リベンジ
Revenge シーズン3

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January 5, 2014
第11話 生還 Homecoming

脚本/Ted Sullivan 監督/Matt Earl Beesley
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ダニエルは甲板でヴィクトリアとエミリーが会話していること
を聞いてしまう。エミリーがダニエルと結婚する為に妊娠を
装ったこと。そして過去に於いてもグレイソン家の様子を伺う
ためにウェイターとして近づいている写真があるということ。
エミリーが開き直り、ヴィクトリアもしたことだとする中で
ヴィクトリアと入れ替わる様にしてやってきたダニエルは
エミリーが持っていた銃を使い思わず銃で発砲する。
甲板にエミリーの血が飛び散り、ウェディングドレス姿の
エミリーは海の中へと落ちてしまう。
シャーロットたちはすぐに異常を嗅ぎつけやってくると
エミリーが居ないことに気が付く。
一方エイダンとジャックは海岸でエミリーが到着するのを待って
いたが、計画では10分前に潮の流れに乗って到着しているハズ
なのに行方不明になっている事を知る

クルーザーに乗っていたものたちは、ハンプトンの沿岸警備隊
施設で事情を聞かれる。ハネムーンクルーズ中に失踪した
エミリーの事をマスコミも大々的に取り上げていた。

そんなニュースはノーランは微笑みながら聞いていた。
自分たちの計画通りに進行していること。そんなノーランの
元にパトリックがやってくると、クルーザーで何が起きたのか
と問う。パトリックはヴィクトリアが心配だとして探しに
いくと語る。

エミリーに起きて居たのは計画とはまるで違うものだった。
エミリーは何とか緊急用の信号を鳴らすとエイダンはその信号
を一瞬だけキャッチしたが、消えてしまったと語る。
緊急用の機材はブイに沈めてあるとしてジャックに語る。
エイダンはそもそも短期間での準備に無理が有ったのだとして
エミリーの計画が無謀だったことを語るが、ジャックは俺が
彼女に急がせたのだと語る。この夏に復讐を辞めなければ正体
をバラすと言ったのだという。

コンラッドはシャーロットの元にいくとエミリーの事は必ず
捜し出すと約束する。あそこにいた誰かがエミリーを撃った
のだというシャーロットは、エミリーが発砲された当時ヴィク
トリアが何処に居たのかをダニエルにたがねる。

マルゴーも警察の事情聴取を受けていた。
私たちはメインキャビンにいて、招待客たちと共にフィルムを
見ていたのだという。その時に落水警報が鳴り響いたのだと
語る。その当時の船内の写真が何百枚もあるとして警察に資料
として提出する。しかし肝心の証拠は渡さずにいた。

リディアの元にも刑事のブロッカーは問い詰める。
乗客名簿に載っていないこと。そして事件当時船内の何処に居た
のか誰も知らないことを告げると、リディアはコンラッドと
一緒にいたのだと語る。コンラッドも取りあえず刑事の前では
話を合わせるが、刑事が居なくなった後、リディアに対して
本当は何処に居たのかと問う。すると船室で貴方が来るのを
待っていたのだとし、犯人はヴィクトリアだろう事を告げ、
これは二人で人生をやり直すチャンスだと語る。

ブロッカー刑事はヴィクトリアにも事情を聞く。
現場で薬莢が落ちていたので誰かに撃たれたことは確かだと
いう。事件当時何処にいたのか。ヴィクトリアは自分は絶対に
撃っていないとするが、刑事は被害者と貴方の間では確執が
有ったと聞いていると語る。

一方エミリーは漁船に乗ってなんとか助かってはいた。
緊急用の発信器でエイダンに知らせるとエミリーの元にやってく
る。エミリーはこのまま計画通りに行こうと言うが、エイダンは
治療を受けないとダメだと語ると、意図的に船長にエミリーが
撃たれて倒れているというのを見つけさせ沿岸警備隊と連絡を
取らせる。

ジャックはノーランの元にいくと、計画が失敗だった事を語る。
ヴィクトリアは妊娠の件でウソだと気が付いてしまったのだという。
ノーランはヴィクトリアがエミリーを撃ったのかと問うが、
まだ分からないがエイダンは必ず犯人を突き止めると言っている
のだという。
そんな中サフォーク・メモリアル病院にエミリーが運ばれたという
連絡を受ける。しかしジャックが追い込んだこと。無事に
生き延びたと知れば今まで以上に危険にさらされるのではない
かと語る。助かった事を知ればコンラッドは自分達に都合の良い
様に話を作るか事実をねじ曲げるであろう事を語る。
ノーランは自分はメモリアル病院の大口スポンサーであることを
告げ様子を見に行く事を語る。ジャックにはマルゴーの元に
行ってもらい、彼女は船に乗っていたのだから何かを知っている
かもしれない事を語る。
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いよいよエミリーとダニエルの結婚式が行われ、グレイソン家
らしく関係者全員はハネムーンクルーズに乗せてナンケッタ島
へと向かう最中、事件が発生する。ダニエルはエミリーがウソを
ついていたことに対して裏切られた感が強く、咄嗟的に銃で
エミリーを撃ってしまったのである。事件発生当時船上でのアリ
バイが無いのは、ダニエル、ヴィクトリア、リディアだった。
関係者の誰もがヴィクトリアの仕業だと疑いの目を向ける中、
ダニエルはヴィクトリアに対して事実を伝える。
一方ジャックはまた一人、自分の知り合いの中で、グレイソン家
にかかわるものたちが傷ついた事実に直面し恐怖と怒りを覚える。

シーズン3のこれまでがどうも面白くないなと思っていたけど、
ようやく今回面白くなったかなって感じ。

エミリーの流れが何処まで計画的で何処まで作為的なのか
エミリー本人にしか分からない流れだと思っていたのだけど、
まさか本当に偶発的で、事件によって健忘症になっていたとは
思わなかった。
アマンダの死の痛み、そして父の死の痛みでも有る、恨みという
強烈な思念がエミリーの記憶の逃避から現実へと引き戻した
という所だろうか。人生の大半は恨みと共存してきたので
彼女自身の脳の皺には深く刻まれているのんだろうけどね。

シーズン3と言えば、ジャックが随分とガッタリな人になってしま
ったのが残念なシーズンだったけど、エミリーとジャックの絆を
ベースとしたシーズン1からの思い出や絆が、この記憶喪失によって
上手く蘇り、あるべき姿へと軌道修正を果たしていくことになるの
かなと思っていたけど、ドラマとしては一瞬にしてエミリーの記憶
が蘇ってしまう辺りも驚きの演出だった。シーズン3では思いっきり
ドラマとしての停滞感が有ってこのドラマも最早新しい方向性を
示すことは難しいと思っていただけに、その辺は流石アメリカさん
の脚本家陣営といったところかも。

このドラマ、リディアの使い方が上手いなと思う。
この人は不幸になる為、そしてヴィクトリアを引き立たせるが
為ばかりに出てきたんだろうね。ヴィクトリア帝國を揺るがそう
として近づくも永遠にその因縁は断ち切れないのだろうし、
愛人としての座からもある意味では抜け出せないところがあるの
だろうな。

記憶喪失の流れは、エミリー自身に「父親はデビッド・クラークだ」
ということを公表させるが為ばかりに演出したものなのか。
その流れから派生し、エミリー自身の過去に対する暴露によって
少しずつエミリー自身に及ぶ嫌疑というのも同時に発生して
しまうことにもなるので、グレイソン家に容易に近づけなくなって
しまうのかも。

不確定要素として存在し始めたのは、エイダンがニコという看護師
と精通していること。ニコ役のStephanie Jacobsenは
「メルローズ・プレイス」のローレン役や
Terminator: The Sarah Connor Chroniclesではジェシー役
としてデレクと同じ世界から来た人物だった。
ニコのフルクレジットを見てみると、なんと名前はニコ・タケダ!
エイダンと懇親にしている感じだけど、そのエイダンにタケダが
殺されたとする事実は把握しているのだろうか?
アメリコンに投資していたであろうタケダが損失したことも
有るだろうし、ここでも近づくフリして、リベンジが発生して
いたりしていくのだろうか。

気になる要素はいくつかある。
一つは記憶の混濁だと受け止められたけど、シャーロット自身が
エミリーの口からデビッドの娘であるという事実を聞かされた
こと。シャーロットはまだエミリーが異母姉である事実を知らない
訳で、この事実をどのタイミングで知らせていくのかなと思って
いただけに、今回その輪郭が少し現れた。

もう一つはやはりエミリーの持つタトゥーの意味がパトリックを
介してヴィクトリアに伝わりそうな事実があること。
今の所ヴィクトリアは単にエミリーのことを社交界に於ける名声
を得るが為にグレイソン家に近づいていると思われているだけ
なので、敵意の程は違うと思うけど、エミリーの本当の意味が
分かれば、どうリアクションを取っていくのか。
まかりなりにも愛したデビッドの娘であることと、罪悪感を背に
エミリーに対する態度がどう軟化していくのか。
そしてダニエル本人もまたエミリーを殺害した訳ではないけど、
撃ってしまった事実には違いがないので、その罪悪感とウソを
付かれて近づいて来たことに対する憤り感との葛藤に苦しんで
いくことになるのか。

ここに来てマルゴーの役割りもまた復活してきた。
ジャックに言われて密かにコンラッドへの追求は終息してしま
った感も有ったけど、ヴィクトリアに取り入ることの出来る数
少ない人物として貴重な存在となっていくのかも知れない。

久しぶりに夫婦間を通してヴィクトリア調が戻って来たところも
嬉しいね。

「証言台で頑張ることだ。茶番を見て笑ってやるよ」byコンラッド
「愛する人を裏切るって苦しいでしょ。なんていい気味なの」
by ヴィクトリア

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・Fil EislerのEnd Credits Theme



ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子

マルゴー・ルマハシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フランス人
サラ・マネロ (Annabelle Stephenson) ダニエルの元彼女

パトリック・オズボーン (Justin Hartley) ヴィクトリアの最初の子
リディア・デービス (Amber Valletta) コンラッドの元愛人
ニコ・タケダ (Stephanie Jacobsen) 看護師
ブロッカー (Fredric Lehne) Detective
アンジェラ・スターマン (Holly Hawkins) 医師
--- (Joel Bryant) Police Officer
--- (Caroline Whitney Smith) Police Woman
--- (John Knox) Fisherman
--- (Daniel Steven Gonzalez) Cop
--- (Melissa McCarty) Newscaster



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