リベンジ
Revenge シーズン3

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January 12, 2014
第12話 忍耐 Endurance

脚本/Sallie Patrick 監督/Sanford Bookstaver
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エミリーはクルーズ船で家族全員で新婚旅行に向かう中、
甲板の上でダニエルに銃で撃たれてそして病院へと運ばれる。
記憶を一部失っていたが、記憶は蘇る。
パトリックとヴィクトリアの元にいくと、ノーランの部屋には
∞マークのような箱が厳重に保管されている事を告げる。
ダニエルの変わりにリディアを犯人として差し出すグレイソン
家。エイダンは看護師・ニコ・タケダに対してエミリーのソバ
から離れるなと告げグレイソンを決して信用してはいけないと
語る。

「私の父は刑務所で日記にこう書いた。意思を強く持ち、最後
まで堪え忍ぶことで人生の価値は決まると。疲れ果て、痛みに
くじけそうになっても尚強い意思で戦い続けるのだ。何故戦う
のか。その理由を決して見失ってはならない」と。

ノーランは変装してエミリーの病室にやってくる。
エミリーはノーランに対して派手なジャケットを自分が着て
見たかっただけでしょと語る。エイダンは今どうしているかと
問うと、取りあえずダニエルには手を出すなと説得したという。
エミリーの具合はどうかと問うと、いつ頃復讐を再開出来そう
かと問われる。しかしエミリーはもう復讐は終わりだとして
私の負けだと語る。あんな暮らしには戻れないと告げ、こんな
ことになった以上はもう終わりにしたいと語る。記憶を取り戻す
のは嬉しいハズなのに私の人生は何を思いだしても辛く苦しい
ものだという。今すぐにここを出たいとするが、ノーランは
まずはキズを癒すべき事を告げまた回診に来ると告げる。

ニコはエイダンに対して私が病院にいる限りは安全だという。
私が誰かをエミリーに話しても良いのでしょとするが、エイダン
はそれを今言ったらエミリーは心を閉ざしてしまうだろうと
告げ、エミリーをここに連れてきて欲しいと頼む。入院が長引く
程に危険だとするが、見張っているから大丈夫だと語る。
それとも私が危険だと思うのかというニコ。エミリーとヨリを
戻したこと。計画が成功していればここにいたハズだったという。
現在頼れるのは君だけだと告げると最後の頼みだと語るエイダン。

ダニエルはサラの職場・ストアウェイへといく。
サラが失恋して自殺をし入院したことを聞いてダニエルは大丈夫
なのかと問うが、サラはこんな所には来ないで欲しいと告げ、
あなたは奥さんの元にいるべきだと語る。僕は君との関係を
修復したいのだと告げると、病院の入院費など支払いたい
事を語る。しかしあなたの金など欲しくないというサラ。
私が貴方の結婚で自殺したと思っているのかも知れないが、
酔ってバスタブで溺れそうになっただけのことだという。
そんな中ジャックが戻ってくると、エミリーからダニエルが
彼女を撃ったということを聞いていた為に、店から出て行けと
告げるとダニエルを殴り飛ばす。

スターマン医師はヴィクトリアに対して順調に回復していること
を告げ、記憶は徐々に戻っている事を語る。これからは
24時間体勢のリハビリ施設に入れるのが望ましいという。そう
すれば体も記憶も戻るだろうと。

ニコはヴィクトリアに対して自分が世話をするとして、名乗りでる
とエミリーをグレイソン邸へと運ぶ。
エミリーは目覚めると、医師の退院許可は下りたのかと問うが、
ヴィクトリアは貴方のことは家族みんなで守るという。ヴィクトリ
アはエミリーがどの程度記憶が戻ったか尋ねると、結婚式の
誓いの言葉のところまでは覚えて居るという。なんとかして
撃たれたときのことを思い出そうとしていると語る。
自分の家に戻って夫とゆっくり静養したいとするが、ヴィクトリア
はまだリディアは野放しになっているので危険だとして、それを
許可しようとはしなかった。
エミリーの前にダニエルがやってくると彼女はダニエルに逢いた
かったと語る。

ダニエルはヴィクトリアに対してどうしてエミリーが家にいるの
かと問う。ヴィクトリアはいつエミリーが貴方のしたことを思い出す
か分からないとし、病院から連れ出したのだと語る。ダニエル
は監禁するつもりなのかと問うと、エミリーの記憶が戻れば
意味がなくなるという。

ニコはエミリーの居る部屋で盗聴器がないか調べると、エミリー
にニコに対して一体誰と組んでいるのかと問う。私は自分と
父親の為に動いているのだというと、タケダの娘なのかと問う。
あなたは私の父の自慢の娘だったというニコに対して、お父さん
のことは残念だったという。しかしニコは父が強盗に殺された
なんて信じられないと告げる中、貴方のミッションを手伝う
語る。エイダンから貴方のことは聞いているとし、とても頑固
な人だと聞いたという。エイダンとはシドニーのミッション
の時に知り合ったのだと語る。
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エミリーはなんとか一命を取り留め、記憶も取り戻すことに
成功したがこれ以上グレイソンと関係を続けるのは辞めよう
と考え、復讐計画も終わりにしようとする。
ノーランやエイダン、そしてニコもまたエミリーの支援に
回ってくれるとしているが、エミリー本人が復讐を辞める
と言っているのでどうしようもなかった。しかしヴィクトリア
からは入院に際してエミリーに降りかかった"ある不幸な事実"を
伝えると、エミリーは再び復讐の為に行動を起こし始める。

エミリー自身が記憶が一瞬吹き飛び、そしてまた現実の世界に
引き戻されたことに対して、心が折れて復讐からを手を
引こうと考えていく。エミリーが再びグレイソンへの憎しみを
燃やすことになるカンフル剤とは一体どんなことなのか。

言葉ではハッキリとは言わなかったけど、手術によって子宮を
全摘出したということなのか。
エミリーがコンラッドに対して、シーズン3の序盤でハンチントン病
を装わせて絶望感を味わせたことが有るのに対して、今度は
逆にその絶望感を味わされた格好だった。そして何よりも、
子供が出来たと嘘を付いての結婚だった為に、悲しいけど、
因果応報って感じのエピソードの回収のされ方をしてしまった
感じがする。

実際に本当に子宮があるかなんかに関してはまだなんとも言えない
けど、もしも本当に摘出されているとするならば、摘出が妥当な
ものだったのかどうかが気になる。彼女がグレイソンの血を
引いていると分かれば、その血脈を絶つ為に・・・という大義名分
も出てきそうだけど、ヴィクトリアが子宮を取る様指示するとも
思えないのでやっぱり正当なものだったのか。

ヴィクトリアがこれまでに味わってきた愛のない結婚生活。
ヴィクトリアがそんな生活に我慢出来たのは社交界に於ける
ステータスを得る為だと思うけど、エミリーにはそんなステータス
は必要ない。しかし何よりも復讐という強い意識が有る限りは
グレイソン家が息絶えるまではそれが続くのかなと思わせるもの
が有った。

どんな復讐心で有っても時と共に忘れてしまうのが人間であり、
人間の自己回復力の中には精神的なものも含まれるのがあるとは
思う。中国の三国志などを見ていると臥薪嘗胆という言葉がある
ように、父親が殺害された恨みを忘れない様にする為に、自らの
身を苦行に立たせてその復讐を果たそうとするものが有る。
ジャッキーチェンの映画「少林寺木人拳」の中でもジャッキー
演じる小唖巴は、父親を殺害した相手を見つけ出すまでは
決して言葉は喋らないと誓っていたことが有る。

エミリーが今、名実共にグレイソン家となったのもヴィクトリア
と同じ運命を辿ろうとしているところに有るからだと感じるし、
どのようにして復讐していくのか。

正直復讐を辞めると言っていたのは、彼女の自作自演かと思って
いた。前回の記憶喪失同様にやはりエミリーというと復讐の人
ってところが染みついているので、中途半端なまま終わること
はないと思っているからなのか。

ニコはエミリーに父親の愛情を奪われたとして嫉妬している部分
も有るし、愛するエイダンもまたエミリーに奪われようとして
いる現実を目にしてとても不安定な状況に有る。
エイダンがタケダを殺したとしればニコもまた同様のリベンジ
スピンオフドラマとなってしまいそうな感じだね。
不謹慎なことにこの二人、父親が殺された場所でキスしようと
しているのだから嫌になってしまうね(笑)

そして何よりも無限大のボックスがパトリックによって盗まれた
こと。といっても当然偽の情報を掴ませ、ある程度の情報は
開示しつつ、グレイソン家のステータスを求めるばかりの人物
像だということを植え付けただけのようだ。
久しぶりにエミリーが自宅に戻ると無限大の傷跡に触れるシーン
が有った。それとは対象的に上述したタケダが殺害された現場に
於いて日本刀の痕が柱に刻まれているところがまた何ともいえ
ない対象的・象徴物となった感じ。

エミリーがリベンジ継続を決めたことで、ジャックとエイダンの
反応が気になるね。


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■使用された曲

・Fil EislerのEnd Credits Theme

・MiloshのDo You Want What I Need
・JunipのAfter All Is Said and Done


ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子

マルゴー・ルマルシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フランス人
サラ・マネロ (Annabelle Stephenson) ダニエルの元彼女

パトリック・オズボーン (Justin Hartley) ヴィクトリアの最初の子
リディア・デービス (Amber Valletta) コンラッドの元愛人
ニコ・タケダ (Stephanie Jacobsen) 看護師
ジェス (Nazneen Contractor)
アンジェラ・スターマン (Holly Hawkins) 医師
ビアンカ (Conor Leslie) グレイソン家の家政婦



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