リベンジ
Revenge シーズン3

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge_s3/





29 Mar. 2014
第5話 支配 Control

脚本/Ted Sullivan 監督/Allison Liddi-Brown
--------------------------------------------------------
復讐を果たそうとする者は状況を完全に把握しなければならな
い。危険を見極め感情を抑制し敵の動きを知る。成功を妨げる
最も大きな要因は仲間の勝手な行動だ。

ポール神父とコンラッドの乗った車のブレーキに細工した人物
はジャックだと話したエイダン。ダニエルはエミリーがヴーレ
誌に自分のプロフィールを乗せた理由を自分の人間性を否定し
たいが為の行動だとして結婚を前にして喧嘩に発展する。
また事故の結果コンラッドはハンチントン病ではなかったこと
を知る

コンラッドを殺そうとした人間を突き止めるというエミリーは
ブレーキオイルの染みが有ったとエイダンに語る。しかしそれ
を突き止めるのは俺の役目だと告げると、寧ろエミリーはダニ
エルとの関係を安易に考えており、彼を思い通りに操れるとは
考えない方が良いと指摘される。コンラッドは誰かに細工され
たという事は知らないわよね?とエイダンに尋ねるとそうだと答える
が・・・。

ジャックの元にはマルゴーがやってくる。
マルゴーはヴーレの創刊号が発売される記念に出版パーティー
をするのでジャックにも出席して欲しい事を語る。しかしジャ
ックはコンラッドだけでなくダニエルも創刊にかかわっている
事を知って俺はグレイソン家が苦手なのだとして断ろうとする
が、マルゴーは改めて来て欲しいと頼む。

コンラッドは敵が多いのは確かだか目下の敵はジャックだと
告げ、車を廃車にしたのは間違いだったと語る。エイダンは
自分がコンラッドに手を貸すことを告げるが、彼は我妻の
下部である君を信用出来るハズがないと語る。俺ならばあんた
の欲しいものを手に入れられるとしてシャーロットを取り戻す
ことを示唆する。シャーロットが急に離れたのはジャックが
彼女に何かを吹き込んだことが原因であり、今度は逆にジャック
のした事を吹き込めば戻ってくるだろうという。するとコンラ
ッドはジャックが塀の中で暮らすようにするようエイダンに
告げる。

パトリックとダニエルは共にヴィクトリアによって呼び出され
ていた。しかしそれは二人が会う機会を意図的にヴィクトリア
が作ったものだとすぐに気が付く。どうやら母の目的は僕たち
の仲直りのようだと告げる。するとヴィクトリアが現れると、
家族の平和を望むのは当たり前のことだと語る。
そんな中エミリーもまたヴィクトリアに呼び出されてやってくる
とダニエルに対して、今日はエミリーの誘いでシャーロット
と共に結婚式で着るドレスを買いに行くのだという。ノーラン
パーティーでのエミリーの発言のことはもう忘れたことを
語る。

ドレスに買いに行くエミリーたち。
ヴィクトリアとシャーロットは互いに話をする。シャーロット
は兄さんを守ることを告げると、ヴィクトリアはダニエルは
他人を信用しすぎることが有るとしてエミリーに対する疑念を
未だに抱いていた。それを聞いたシャーロットは、ママはいつ
も兄さんの婚約者に対してそんな態度を取っているという。
ダニエルの最初の婚約者だったサラの時にもママが邪魔をした
のだと語る。エミリーが一体何をしたのかとすると、最初に
エミリーとダニエルの婚約をぶちこわしてダニエルを傷つけた
のはジャックが原因なのだと語る。それでエミリーがダニエル
に本気で好きかどうかを見極めているのだという。エミリーと
ジャックは今でも関係は切れていない事を告げると、シャーロット
は確かにエミリーがジャックと仲良くしているのを目にしたが
ジャックは現在マルゴーと良い雰囲気だと語る。
--------------------------------------------------------
コンラッドに仕掛けていたエミリーの復讐作戦・ハンチントン病
作戦は見事失敗に終わり、更にはコンラッドを殺害しようと
していた人物が居たとする疑いが発生する。エイダンはエミリー
とジャックが近づいていると知って嫉妬のあまり犯人はジャック
だということに仕向けて行こうとするが・・・

今までは比較的容易に人の心を支配してきたエミリーだけど
徐々にコントロール出来ない状況に陥ってきたというところだろう
か。
シーズン1や2で見せたような鋭い復讐劇は影を潜めてしまい、
キャラクター自体にも一貫性が無くなってきたと感じるのは、
エミリー自身が復讐を止めにして、新たな道というものを
模索している部分が有るからなのか。ドラマとしては逆に決着の
方向性を見せようとしているのに、肝心のエミリー自体に
鬼気迫る感じがしてこない。

シーズン2で登場していたグレイソン家を見張っている組織が無く
なった分だけ緊迫感が薄まっているし、更にはノーランが復讐に
関してまるで乗り気では無くなっているので、IT技術を操作する
ような展開もなくなり、結局は心理的駆け引きを描こうとして
いるのかもしれないけど、ドラマ全体がぬるくなってしまった感じ。

シャーロットにしてもダニエルにしてもノーランにしてもジャック
にしても気持ちがコロコロと変わりすぎて正直絆とかそういう部分
がまるで見えなくなってしまっている。エミリーが家族の写真
を見せただけでダニエルは傷つけられた自尊心を取り戻してしま
ったのか・・先ほどまで結婚式は辞めると言っていたのに。

シャーロットが自分を犠牲にして意図して作られたジャックへの
嫌疑を晴らす為に自白させる辺りは上手いなと思ったのだけど、
全体的には面白味が無くなっている気がする。

やっぱりどうしてもエイダンが好きになれないのと、その受け皿
となるべきジャック自身も嫌なヤツになっていることが有り、
ダニエルに至っては論外なので、恋愛のベクトル的方向性がまる
で見あたらないところが、このドラマの面白味を失わせているのか
も。
ノーランとパトリックの関係も正直気持ち悪いので、キスシーン
とかあんまり描くのは辞めて欲しい。ノーランってこれまで
もの凄く神秘的キャラで魅力的だったのに、シーズン3に入って
どうも冴えない。


■検索用キーワード



■使用された曲

・Fil EislerのEnd Credits Theme

・DawesのStories Don't End
・Heavy HittersのLuxury Hotel - Trio (Inst.)
・Franz FerdinandのRight Action
・Melody's Echo ChamberのBisou Magique
・LescopのLa foret
・Big Black DeltaのMoney Rain Down
・Silversun PickupsのRibbons & Detours



ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子

マルゴー・ルマハシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フランス人
パトリック・オズボーン (Justin Hartley) ヴィクトリアの息子

--- (Sal Landi) Private Investigator
--- (Paris Benjamin) Boutique Owner
--- (Donnell Turner) Investor


inserted by FC2 system