リベンジ
Revenge シーズン3

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January 19, 2014
第14話 回帰 Payback

脚本/Sunil Nayar、Christopher Fife 監督/Romeo Tirone
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『戦いを挑む時はいつでも理性こそが強い武器になる。直感と
訓練で磨き上げ、敵と味方、愛と憎しみを理性で嗅ぎ回る。
理性を失うことはただ丸腰になるのとは違う。傷ついた心は
諸刃の剣となり一歩間違う留と自分自身が次の犠牲者になる。』

エミリーは記憶が飛ぶことに関して、検査をすることになる。
スターマン医師によると身体的には予想以上の回復を見せて
いるし、頭部の外傷は永続的な神経障害ではないと語る。しかし
前頭葉と側頭葉の間に小さな腫れがある事を告げる。エミリー
はそのせいで鼓動の音が聞こえたり、また記憶障害を起こす
のかと問う。自分や他人の傷つけたりするのかと問う。

コンラッドはグレイソン邸に行くとヴィクトリアと逢う。
サウスフォークインに拠点を移してから忙しい事を告げ、新しい
事業にすっかり夢中である事を語る。明日にでも互いの弁護士
を同席させて離婚の手続きをしようというコンラッド。
しかしヴィクトリアはこの家を手放すつもりはないと告げる。
そんな中、ヴィクトリアの元にギャラリーが火事になったことを
報告する。

ジャックとマルゴーは一緒に住む家を見て回っていた。
コンラッドがヴーレの株を買ったことを受けて、社の経理担当者
が辞職した事を語り、これで三人目だと語る。ジャックは成り行き
を見守るしかない事を告げ、昨年店をグレイソンに買われた際
にもそうだったという。彼の狙いはあくまでダニエルだという。
そんな中ジャックはこの家に決めないかと語ると、父からの教え
で最初に気に入ったものを買えと言われている事を語る。
マルゴーに対して本当に一緒の生活で良いのかと問うと、私は
新しい人生を送るためにここに来たのだと語る。

シャーロットはゴルフしているダニエルの元にやってくる。
明日の私の誕生日を忘れているでしょ?というシャーロットは
その為に欲しいものをリクエストしにきたという。デザインの
仕事をしようと応募したが落とされた事を告げ経験が不足して
居る事を語る。そこでヴーレ誌で働かせてくれないかというもの
だった。ダニエルは父がボクの株を全て買い取って首にしたの
で今はもう社員でも株主でもない事を語る。シャーロットに
対して父さんを利用してやれと告げると、お前の為ならば父
は何でも言う事を聞いてくれるだろうとのこと。明日は必ず
豪華なパーティーを開くという。両親も友人も信用出来ない中、
僕たちは互いに協力していくしかないと語る。

ヴィクトリアはパトリックの元にいくと、ギャラリーを火事
に導いたのはパトリック本人だという事を知る。夕べヴィクト
リアの話を聞いて感情的になってしまったのだという。そんな
中、ヴィクトリアを15才の時に虐待したという建設会社のジミー
・ブレナン
がやってくる。その姿を見るとヴィクトリアは
顔をこわばらせる。

エミリーはノーランの元にいくとエイダンのことを尋ねる。
彼は自家用機で何処かにいった事を告げ、このまま逢わない方
が良いだろうという。エミリーはノーランに頼んで12時間前の
エミリー自身の行動を探る為にサウスフォークインの監視カメラ
映像をハッキングしてもらっていた。記憶障害が起きている事
を話すエミリー。幸いなことにエミリーとコンラッドは二人で
部屋に入るがすぐにコンラッドは出てきて、エミリーは一人
で部屋で寝ていたこと。翌朝にコンラッドが起こしに来る
映像が映っていた。
ノーランは何故エミリーはコンラッドと悪巧みなんて考えてい
るのかと問う。現在脳をスキャンした結果を専門家に診てもら
っている事を告げるエミリーに対して、ノーランはセラピスト
に逢ってみたらどうかという。しかしエミリーは真実を知られる
ことによる危険なだけだと語る。今まで自力で乗り切ってきた
ので今回も乗り越えるという。
そんな中エミリーの携帯にロサンゼルスからの電話が入る。
スティービーからの電話で、こっちに来たので離婚の手続きを
進めようと言われる。
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ダニエルによって撃たれた傷は徐々に回復したものの、
エミリーの中では精神的に築いたことで、まるで二つの人格
が同居するかのような状況に有った。そのスイッチの入り方
に関しては、予想できない状況であり、記憶を失っている
状況の中で、自分が何をしているのか分からない状態に
ちょっぴり戸惑いを見せていく。

エミリーの記憶が飛ぶという状況が予想以上に癖のある展開を
見せているな。
不確定要素として単純に目の前の復讐心だけに目を向けるだけ
には行かなくなったことで妙な緊迫感を持ち始めてしまった。

外傷的問題ではなく精神的な問題だと発覚し、より困難な
状況だと思っていたところで、更には追い打ちをかけるかの
如く遺伝的素因があるのではないかとするエミリーの母親・カーラ
の事情が改めて語られた。
シーズン2はそんなエミリーが子供の頃に母親に殺されかけたが為に
父親がカーラを精神病院に入れて、エミリーとは離したことが
記憶として蘇ってくるエピソードだったけど、カーラが発症した
年齢にエミリーも達したということで今後この問題をどう解決
していくのか。

先週の「Dr.HOUSE」S6-5も遺伝的な病気によって苦しい患者の
物語だったし、このドラマと同じくハンプントが舞台となって
いる「救命医ハンク」の大金持ちのボリスはそれと同様の悩み
と戦っている人物だった。


ヴィクトリアの名前がヴィッキー・ハーパーだということを知る
人物がまた一人。かつて贋作家のドミニクとの恋愛が明らかに
されたこと(S1-17)が有ったけど、ジミーはヴィクトリアが15才
の時に出会った人物だ。
パトリックがまた一人そんな人物に対して殺人を犯した。
前回の牧師殺しと違って今回は事故だったとしても、母を守る
という名目のために相変わらず人を殺しては罰を受けない姿が有る。
人を殺めても罪に問われなくなったら、立派なグレイソン家の
人々の一員だ。
グレイソン家の周りでこれだけ人が死んでいるのに、誰一人と
してそれを解き明かそうとするものがいない現状と、自分の良い
部分だけを大々的に回顧録と称して発表しようとしている
コンラッドの姿が滑稽に映る。こういう時こそ、刑務所に送られて
しまったジャーナリストの存在が必要だよね。

スティービーというコンラッドの最初の結婚相手が、離婚弁護士
のような形で関わってくるという辺りはちょっと意外だけど、
この人が当面はコンラッドを脅しては金をせしめようとして
やっぱり殺されてしまう人物なのか(笑)

シャーロットは父親の企みを知る為にヴーレに潜入。
ジャックはマルゴーと共に共同生活をするも、マルゴーの父
パスカル・ルマルシャルという世界を牛耳るメディア帝王が
コンラッドとの関係が浮上し始めた。単なる投資家の一人と
して関わっていたのかどうかは分からないけど、彼のメディア
での影響力を通してエミリーの父の飛行機事故の一連の流れの
世論誘導を図っていた可能性は排除出来ない部分もあるのかな。
それを知ったジャックはマルゴーとの関係をどうするのか・・
って感じになるのかも知れないけど、まだその辺はどうなるのか。

ニコの件も今回あっさりと勝負が付いたけど、生きている限り
復讐が止むことはない感じがするので、どういう扱いになってい
くのか気になるね。

■使用された曲

・Fil EislerのEnd Credits Theme

・Dave Thomas JuniorのThis Is Really Happening
・Vancouver Sleep ClinicのVapour
・Lo-FangのAnimal Urges
・Someone Still Loves You Boris YeltsinのYoung Presidents


ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子
マルゴー・ルマルシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フラン ス人

スティービー・グレイソン (Gail O'Grady) コンラッドの最初の妻
パトリック・オズボーン (Justin Hartley) ヴィクトリアの最初の子
ニコ・タケダ (Stephanie Jacobsen) 看護師
ジミー・ブレナン (Brett Cullen) パトリックの父、15才のヴィクトリアを襲った
Dr.アンジェラ・スターマン (Holly Hawkins) エミリーの医師
テレサ (Rosemary Dominguez)
ラリッサ (Tina Casciani) パーティーコンディネーター
ナニー (Jamie Owen)
--- (Diana Pham) Waitress



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