はネイトとコンラッドの企みによって沈没し、
アマンダはジャックを含めた家族を助ける為に犠牲になる。
エミリーとノーランはネイトがアマンダ号にいるのを知って
急いで救出にいくが間に合わせず、辛うじてジャックの
救出には成功する。
ヴィクトリアはアマンダの死を機会にまたシャーロットに
取り入ろうとしている事を知る。
エミリーは怒りの感情を抑えられずに爆発させようとする中
なんとかいその感情を抑えて復讐の為に新たに動く事を
誓う。

■アマンダが盗んだエミリーのパソコン

誰もが見つけられずにいる中で、そのパソコンはノヤック
マリーナのロッカーの中に有った。大事にしている瓶の中に
鍵が有るのを見つけてジャックが探し出した格好だった。
ジャックはその持ち物の中に入って居た少年刑務所時代の
二人の関係を知ってエミリーに対して失望する。

■ジャックも復讐の炎を燃やす

大事な人を失うとその怒りはエミリーにぶつけられるように
出来ているんだね。
前々回のエイダンがエミリーに怒りをぶつけたシーンが有った
けど、今回はアマンダが復讐しようとしていることをエミリー
が知っていて止めようとしなかった事を知って怒りを露わにする。
ただジャックだってアマンダがグレイソンに怒りの矛先を向けて
いたのは知っていた訳だし、完全に責任をなすり付けている
だけって感じもする。
アマンダが死んでしまったことで、ジャックの妻の座にまた
エミリーが浮上する可能性が出たのは喜ばしいけど、こういう
エピソードがあるとジャックに対して、別に拘りを見せる
視線も失われていくな。

■アメリコンの動き

ノーランはあっさりとヘレンの携帯の信号を流れ突き止めて
ヘレンの死がグレイソンとの繋がりにあることを見抜いたけど
トラスクはなんて無能なヤツなんでしょうか。
みんなストアウェイに勝手に上がりすぎだろうみたいな突っ込
み処も存在するな。

■アマンダの葬式

今回のラストでエミリーが弔辞を読むことになった。
エミリーは元々はアマンダであり、自分とすり替わったアマン
ダの死に対して自分の死として語る姿が有ったのは印象的。
見方によっては、この死によって過去の自分というものの存在が
この世から居なくなったという事にも例えられる。

ジャックに真実を話したい気持ちを抑えつつ、いつまでエミリー
としての仮面を被らねばならないのか。

■パドマの流れ

パドマが父親が生きているとする証拠を示してほしいとした
事から、父親の物だと思われる指を送りつけてきた。
本当に父親の物なのかを調べると指紋と移民局のデータから
一致した。それでパドマとしてはキャリオンを渡したいと考え
ノーランとしても差し迫る状況の中でプログラムを渡して
その判断をパドマに任せる。エミリーがエイダンの妹の件で
勝手に口を挟んだことで恨まれることになった事も有るのか。
ノーランの言うとおりに、プログラムを渡しても父を返すと
いう保証は何処にも無い。誘拐犯は金を受け取るまで人質は
殺さないとする法則が有るようにプログラムを渡したら
逆に殺されてしまう可能性も有る。

■197便犠牲者の合同葬儀

そんな新聞記事が掲載されていた。
その為かどうかは分からないけど、改めてアマンダの記事が
インターネットで見つかり、里親の元で育ったことが書かれて
いた。シャーロットはアマンダの過去を知りたいと考えて
捜すも、ヴィクトリアとしては探られたくない様子。
ただインターネットで簡単に記事が見つかってしまうというのも
不自然な感じだな。イーライ・ジェームズという男性が写って
いたけど、里子の写真には、ネイサン・アンダーソン、
クリスティーナ・ミラーという名前も有った。関係無いかも知
れないけど。とりあえずメモメモ。
最後にイーライが会いに来た。

■ダニエルの決意

ダニエルは197便の事故によって最も利益を得た会社を調べて
いるようす。グレイソン・グルーバル社は世界中の主な空港
にある防犯システムを作っている会社の支配権を握っている
企業だと判明する。アメリコンの企みを知って、それを断ち切
ろうと決意。その決意の表れとして、オフィスに設置して有る
盗撮カメラ時計を外して、グレイスにプレゼンツ!

■死は盗人です

一人の人間の現在と過去を持ち去る・・・・と弔辞で語る姿が
有った。いつもよりもエミリーのエンディングナレーションが
早すぎるだろうと思ったら弔辞の言葉だった。

しかし折角取り戻したパソコンを捨ててしまうというのがまた
ドラマとして見ると引き延ばし作戦にしか見えない所がある
んだよなぁ。エミリーは根っこを潰そうとしているのかもしれ
ないけど、アメリコンの情報にもう少し食い込んでも良い頃
だと思うが・・・

■その他

今回のエピソードの脚本は映画俳優のヘレン・ハント。
映画「ペギー・スーの結婚」(1986年)「死の接吻」(1995)年
「ツイスター」(1996年)
に出演。
「いとしい人」(2007年)で自身、主演・監督・脚本なども
担当して居る。
映画「恋愛小説家」でアカデミー賞主演女優賞を受賞。


■使用された曲

・"End Credits Theme"

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼 女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる

アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子
5歳のアマンダ (Alyvia Alyn Lind)

パドマ・ラハリ (Dilshad Vadsaria) 会計アナリスト
メイソン・トレッドウェル (Roger Bart) 作家
グレース (Maggie Mae Reid) G.G社の秘書
トラスク (Burn Gorman) アメリコンの一人
イーライ・ジェームス (Collins Pennie) アマンダの義理の兄

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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