リンガー 〜2つの顔〜 Ringer http://www.cwtv.com/shows/ringer

21 Feb. 2012
第14話 消せない記憶 Whores Don't Make That Much

脚本／Robert Doherty 監督／Janice Cooke
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ブリジットはシボーンとショーンが一緒に写る2005年の写真を
見て私があんな事をしたせいで・・と責任を感じていた。

ブリジットはマルコムを連れてシボーンの秘密のオフィスへと
向かう。彼にここ最近起きた事を全て説明する。
二日前に来た時には室内にはオフィス用品が有ったが今では
全てが無くなっている事。ここでシルバーの船のついた鍵を
見つけたが無くなった事。そしてブリジットがこのオフィスを
見つけた際に、何者かがクローゼットで私の事を監視していた
という事。シボーンを殺害しようとしていた人物はチャーリー
以外の人物で有る事も語る。マルコムはブリジットに対して、
追跡アプリを登録して置くとし、互いの居場所がGPSで分かる様
にするものだという。

アンドリューは仕事の顧客・アンダーソンと電話で会話している
中で、元妻・キャサリンがやってくる。娘のジュリエットの事
で話があるという彼女は、娘がマイアミで暮らすことに同意
してくれないか?という。現在のジュリエットはどう見ても
良い状態ではない事。その理由に、ドラッグ、学校での喧嘩、
飲酒運転、更には娘を襲うモンスターまで出現している事を
告げる。9月にマイアミに来たジュリエットはとても居心地が
良さそうにしていた事を告げるが、アンドリューは親権は僕が
持つ約束で離婚したのだと告げる。そもそもアルコール中毒で
有る君に預けるのは無理だという。今ならば娘の為に酒も止める
事が出来るというが、アンドリューは同意出来ないという。
キャサリンは3ヶ月を振り返ってみて、ニューヨークがあの娘
にとって良い場所だったのかよく考えて欲しいと頼む。

テッサは5万ドルもする高級外車・SVUで登校する。
それを見たジュリエットは目を引くような行動は絶対にしない
と約束したハズだと語るが、まだベッドの下には300万ドルは
有るという。ジュリエットはそんな大金を手元に置いている事
に不審に思うが、16歳の里子が銀行に預ける事が出来るはずも
無いと告げる。分け前をどう使おうと私の勝手だとし、あんた
とはまた喧嘩相手に戻る方が都合が良さそうだと語る。

アンドリューは弁護士と娘の親権について話し合う。
するとジュリエットの不安定な状況を鑑みると、キャサリン
が親権を申し出れば不利な事も有るかも知れないと語る。
アンドリューはその事をブリジットに相談する。
アンドリューは例えまた転校させてもキャサリンが居たら同じ
事の繰り返しだという。確かに今は仕事ばかりで娘と親子の
コミュニケーションが不足している事を認める。するとブリジ
ットはジュリエットを本当の子供であると思っている事を告げ、
アンドリューと本当の家庭を築きたいことを語る。

マルコムはアンドリューの会社でシステム担当者として働く
中、ヘンリーがアンドリューの元にやってくる。アンドリュー
はマルコムをヘンリーに紹介する。
ヘンリーはアンドリューに対して、ポートフォリオの投資を
解約したい事を告げる。現在ジェマが亡くなって以降周りの人物
を信用するのが難しくなっているとし、ある友人がアンドリュー
の事を詐欺師だと言っている人が居るという。その人物によると
アンドリューは詐欺師なので、解約には応じないだろうと話を
しているので、誤解だと思いたいので是非解約させて欲しい
という。

一方ブリジットの元にカナリーローズフローリストという花屋
から電話が鳴る。今年もペインター氏への配達は予定通りに
行って良い物なのか?と問われる。2007年以降毎年100ドルの
花束をナンシー・ペインターに同じ日に贈るよう契約をして
いると聞かされる。ペインターの住所を尋ねると、ニュージャ
ージー州・パターソン・メインストリート1947番だという。
シボーンの秘密のオフィスの上に置いて有ったメモに書かれて
いた住所だと感じる。ブリジットは配達人と一緒にナンシーの
元を尋ねると、その家を訪ねる。
シボーンはナンシーに逢うと、相手は驚いた表情を見せ、
毎年誕生日に必ず花束を贈ってくれるなんて優しいのねと告げる。
最近ニュースでジュリエットの事が取り上げられていたので
噂は耳にしていたが、気まずくなるのが嫌で連絡しなかった
のだという。ブリジットは部屋にショーンの写真が飾られている
事を知り、ここはショーンの父親でありシボーンの元夫だった
ディランの実家である事を初めて知る。

ブリジットは7年前ネバダ州タホ湖に住んでいた時の事を思い
出すのだった。
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■シボーンの影を追うブリジット

シボーンが未だに死んでいると思っているブリジット。
シボーンが用意していた謎のオフィスは何を意味しているのか
の探索を今回マルコムと共に考えていく。
マルコムが居るだけである意味心強いものが有るな。

今回はシボーンが毎年贈っていた花束の宛先が、オフィスに
有ったメモ紙の住所と符合する事を知り、その人物が誰なのか
を追求していく。

■シボーンとブリジットの間に起きた2005年の出来事

シボーンと一緒に写っている少年・ショーンとの写真は以前
から提示されているものが有ったけど、それが意味するものが
何なのかはよく知らされていなかった。今回ショーンが何者
なのかが分かると同時に、シボーンとブリジットが決別する
理由が描かれた格好だった。

このドラマではしょっちゅうネバダ州のタホ湖の事が描かれて
いたけど、今回は更に一歩踏み込んで描かれた格好だった。

ブリジットとしてはディランを信じたばかりに双子の姉を
失う事になった感じだし、この件でシボーンは人生を狂わされ
たという格好なので、何とも言えないものが有ったね。

シボーンがディランの母に贈っていた花束も、かなり怨念を
込めて贈っているものだろうし、何とも言えないものがある。

■ディランはどうしようもないヤツだった

このドラマ、どうしようもないヤツが多すぎる。

キャサリン・・・アル中で家族を捨てる。
テッサ・・・金を手にした途端に成金根性丸出し。
ディラン・・・妻子を捨てて逃走。戻って来てはショーンに
会わせろと要求。
ジュリエット・・・母親に操られてる。

ブリジットとしてはシボーンが夫に辛く当たり過ぎるとし、
例え妻子を捨てた人物だが、ショーンの父親である事には
変わらないとして、勝手にショーンを連れ出してサーカスに
三人で出かける。その帰りに雨の中交通事故によってショーン
を失ってしまったというのが、事の顛末のようだ。

■ジュリエットを操るアル中の母キャサリン

この女性もまたどうしようもない人物。
親権を寄越せとか言っているけど、アルコールを辞めてから
親権を主張しろと小一時間なものが有る。
この状態ならば裁判を起こしても、アンドリューが勝つだろう
って感じで、何を恐れているのかという感じだよね。

■人の子供を預かる恐怖

アメリカと言えばベビーシッター大国。
法律によって子供がある程度の年齢になるまで、家に一人で
置いておく事さえ禁止されているので、近所の学生とかに
アルバイト感覚が面倒を見てもらったり、子供の居る親同士が
代わる代わる面倒を見合うというものがある。

ブリジットはシボーンの子・ショーンを預かり自分の判断によ
って死なせてしまった事。そして今またジュリエットという
娘を預かっている状態。一時的にブリジットの心は揺れるけど
マルコムの存在は偉大だったね。

■テッサ、襲われる

襲ったのはキャサリンの関係者なのか。
まぁテッサは口が軽そうなので、仲間にもすぐに金のことを
言いそうなので、襲われるべくして襲われた感じもするけど、
ジュリエットは完全にカーペンター先生の仕業だと考えた様だ。

■マルコムは鍵の存在を目にする

ブリジットが冒頭で言っていた銀の船のキーホルダーの鍵。
それを所持していたのはヘンリーである事が分かる。
シボーンとヘンリーはマルコムの存在を知って警戒している
状態だし、マルコムもまたヘンリーが鍵を持って居ることで
不審さを感じている事だろう。ヘンリーの家のPCのメンテナン
スにいく事になりそうだけど、そこで何が起きるのか。