リベンジ
Revenge シーズン3

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6 Oct. 2013
第2話 原罪 Sin

脚本/Joe Fazzio 監督/John Scott
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人が持って生まれた罪は洗礼の水によってのみ清められると
いう。だがその後に犯す罪は簡単には洗い流せない。赦しが
与えられるのは心から悔い改めるものだけ。邪悪な罪は決して
許してくれない。

エイダンはヴィクトリアに逢うと突然エミリーに復讐
したいので手を組まないかと誘う。彼女を苦しめたいという
エイダンに対して、私と同じ意図を持つものこそ信用出来ない
事を語る。デビッド・クラークに裏切られたヴィクトリアなら
ば裏切られたものの気持ちが分かるだろうと告げ、貴方は
デビッドに全て奪われそうになったが、俺はエミリーとノーラン
に奪われたのだという。エミリーには他の計画があり、俺も
共犯だったが、その計画に必要ないと分かると途端に捨てられた
のだという。エミリーに同じ屈辱を味わせたいのだという。
信頼しろというには無理がある事を告げ、その為に何か信頼
にたる証拠がないと難しいと語る。

ダニエルはエミリーの家でマルゴーの父親が出版する雑誌
「ヴーレ」を読んでいた。エミリーはそんな雑誌は洋服と
髪型が掲載されているだけの中身のない雑誌だとするが、
ダニエルはハンチントンの検査結果をやきもきして待つより
も何かしたいのだという。マルゴーとランチをするので
ヴーレのアメリカ版の仕事を手伝いたいと語る。ファッション
に詳しいエミリーにも手を貸して欲しいのだという。

シャーロットはコンラッドが部屋に閉じこもっていた為に
様子を見に行く。現在マスコミが自分のことを狙っている
ので容易には表に出られない事を語る。シャーロットは私が
パパを乗り越えさせると語る。

ノーランの元にエミリーが顔を出しに行く。
現在のノーランはPTSD (パドマ・タイラー・セックス・ダメージ)
状態だと語る。エミリーは付き合う相手を良く選ぶよう語る。
エミリーはダニエルが仕事が決まるまで∞の箱を預かって欲しい
と頼む。
ノーランは次の復讐のターゲットは誰なのかと問うと、
ポール・ホイットニーだという。グレイソン・グローバル社
では投資勧誘の仕事を担当していたこと。しかしポールはこれま
でとは違って手強い相手であり、絶大な権力者によって仕えている
人物だという。

ポールは聖フランシスコ教会の神父だった。
ダニエルとエミリーは二人で教会にいくと、ダニエルはポール
がグレイソン・グローバル社で働く知り合いだと知って偶然とは
恐ろしいと語る。しかしポールは偶然は信じないという。
二人はポールから現在に至るまでのことを話に聞く。
この教会に来るまでは海外で布教活動をしていたこと。
デビッド事件の後、欲望によって人を変える恐ろしさというもの
に気がついたこと。仕事を辞めて神学校へと進んだのが10年前
のことだという。コンラッドとは会社を辞めるときに揉めた
事を語る。

ジャックの元にシャーロットが現れる。
シャーロットはアマンダとデクランが亡くなったなんて信じら
れないと語り、パパも死にかけているのだという。

ポールはグレイソン邸にやってくると、ヴィクトリアは彼の
姿を見て二度と顔を見ずに済むと思っていたのに何故現れた
のかと語る。するとダニエルとエミリーから結婚式の司式を
頼まれたのだという。心に安らぎを与えたいのだと告げ、
君たちにも同様の安らぎを与えたいと語る。するとヴィクトリア
グレイソンにとって神はライバルだと語る。
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■大事なものが離れていく辛さ

一番大事な人が離れていく事で焦燥感・罪悪感が生まれた
のだろうけど、それを一番最初に経験したのはエミリーなんだ
ろうどね。

病気になるコンラッドが気弱になり、周りの人が初めて離れて
いくことで、初めて自分の罪の重みに気が付き、それとなく振る
舞うというのはちょっと都合が良い。
神父に転身したポールもまた同様のものがあるのだろうけど、
それぞれ罪の償い方というのはあるのだから、なかなか難しい
ものがあるね。

■見極めが必要

エミリーが父親の件でリベンジしたい気持ちは分かるけど、
エミリーは結局グレイソン・グローバル社の役員の全てに
復讐しようとしているのだろうか?どの程度父親の殺害に関与
していたのかどうかでリベンジするかどうかの見極めをして
いるのだろうか。
現在のポールが完全に改心しているのかどうかはよく分からなかった
けど、ポール自身の存在は唐突に出てきた感じにし見えなかったし
あの不倫の写真みたいなものは一体何処から出てきたのか、
その辺の流れも相当胡散臭いものがあった。不倫の写真は、ポール
が悪さをしていた頃のものなのか?

■悔い改めるものたち

今回はやたらとそれぞれに秘めた罪悪感に耐えきれず今にも
全て告白・暴露をするのではないかという感じに思えた。

口止めしていることだけど、みんな暴露しそうな勢い。

・シャーロットが一人でデクランの死に関して罪悪感を覚えている
ことで真実を話したジャック。
・ヴィクトリアが過去に於いてパトリックの事を500万ドルという
金で突き放していた事実。
・エイダンがエミリーと共犯だったとすることをヴィクトリアに
暴露した事実。

■エイダンの流れが邪魔過ぎる

今更エイダンが自分はエミリーの敵だとする流れを演出しても
ヴィクトリアがそれを信じるハズもないし、パトリックという
息子を得た彼女ならば、ダニエルが誰と結婚しようとも容認して
いきそうだけどね。
今のヴィクトリアが結局何を望んでいるのかよく分からない。
エミリーがパトリックとヴィクトリアを引き離そうとした事実
でも有ればまた復讐心が生まれるのかも知れないけど。
エミリーがノーランに不動産を買い与えていたとしても、別に
不思議ではない。そもそもヴィクトリアはノーランとエミリーが
仲良くしているのを知っている訳だしね。

■ジャックの威圧感

エミリーに対するジャックの無言に近い威圧感は相当なものが
有るな。ジャックとエミリーが元の関係に戻る事を
願っていたけど、それも今は昔って感じがする。
エミリーにとってもジャックにとってもどんな根底で繋がりが
あろうとも正直信用出来ないところにまで来てしまったんだなぁ
って感じ。
ドッグパークでジャックとエミリーが再会して、当時の犬のことを
話していたけど、当時の事を語り合えばもう少し色っぽい展開
になるのかなと思っていたけど、ホントに凍り付いていた感じ
だしね。

■新ダニエル・グレイソン

ダニエルが"新"になろうとも"リニューアル"しようともどうでも
良い感じがしてくる。
この人自体、主体性がない感じなので、シーズン2でも"新ダニエル"
の姿が有ったりしたけど、一体何度進化するんだ?って感じ。
進化の先に結局グレイソンが居るってことなんだろうけど。
マルゴーとHしなかったからと言ってドヤ顔されても非常に困る。


■検索用キーワード

・ブロンクスのマザーテレサ
・サウスフォークイン
・ルーチョ・フォンタナ 「モンスーンナンバー」
・エミリーの福音書の教えはされた罪を罪で返せか?子猫を巻き込む
ならば僕は抜ける
・ナイトラインの放送後、息子の名をかたるヤツからの手紙が殺到した
・宇宙が私を罰している

■使用された曲

・Fil EislerのEnd Credits Theme

・Camera ObscuraのDo It Again


ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子

マルゴー・ルマハシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フランス人
パトリック・オズボーン (Justin Hartley) ヴィクトリアの息子
ホルヘ・ヴェレス (Diogo Morgado) 医者

ポール・ウィットリー (James Le Gros) 神父
本人出演 (Richard Johnson) マルゴーが逢う。ニューヨークポスト紙
サンダース (David Moses) 司祭長
--- (Lizet Garcia) Photo Girl


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