リンガー 〜2つの顔〜
Ringer

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第10話 協力者の報酬 That's What You Get for Trying to Kill Me

脚本/Eric C. Charmelo、Nicole Snyder 監督/Stuart Gillard
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チャーリー(ジョン・デラリオ)は、パリにいるシボーンに電話
し、感づかれた事を報告。
マルコムはチャーリーが第二の隠れ家にしているアパートを
見つけ地下室の鍵こそ開けられなかったものの、
地下室には
何か隠してある
と考え、そして
チャーリーの家から携帯電話を
盗んできた
事をブリジットに報告する。

ブリジットは帰宅するとアンドリューが部屋一面に白いバラを
飾り待っていた。一体何の日なのか?というブリジットに対して
一日早いけど
結婚記念日のお祝いだという。あっという間の
6年だったと二人は語る。明日8時半に
ダニエルズでのディナー
の際に本当のプレゼントを贈ると告げ、愛していると互いに
久しぶりに声を掛け合う。そしてその晩二人はベッドで愛し合う
のだった。

翌日、ブリジットはシボーンのパネルを眺めていると義理の娘
ジュリエットが起きてくる。
"兄弟が見ている"と意味ありげな
発言をしたかと思えば特に意味は無さそう。ブリジットが学校
に登校していく。
一方マルコムから電話が有り、
チャーリーの部屋に有った携帯
はチャーリーのものではなくジェマの携帯電話だった
と報告する。

フランス・パリ
シボーンはタイラーにカウンターのバーで会うと説明させて欲
しいと近づく。夫にクレジットの使用履歴がバレて、戻ってこい
と言われていること。すんなりと別れてくれないから、身分を
隠していたのだと告げる。アンドリューは善人ぶっているが
本当は違うとして、シボーンは目の周りに出来たアザを見せる。
タイラーはそれでも違法行為に荷担させて僕を破滅させるつも
りだったのだと告げると、最初は利用するつもりで接触したの
も事実だが、今は貴方のことを段々と本気になっていたのも事実
で、貴方のために戻って来たのだと語る。しかしタイラーは
それでも信用は出来ないと語る。

ブリジットはマルコムに会うと、チャーリーがジェマを拉致
して地下に監禁しているであろう事を告げる。しかし何故
チャーリーがジェマを拉致する必要が有るのか。シボーンの
周りの人物に全て危害を加えようとしているのではないかと
推察。マルコムは警察に言おうと告げ、地下に居ると言うことを
示唆するよう仕向ければ良いだけだと語る。

サルダーナタワーズ刑事は、通報を受けチャーリーの家に
いく。チャーリーはタワーズの名前を聞いてスティーブ・
ノーマン
の相棒かと問う。チャーリーは自分の元相棒で5年間
ニューヨーク市警で組んで居た事があると告げる。
チャーリーという偽名を使っている事を指摘されると、断酒会
では誰でも偽名を使う物だとして、別に隠すことはないと語る。
タワーズはジェマの持ち物がチャーリーの部屋に有ったと聞いて
いるとするが、薬物中毒のマルコムの事など信用するのかと
東。現在指紋を照合中との事だった。しかし二人が部屋を捜索
するもジェマは見つからなかった。
それを知らされたマルコムとブリジットは、恐らくジェマを
移したのだろうとし、刑事ならば俺なんかよりもチャーリーの
方を信じるだろうと語る。

チャーリーは再びシボーンに電話し、ブリジットがジェマの件
をかぎつけていると報告し、ジェマは知りすぎているので殺す
という。シボーンはそれだけはダメだとするが、今更ここまで
して友人ぶるなと語る。シボーンは貴方と争う気は無い事を
告げ、協力してくれという。それならば今までの倍の報酬を
寄越せというが、今すぐには払えないとすると、取引は終わり
だとして、
もうシボーンからの指図は受けないと電話を切る
のだった。

ワイオミング州・ロックスプリングス
ジミーマチャドは殺人現場に来ていた。
殺害されたのはボダウェイの元でダンサーをしていたメアリー
カーティス
だった。ボダウェイにはアリバイがあるのだろう
からここでも起訴は出来ないだろう事を語る。マチャドは
ジミーな警察内部にボダウェイの内通者がいることを告げ、
メアリーからの情報だと、内通者はマタドールと呼ばれて居る
人物だという。今までの協力者はシェイリン・ブリックスだっ
たが彼女も殺害された事を語る。モグラの存在に気がつかれた
のだろうとし、くれぐれも気をつける様語る。

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マルコムはチャーリーが怪しいと考えて、ブリジットに相談
しつつ、この件を警察に任せようとする。チャーリーは
追い詰められたと分かると、知りすぎているジェマを処分し
ようとするが・・・

これまでちょっぴり停滞感が漂っていただけに、今回は大きく
物語が前進したような話だった。

ジェマの件が片付いたことと、ボダウェイの流れでジミーが
内通者である事が判明して、上手い事マチャドに捕まるという
展開が用意された。マチャドのこれまでの無能っぷりからする
と、ようやくFBIらしい事をしてくれたという感じなのか。

ジミーがブリジットを意図的に逃がした事が前回明らかにされた
けど、逃がして殺すという展開を用意する予定だったのだろう
か。

何と言っても怖すぎるのは、アンドリューは平気で人を信じ
過ぎる所が有り、誰でも男性を容易に部屋にあげすぎる所が
気になる。ブリジットの事を信じている為に部屋に通さない
訳にもいかないのかもしれないけど、チャーリーとブリジット
が室内で二人きりにさせられるというシーンは、ちょっぴり
怖いものがあった。

もう少し頭を使って会話を録音するなりして、自分を守る
為の手段を講じれば良いのにとか思う所が有ったり、シボーン
が容易にニューヨークとフランスを行き来しすぎる所があった
りして違和感が有りまくりだったけど、何よりもタイラーが
シボーンの言い分をそのまんま信じてしまうという辺りが、
ちょっとあり得ない展開だったかな。

一方ジュリエットとカーペンターの件でも展開に進展が有った。
あの教室内でジュリエットはそのまんま襲われたのだろうか。
ヴェロニカ・マーズでも相当悪ガキっぽさを演じている
Jason Dohring演じるカーペンターなだけに、ただでは済まない
とは思っていたけど、果たしてこの流れはどうなってしまう
のか。

ブリジットとアンドリューがとても良い感じの関係になり、
そして傷ついたジュリエットを救っていくことで、本当の家族
みたいななるのかなとは思うけど、ニューヨークに舞い戻った
シボーンが彼らの前に現れた時、果たしてアンドリューはどちら
を選ぶのかという感じだね。
そもそも何故これだけ優しいアンドリューの元からシボーン
が逃げだそうとしたのかが謎として残っているね。

ブリジット・ケリー (Sarah Michelle Gellar) 妹、姉シボーンに成りすます
ヘンリー・バトラー (Kristoffer Polaha) シボーンの不倫
アンドリュー・マーティン (Ioan Gruffudd) シボーンの夫
ヴィクター・マチャド (Nestor Carbonell) FBI捜査官
ジュリエット・マーティン (Zoey Deutch) アンドリューの娘
マルコム・ワード (Mike Colter) ブリジットの話し相手
タイラー・バレット (Justin Bruening) バンクトレソン社・パリ
オリビア・チャールズ (Jaime Murray) アンドリューのパートナー
キャサリン・マーティン (Andrea Roth) ジュリエットの母

ジェマ・バトラー (Tara Summers) シボーンの親友
ボダウェイ・マカウィ (Zahn McClarnon) ギャングのボス
オリバー・チャールズ (Jaime Murray) アンドリューと共同経営
ダグ・カパティーノ (Chris Elwood) 刑事

チャーリー・ヤング (Billy Miller) 依存症の集い
ダニエル・エクナス (Noah Watts) ギャングの一員
Mr.カーペンター (Jason Dohring) ザッカリー校・教師
ジミー・ケンパー (Darren Pettie) FBI、銃を盗まれた
エリザベス・サルダーナ (Emily Swallow) N.Y市警
タワーズ (Maximiliano Hernandez) N.Y市警

メアリー・カーティス (Amber Benson) ダンサー、情報提供、死
アンドレア (Chelsea Tavares) ジュリエットの彼女
マックス (Gregory Hinton) Security Guard

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