リベンジ
Revenge シーズン2

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Apr. 28, 2013
第19話 本性 Identity

脚本/Joe Fazzio、Ted Sullivan 監督/Charlie Stratton
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人の本性を見極めるのは難しい。それが自分の本性でも。その
人の人格、欲求、存在意義を知る必要が有る。大抵な場合

時間が解決してくれるが、謎のままで終わる事もある。
秘密で塗り固められた正体が明かされることはない


ファルコンがコンラッドの手先だったこと。パドマが遺体と
して発見されたことで、ノーランはデュランドによって取り調べ
を受けることになる。

ダニエルの家に泊まっていたエミリーは朝早くに彼を起こさな
いように出て行こうとするが彼は気がつく。ランチにフレンチ
の店を予約したので一緒に食事しないかと誘われる。今では
二人のヨリが戻った事をマスコミにも公表したのだし、堂々と
デート出来る事を告げるが、ノーランが心配だと告げ、現在
尋問を受けている事を語る。もう少しで保釈されるので迎えに
行きたいのだという。また電話すると言ってエミリーは出て行
く。
その頃コンラッドは突然ヴィクトリアが狙われているので
守ってやりたいのだと告げる。話は、
ヴィクトリアが過去に
妊娠中絶したという事実
であり、それに明るみに出た際の対応
の事だった。コンラッドから頼まれていた
医療記録を見せる
彼女は
聖ミカエル病院で中絶したことを告げる。コンラッドは
今夜出馬に際してテレビのインタビューに出演するとし、
ナイトラインのキャスターのジュジュ・チャンはやり手だとし
スキャンダルを出されたときの対応を考えようと告げる。
ヴィクトリアが16歳の時の子供であり、義理の父親から性的
虐待を受け、実母からは家を追い出されたのだとし、ヴィクト
リアはあくまで被害者でありお前に過失はない
ことだという。
コンラッドが気持ち悪くヴィクトリアにすり寄る理由は、
インタビューの際にこの事実を自分から公表しようと考えて
いたのである。
公表すれば透明性が評価されると告げると、
選挙に利用するなんておぞましい人だとコンラッドを睨み付け
る。しかしそのお陰で贅沢な暮らしをしてこられただろうと
告げ、君にも生放送に出て貰うという。これは命令であると。

ジャックの元にアシュリーがやってくる。
二人は共通の敵で有るコンラッドを倒すために、共闘を誓って
いた。アシュリーはコンラッドのスケジュールを持って来た事
を告げ今週3度予定に入って居る
財務委員会の予定は全てウソ
で見せかけだという。何かを企んでいるハズだとのこと。
アシュリーは動くならば速くした方が良い事を告げ、現在
コンラッドの支持率は上昇中だった。それも現職議員である
州知事のマーク・ストダートに不正が発覚したことで、マスコ
ミはそれを集中的に報道していた。

ノーランは釈放される。
マスコミも警察署の前に張り込み、そしてテレビ中継される
中でエミリーが車で迎えにいき連れて行く。
ノーランは20時間も拘束されてパドマの写真を見せられた事を
告げると、エミリーはノーランの力になりたい事を告げる。
ファルコンを一緒に倒そうと告げ、ファルコンのせいで
父は罪を着せられたし、パドマはキャリオンの運び人となった
のだという。誰が殺したのかは関係無いとし、ファルコンが
居たから殺されたのだと告げる。
しかしファルコンは20年以上消えている男で、顔さえ知らない
のだと告げ消息を辿るのは難しい事を告げると、エミリーは
ヴィク
トリアが何者かに中絶の記録を改ざんさせた
事を告げ、短期間に
ITスキルのある人物に頼んだのだという。
ヴィクトリアが出産したのは聖ミカエル病院であり、そこの
記録を
改ざん出来るのはファルコンだけ
だという。
しかしノーランはファルコンとの対決に難色を示す。彼は
世界一のハッカーであり天才であること。しかしエミリーは
ファルコンを跪かせる最初で最後のチャンスだと告げる。

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エミリーはパドマが亡くなり取り調べを受けているノーラン
が釈放されて戻ってくると、パドマをハメて父・デビッド
の証拠の改ざんをして有罪に導いたのがファルコンである
事を告げ、復讐しようと告げる。
一方コンラッドは選挙戦前にテレビの生放送に出演して支持率
を確保するためにヴィクトリアの暗部を敢えて公表する事で
透明性をアピールしようとする。

ハッカー対決なので興味深いモノが有ったし、今回の展開の
仕方はまさにシーズン1の初期の頃のこのドラマのフォーマット
を踏襲して、公の場で重要な会見・発表をして逃れられ
ない状況の中で、ウソを暴いて公表してしまうというと
いう流れだったので面白いことは面白いのだけど、ファルコン
があまりに貧弱すぎて泣けた。
キャラクターとしてもインパクトにかけたけど、男性ではなく
女性だったという辺りのサプライズで我慢する他ないという
感じなのか。
実は少し前にクレジットを確認してしまいファルコンが女性
だったというのを目にしてしまったのでその辺のサプライズ
感も個人的には無かった。
因みにファルコム演じている韓国系のSusan Parkは、
テレビ東京のランチチャンネルを見ている人ならば先週に
目にしているハズで、CSI:科学捜査班119話で、
オウムとネコが殺人犯だったという奇抜なエピソードの回に
冒頭でイケメン男性は居ないかと嘆いている女性二人組の
アジア系の女性役だった。

ノーランが仕掛けた罠も凄く初歩的なトリックで、相変わらず
進歩がないし、展開としては安っぽさがあった。
あんまり復讐方法にバリエーションを持たさず、単純明快な
流れにしている部分があるのかも知れないのだけど、流石に
天才と呼ばれるハッカーの裏を付くにはちょっぴりお粗末で
は有る。

勝負と称して「ストリートファイターII」が選ばれた。
ノーランが驍ナ、ファルコンが春麗だったけど実にベタな
対決だ。寧ろノーランのキャラクターからするとダルシム
っぽい感じがするけどね。ストリートファイターの対決ならば
個人的には待ち上等ストリートファイターII-Xが楽しい。
バランス的には波動拳強しで如何に鳥かごを破るかにかかって
いるゲームだけどね。

流れとしては随分とジャックが黒い人間になってきた感じで
愛する人を殺された怒りというのはやはり相当人生を狂わせて
いる。ジャックのエミリーを見る目が最近妙に怖いし、正気を
失っているのではないかとする部分も有る。ただそんな状況の中
でも仲間は選ばないと・・・と冷静になっている部分も有る。

意味不明なのはシャーロットの流れかも。
彼女がハーバード大を目指すのに対してデクランがNYUに行き
たいとした事で気持ちが離れたのか?
元々はパーティー好きだったというヴィクトリアのDNAが
流れているのだろうけど、如何にも胡散臭いレジーナに
ついていくという辺りも理解出来ない行動だった。

久しぶりにタケダも登場したけど、効果的だったのか分からない。
感情の件で指摘していたのは相変わらずだけど、エイダンが
言うように復讐を果たしても決して気が晴れることはないで
あろう中で、エミリーの支えとなる様だ。その為にダニエル
との婚約に目を瞑らねばならない辛さが存在している。
個人的にはエミリーはジャックと運命の絆があると思っている
だけに、エイダンが恋愛モードで出しゃばり過ぎると凄く邪魔
臭く感じる。ジャックは逝っちゃっているし、愛する人を失う
辛さというのはエミリーも知る所なのでジャックの事は
大きな目で見ていてくれるとは思うけど、今後どの段階で
エミリーがアマンダである事を告げるのかだね。

今回冒頭でダニエルがエミリーのタトゥーに随分目を奪われて
いたので、その内イーライのようにタトゥーをヒントにエミリー
がピンチになるみたいなシーンが有るのかな。

ヴィクトリアは、奨学金で子供を捨てて留学したみたいだね。
バザール・デ・ゴザール(c)NEC ならぬ、エコール・デ・ボザール
というパリの美術学校に入学する為に子供を捨てるという
暴挙。先週一度シスターの元に男性が母(ヴィクトリア)の事を
聞きに来たと語っていたけど、その人物がパトリックなのか。

コンラッドがとことんヴィクトリアを利用するという構図も
板に付いてきたけど楽しい。笑顔を見せながら非難と皮肉の
応酬ってところがネタ化しているよな。


■使用された曲

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる

アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子
5歳のアマンダ (Alyvia Alyn Lind)

パドマ・ラハリ (Dilshad Vadsaria) 会計アナリスト
メイソン・トレッドウェル (Roger Bart) 作家
グレース (Maggie Mae Reid) G.G社の秘書
トラスク (Burn Gorman) アメリコンの一人
サトシ・タケダ (Cary-Hiroyuki Tagawa)

イーディス・リー (Susan Park) ファルコン・ハッカー、元社員
アリソン・ストダード (Jessica Tuck) マーク州知事の妻
ディーン・トッド・ウォルトン (Ben Bode) N.Yアカデミーofアート図書館入試事務局員
本人出演 (JuJu Chang)
レジーナ (Seychelle Gabriel) シューロットの同級生
若い頃のビクトリア (Grace Fulton) 16歳、妊娠
--- (Josh Davis) Paparazzi
パトリック () ビクトリアの16歳の時の子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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