リンガー 〜2つの顔〜
Ringer

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第3話 フレンチ・レッスン If You Ever Want a French Lesson...

脚本/Hank Chilton 監督/Allan Arkush
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シボーンが自殺した事を知ってブリジットは彼女に成りすまし
て生活することにする。しかしシボーンを狙う暗殺者がブリジ

ットに間違えて襲いかかってくる事を知り、シボーンもまた
何かを抱えて生きていた事を知る。そんな中、シボーンは
フランスのパリに居たが、何者かがシボーンに連絡を入れ、
まだブリジットが生きているので不味い事になっていると報告。
ブリジットは襲いかかってきた男性を殺害するも、その遺体
をいざ処分しようとすると無くなっていた事を知る。


朝、ジュリエットの元にシボーンの夫・アンドリューがやって
くる。眠れなかったという彼女に対して妊娠しているので
仕方が無いのかもしれない事を告げる。ジュリエット
マイアミ
に住む母・キャサリンの元に行った事を聞かされると、ブリジ
ットは女の子には母親が必要だと告げる。彼女はアンドリュー
にコーヒーを用意したというと彼は驚きの表情を見せる。
そんな夫からブリジットに対してやって欲しい事が有るとして
11時に指定された場所に来て欲しいと言われる。

アンドリューが出て行った後、ブリジットはマルコムに電話
する。彼からニューヨークに居ても大丈夫なのか?と問われる
が、寧ろシボーンのフリしている方が安全みたいだという。
しかしシボーンを狙った暗殺者が何者の手によって差し向けら
れたのか分からないので、気をつけるよう言われると、ブリジ
ットは狙ったヤツを探し出すという。しかし手がかりは犯人
が所持していた携帯電話しかなかった。通話記録はなく、
マルコムに指示を仰ぐと、
携帯にはシリアルナンバーが書かれ
ているハズだとしそこから何か分かるのではないかという。
ブリジットは思わず携帯電話を落として拾おうとすると、
アンドリューのデスクから、シボーンとアンドリューがツーシ
ョットで写る写真を見つけてしまう。その写真のシボーンは
暗殺者が持って居た写真と同一のモノだった事から、暗殺者
を差し向けたのはアンドリューなのではないか?と疑う。

ブリジットはシボーンと再会したときのことを思い出すと
夫婦仲が確かに悪そうだった事を思い出す。しかしマルコムは
結論を急ぐのは早いとし、まずは殺し屋とアンドリューに
繋がりが有る事を探し出せと告げる。

そんな中、地下駐車場に居たマルコムの事を襲いかかる三人組
の姿が有った。男の一人は犯罪者のボダウェイであり、ブリジ
ットが裁判で証言しようとしていた人物だった。

マチャドカパティーノに命令し、シボーンの携帯電話の通話
履歴を調べる令状を取るよう判事に掛け合うよう指示するが、
無茶だという。シボーンに関してはボダウェイの件は逸脱して
いるからだという。しかしそれよりも
ワイオミングに戻って
ボダウェイの身辺を洗った方が良いのではないかと言われる。
しかし10年ボダウェイを追ってくる中で、ボダウェイはありと
あらゆる犯罪に手を染めていたが、殺人は9件も犯しているのに
全て立件は免れている事を語る。15人の手下をその間に逮捕す
るも報復を恐れて誰一人としてボダウェイの事を語らない中で、
ブリジットが唯一証言しようとしてくれた人物だと語る。
シボーンが匿っている可能性が高いと言うが・・・

一方ブリジットは犯人の携帯電話について、ちょっぴり怪しげな
電気屋に携帯を持ち込み、この携帯から何か分からないか?と尋ねる。
しかし何処にでも売っているプリペイド式の使い捨て携帯電話
であり、中にあるICカードを調べるには特殊な技術が必要で
そこにアクセスが出来るのは警察かFBIか相当ヤバイ組織だけ
だと言われる。

その頃
フランスのパリでは、シボーンはバーに居る中で、
一人のアメリカ人ビジネスマン、タイラー・バレットがバー
にやってくる。タイラーはフランス語が話せず苦労している
タイラーに声を掛けると、彼氏は
バンクトレソン社に勤めて
おり、親会社は
マーティン=チャールズだという。シボーンの
事を尋ねると、自分はコーラ・ファレルだと名乗る。
シボーンは彼の手に419号室だとメモし、フランス語が必要な
らばいつでも教えるとしてその場から立ち去る。

ブリジットはアンドリューから指定された
ホレイショ通り924
にやってくる。人気が無く、スラム化しているような危険
地域にも思えたが、その建物の中からはジェマが現れる。
ジェマグレゴールと共にそこで待っていた。室内にはダグラス
ハナント
の秋コレもののファッションが陳列されており、
アンドリューからパーティーを成功裏に終わらせたことに対す
るお礼にドレスをプレゼントされたのだと初めて知る。

ヘンリーはアンドリューの元に行くと、
投資を解約して欲しい
と頼む。今の出版社では上手く行かず、自費出版で本を出したい
のだという。アンドリューは彼が投資している30万ドルに
関してここで投資から手を引けばソンをする事を告げるが、もう
決めたのだとして、解約を申し入れるのだった。

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ドラマは、シボーンの現在の家庭環境を知らないジュリエットが
手探り状態で話を合わせていく様子が面白く描かれている。
コールドリーディングのような形で相手から情報を引き出し、
その話に自然に合わせていく様が上手い感じだね。
そしてジュリエット自身の度胸が座っているところは有る意味凄い。


■シボーンを殺害しようとしていたのは誰?

アンドリューが如何にも怪しい人物だという事でドラマは
構成されていたような流れだった。
特にアンドリューが持って居たツーショット写真は、殺し屋
が持って居たモノと同じ写真だし、呼び出された場所は
変な男が立っているし、シボーンが過去に離婚弁護士の
アブリー・ジマーマンに相談していたことを知る。
そこで物件についてアンドリューが資産隠しをしている事が
分かる。

■マルコムはやっぱり襲われる

前回はなんとか襲われずに済んだけど、今回はついにボダウェ
イによって捕まってしまった。ブリジットの居場所を聞くため
に拷問して、何か注射を打ってしまった。携帯電話でやりとり
していたけど足の付く携帯なのか否かが問題だね。
拷問に耐えられなくなったマルコムが、つい居場所を話したり
脅されて誘き出されてしまうのかもしれない。

■やはり妊娠はシボーン

フランスのパリに居る彼女。理由は分からないけど、妊娠し
ていて、今回であったタイラーとベッドに居る際に突然気分
が悪くなり洗面所に駆け込む姿が有った。
バーで酒を飲んでいた感じだけど、大丈夫なのか。
そして最後にヘンリーに電話している姿が有ったけど、声を
発することは無かった。

■ブリジットに接触してくる犯人

何度か犯人がブリジットに接触して携帯電話を返すよう要求
してきた。携帯電話を返せば二度と追うことはしないとの
事だけど、携帯電話はそんなに大事なモノなのか。
見る人が見れば電話した主が分かるとの事だけど、弁護士に
頼むなり何なりして調べる方法は無いのか。

■ジェマの親は資産家だった

ジェマの父はティム・アーボガストという人物で、相当な
資産家のようだ。しかしティムが20年来付き合っている投資会社
はファーバーファンドだという。オリビアから何とか自分たちの
ファンドに鞍替えさせようとするが、イマイチオリビアがやろう
としていた作戦が見えてこない。とりあえずジェマとの繋がり
を保つために、マーティン=チャールズファンドから投資精算
するのを阻止したのかな。

■マーティン=チャールズの関係者、タイラー・バレット

シボーンの夫のアンドリュー・マーティンと繋がりのある
タイラーという男性がシボーンと接触。この人物は一体何なの
だろうか。ブリジットはアンドリューの事を信じてみようと
しているが本当に信じられるのか。

■NY市ブラット通り227

結構このドラマ、土地の名称が詳しく表示される。
その中でもアンドリューが会社名義でこの土地を資産から
外して隠そうとしているのではないかとの疑惑が持ち上がる。
アスベストによって訳あり物件だと判明するも、落ちていた
資料にそう書いてあっただけだからね。

■マチャドはシボーンの事をよく調べている

5万ドルを引き出した事と、ダンスレッスンと会合には毎回
出席していたこと。そしてダンドリッジホテルのスイートルーム
で毎週木曜日にヘンリーと逢っていた事。

マチャドにシボーンを襲った犯人のことを調べてもらえば
良いんだけどね。

ブリジット・ケリー (Sarah Michelle Gellar) 妹、姉シボーンに成りすます
ヘンリー・バトラー (Kristoffer Polaha) シボーンの不倫
アンドリュー・マーティン (Ioan Gruffudd) シボーンの夫
ヴィクター・マチャド (Nestor Carbonell) FBI捜査官
ジュリエット・マーティン (Zoey Deutch) アンドリューの娘
マルコム・ワード (Mike Colter) ブリジットの話し相手
タイラー・バレット (Justin Bruening) バンクトレソン社・パリ
オリビア・チャールズ (Jaime Murray) アンドリューのパートナー
キャサリン・マーティン (Andrea Roth) ジュリエットの母

ジェマ・バトラー (Tara Summers) シボーンの親友
ボダウェイ・マカウィ (Zahn McClarnon) ギャングのボス
オリバー・チャールズ (Jaime Murray) アンドリューと共同経営
ダグ・カパティーノ (Chris Elwood) 刑事

ペギー・ルイス (Michelle Stafford) シボーンの知人
アブリー・ジマーマン (Loren Lester) 離婚弁護士
ダニエル・エクナス (Noah Watts)
--- (Jordan Marder) Tall Man
グレゴール (Darryl Stephens) スタイリスト、ゲイ?
--- (Wes Robinson) Electronics Clerk
--- (Michel Francoeur) Parisian Bartender
ペニー (Nikki McKenzie) オリビアの秘書
--- (Denis Donohue) Laughing Man

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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