リベンジ
Revenge シーズン3

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge_s3/





January 19, 2014
第13話 憎悪 Hatred

脚本/Gretchen J. Berg、Aaron Harberts 監督/John Terlesky
--------------------------------------------------------
「幼い頃、父は毎朝こう言っては私を起こしたものだ。「素敵
な日の出が見られる」。その言葉通りに輝く太陽の光、だが、
父から引き裂かれた後、朝の太陽は燃え上がる炎に見えた。
それは憎しみの炎だった。今も一日は憎しみの炎で始まる。」

エミリーは目が覚めると腹部から血が出ているのを知る。
ニコに連絡を入れるとすぐに処置してくれる。貴方は父親の
お気に入りの弟子だからいつでも協力するというニコ。エミリー
はこの血を見たお陰でタケダの教えを思い出したという。
ニコは傷口を縫わないとダメだとするが、エミリーは突然ニコ
に対して親の居ない子の夢を知っているかと問う。親が二度と
戻って来ないと悟ったとき、自分が子供を持つ夢を見て寂しさ
を紛らわせるのだという。しかしダニエルのせいでその夢も
叶わなくなったという。それを聞いたニコは戦える体に戻す
ならば時間をかけないとすけないとするが、エミリーは傷口
はそれで塞ぐとして焼きごてのような熱せられた暖炉のかき混
ぜ棒を使い塞いでしまう。まずは心理戦から始めるという。

ノーランはパトリックの元にいく。
審判の日が来たというノーランに対してパトリックは、彼を
殴って気絶させた上にノーランの持っていたエミリーの資料
を盗んだことを謝罪する。しかしゴメンで済む話ではないと
すると、そんなに母親のご機嫌を取りたいのかと問う。君は
歪んだ病気だと告げると、君は自分がどんないきさつで生まれた
か知りたがっていたがヴィクトリアは話していないのだろう
と告げ、僕はヴィクトリアを頼まれて君の事を探している間
に警察の調書を手に入れたという。1974年のもの。パトリック
のことを探しているもう一人の人物がいる事を語る。

エミリーはグレイソン邸にデレク・ロビンソン医師を招く。
するとヴィクトリアとばったり遭遇する。ヴィクトリアは
私のセラピストと何をしているのかと問うと、シャーロットから
実の父のことを知った後にあの先生のお陰で仲直り出来た
と聞いたので自分もその溝を埋めようと思った事を語る。
そんなの埋まるハズがないというヴィクトリア。ダニエル
も拒絶反応を示していることは理解しているがきっと時間が
解決するという。

ジャックとマルゴーは一緒に彼の部屋で目覚める。
朝目覚めた時にあなたやカールが近くにいるととても安心
するという彼女。そんな中、散歩しながらボビーの書店に
いくとマルゴーの執筆した記事の新聞が並んでいた。
マルゴーは目を通すと自分が書いていない記事が掲載されている
事を知る。

コンラッドの元にエミリーがやってくる。
コンラッドはグレイソン邸から出て行く準備をしていた。
ここから出て行くのかと問うと、ようやく解放されたという。
エミリーがリディアに罪を着せた時点で私は幸せになる最後
のチャンスを失ったのだという。私は自分の幸せのために
ダニエルを庇ったことを語ると、コンラッドはエドガー・アラ
ン・ポーの「タマレーン」を引き合いに出すと、この本の
主人公は権力ではなく愛に価値を見出したのだとすると、
ダニエルは必ず裏切る事を告げ、自分はサウスフォークイン
から戦いの指揮をとることにするのでいつでも来てくれと語る。

そんな中エミリーの元にビアンカが来るとダニエルの元に
マルゴーから電話がなっていることを聞かされる。
エミリーはダニエルの部屋にいくと、ドアの外から彼に対して
このままずっと避けているのかと問うと室内に入る。
するとなんとダニエルはベッドでサラと共にいるのを目にする。

サラは母親からの電話でジーナおばさんのパーティーへ
来る様言われるが仕事が忙しくて行けそうにないのだと語る。
エミリーはサラに対して家から出て行くよう告げ、私たちの結婚
を壊さないでと語る。しかしサラはエミリーに対して惨めでは
ないのかと問うと愛されていないことは分かっているだろう
と語る。妊娠したなんて嘘を付いて・・と語ると、エミリーは
ダニエルは私を試しているのだと語る。嘘を付いたのだから
こうなったのは仕方がない部分は有ると言うが・・・
--------------------------------------------------------
エミリーはウェディングクルーズで自分のことを撃った人物
がダニエルであるにも関わらず、それを隠してコンラッドの
恋人であるリディアに責任を押しつけたことで、取りあえず
ダニエルが捕まることはなかったが、ダニエルはエミリーに
対して何の罪悪感も持たず自宅にサラを引き込む始末。
エミリーは身から出た錆とは言え、ダニエルに撃たれたこと
で妊娠出来なくなった体だという事を知って、益々グレイソン
家に対する敵意を燃やしていく。

一番懸念すべきはエミリーの記憶が飛ぶという状況が生まれて
しまったことかな。
突然場面が転換するものだから、夢オチなのかと思わせられる
のだけど、まるで状況が違う場面が目の前に現れるので、視聴者
としても混乱させられるばかり。

懸念すべき流れは他にも、ニコをロシアに追い払おうとしたエイダン
の思惑だけど、日本刀を思わず見つけてしまったところとか、
コンラッドの最初の妻が凄い顔して現れたことか。

「殺し屋と天才のおかしな同居生活も良いけど訳の分からない
人を止めるなんてズーズーしい」というノーランの台詞は
面白かった。

エミリーとダニエルが争うほどに周りが傷ついていくという
流れが有った。
なんと言っても一番憎たらしい存在として、父親への恨みの対象者
であるコンラッド以上に、ダニエルの方がダイレクトで
エミリーを傷つける姿が有るので、伝わる憎さが大きいな。
今後彼をどう料理していくのか気になるけど、基本的にはやっぱり
父親を殺したコンラッドにこそ責任が有るのではないかという
感じがする。どのような手順で料理していくのかな。

ダニエルが開き直ったのと同時にサラもまた完全に上流階級
っぽい振る舞いをするところが憎たらしさというのを上手く
引き出していたね。「ローマの休日」でも見ようというサラ
に直接イタリアに行こうと誘うダニエルさん。

エミリーが妊娠を出汁にして気を引きつけたようなことになって
いるけど、エミリーも語っていたようにサラが現れなければ結婚
までの流れは順調だったという事実も有り、突然出てきたサラが
グレイソン家に対する不当な扱いに憤る気持ちは分かるに
しても怨む相手を間違えているんじゃないかという感じ。
この人も病んでいるのかコロコロと気分や態度が変わっている。

エミリーは妊娠出来ない体にされたけど、焼きごてで強引に
傷口を塞ぐ姿が有った。そのお陰なのか既にプールで泳ぐエミリー
の姿が有った。ダニエルに対する罪悪感を引き出す為にも
スキー事故で両手が義手となってピアニストの夢を絶たれた
「スチュワーデス物語」の片平なぎささんが演じた新藤真理子ばり
に、"ヒロシ!"とばかりに痛々しいキズ痕を見せ続けたらどうかと。

コンラッドとダニエルと争う姿が有るけど、元々二人の間に
は歪みがあるのは分かるにしても、今更コンラッドがヴーレ誌を
ダニエルから取り上げるという行動に意味があるのかって感じ
もするね。まぁエミリーにとっては都合が良いのかも知れない
し、ストーリーの流れからすれば、部屋に自活させるよりも
ダニエルにはグレイソン家に縛られる状況を作った方が
良いことは確かなようだ。

パトリックとヴィクトリアの流れ。
パトリックの出生の秘密とは、ジミーという男性に襲われて
妊娠した男性だったということ。何処まで本当かどうかは
分からないけど、それを知ったパトリックはどういう行動を
取るのか。

サラを追い出す流れは、エミリーが自宅にサラの母親を呼び出した
ことだった。親子関係というのがテーマとなっていた感じの
今回のエピソードだったけど、ニコとタケダの関係にしても
色んなところで家族の存在が抽出されているな。


ジミー役を演じるのはBrett Cullen。
「Person of Interest」ではフィンチと犯罪防止システムを
作った創始者役、「跳べ!ロックガールズ 〜メダルへの誓い」
はペイソンの良き父親役として出演していたね。


■検索用キーワード

・ブレナン建設
・養父母はエドとバーバラ
・ビアンカに10万ドル
・フォートナムメイソンのアールグレイ

■使用された曲

・Fil EislerのEnd Credits Theme

・Mikky EkkoのWe Must Be Killers
・Calling Cards by Neko Case


ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子

マルゴー・ルマルシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フラン ス人
サラ・マネロ (Annabelle Stephenson) ダニエルの元彼女

スティービー・グレイソン (Gail O'Grady) コンラッドの最初の妻
パトリック・オズボーン (Justin Hartley) ヴィクトリアの最初の子
リディア・デービス (Amber Valletta) コンラッドの元愛人
ニコ・タケダ (Stephanie Jacobsen) 看護師
ジミー・ブレナン (Brett Cullen) パトリックの父、15才のヴィクトリアを襲った
ロレッタ・マネロ (Jayne Brook) サラの母
Dr.デレク・ロビンソン (Dar Dixon) セラピスト
--- (Joe Abraham) Man
--- (Michael Boucher) Baggage Handler
ビアンカ (Conor Leslie) グレイソン家の家政婦

グレゴリー・ホフマン () デクランを殺した
シスター・レベッカ () ヴィクトリアがパトリックを預けた




inserted by FC2 system