リンガー 〜2つの顔〜 Ringer http://www.cwtv.com/shows/ringer

28 Feb. 2012
第15話 不吉な影 P.S. You're an Idiot

脚本／Robert Berens 監督／Allan Arkush
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フランスのパリ。
シボーンは医師(Henri Lubatti)に、診察を受ける。
HCGレベルが高めだが問題は無いという。しかしシボーンに対し
て妊娠5週目であり双子である事を告げる。

マンハッタン。
ブリジットとアンドリューはグリアとジェフと一緒に会食して
くる。二人がナパに一度行ったくらいでワインのカペルネの
微妙な渋みに言及していた事を笑い種にしていた。
ブリジットが部屋に行くと、何故かテレビの音が聞こえる事に
気がつく。なんとブリジットの好きなホラー映画「サマーキャ
ンプ・スラッシャー」が流れていたのである。最近バタバタし
ていたので、ムービーナイトくらいゆっくり楽しもうと告げる。
映画「君に読む物語」はもう見飽きたという彼は、ブリジット
にキャンディを薦める。なんとその中にはキャンディリング
が入ってた。アンドリューは2、3ヶ月前にブリジットが一番
ロマンチックな思い出を話してくれたのでそれを再現したのだ
という。ブリジットが少女の頃、ティミー・マクペンカラと
一緒にミッドナイトショーに忍び込んで見た映画の思い出で
そこでもらったのがキャンディリングだったというもの。
ブリジットは実はその話は、姉妹から聞いたものだとし、
あまりにも羨ましかったのだとして自分の話のように語って
しまったと告げる。アンドリューはもう偽らなくても良い事
を告げ、もう少し早く状況が分かれば何ヶ月か前にこうして
いた事を語り、もう一度改めて結婚しようと語る。

シボーンは医師から妊娠の話を聞いて違和感を覚えていた。
8月の中旬に妊娠したハズなのにどういう事なのかと。
それを聞いていた医師は、相手が夫じゃないのが心配なのか?
と尋ねるが、寧ろその逆で夫の子である事が問題だという。

ディナーの席で、アンドリューはジュリエットの居る前で
改めてブリジットと結婚式をやる事を告げる。ジュリエット
は一度結婚しているのに変な事をするのねとしながらも、
カワイイ事だという。前回の式にはジュリエットが出席出来
なかったので今度は出席して欲しいという。ブリジットは
彼女に花嫁の付添人の代表として出席して欲しいとすると、
彼女の中で自責の念が生まれ始める。

ジュリエットの元にカーペンターから電話が鳴る。
テッサの事故の件で、ニューヨーク市警から色々と不快な
尋問を受けたとし、この先警察にチクったのが君だと分かった
り、僕を告発すれば後悔する事になると忠告する。

一方マルコムはヘンリーの自宅でパソコンのインストール
を行う。ワープロ時代は良かったが、今ではパソコンでの
執筆活動によって自分ではトラブルが対処出来ないのだという。
マルコムはヘンリーに対してソフトを購入した際の認証コード
があるハズだとすると、ヘンリーはそれを取りに二階への
探しに行く。マルコムはその間に彼の荷物を調べると、そこ
にはオーゼック運送の領収書が入っていて、事務所の荷物
を移動させた事が書かれていた。シボーンの事務所を移動させ
たのはヘンリーである事を知る。マルコムはすぐに引っ越しの
代金を支払ったのがヘンリーである事をブリジットに電話する。

ブリジットはその頃、ウェディングドレスを探しに、6年前
にも担当してもらったマーガレットの店でドレス合わせを
していた。ドレスブランド"リームアクラ"はオーソドックス
なものが多いのでアレンジが難しいという。ブリジットの好き
なホワイトローズを持てば6年前と遜色はないとするが、
イメージが違うとしてブリジットは、これまでのイメージとは
違う物を求める。

アンドリューは出勤すると、オリビアに再度結婚する事を
報告する。オリビアは最近幸せそうだと告げる。そんなオリビ
アの元にメールが届くと、社内にスパイが居るとXERXESから
メールが届く。
その頃マルコムはオリビアのパソコンを定期メンテの名目で
調べていた。それをクロディーヌによって知られるが・・・

ブリジットはヘンリーの元に行くと、オフィスの件を問い詰め
ようとする。しかしあのオフィスは元々我々でシェアしていた
物件であり、もう俺たちは別れたのだから精算するのが自然
だろうという。鍵とキーホルダーが無くなっている事を指摘
すると、キーホルダーはお揃いの物を一緒に買ったものであ
り、君のキーホルダーが無くなったからと言っても僕は知らない
と言われる。荷物は貸倉庫の方にあると言われる。

ジュリエットは父・アンドリューからの大金を引き出させた
計画の首謀者の実母・キャサリンに逢うと、カーペンターから
脅されている事を話す。彼はあくまで道具だとすると、ジュリ
エットは本当にこんな事をしても良かったのか?と問う。
母は一緒に二人で何処かに行こうとするが、今はタイミング
が悪いとして、義母と父が結婚式を行う事を語る。
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■シボーンの妊娠

シボーンが妊娠している事は確か。
で、一番の問題は誰の子供を妊娠しているのかという点だ。

パリに居るタイラーには、あなたの赤ちゃんだとして操り、
そしてヘンリーにも本当は彼の赤ちゃんのハズだったが、
今回アンドリューの子供だと発覚。
タイラーの子供では無いにしても、ヘンリーの子かアンドリュ
ーの子かなんて分かるものなのか?そもそもシボーンって
いつ頃まで夫と夜の関係が有ったのかイマイチよく分からない
しね。

■ジュリエットの後悔

アンドリューから多額の財産を奪う計画をしていたのは
アンドリューの元妻のキャサリンだった。
上手い事計画を実行したハズが、成金になったテッサが暴走
した為に、激しく襲われ、更には仲間であるはずのカーペン
ターからも脅迫を受けるという始末。
カーペンターとキャサリンが娘には内緒で繋がっているかと
思えば、結局全ての悪事はキャサリンが主導しているという
もの。
ジュリエットは自責の念によって、父親に全てを告白しよう
とするとキャサリンとカーペンターは急いで330万ドルを持って
トンズラしようと考える。一応キャサリンは娘の事を気にして
いるらしいので、逃げるフリしてカーペンターから金を奪った
けど、こんなやり方すれば必ずしっぺ返しが来るのは明らか。
策士なのかもしれないが、策に溺れているキャサリンの姿
だね。

因みに詐欺はマドフ詐欺事件の様な、ポンジスキームと呼ばれ
る詐欺の様だ。

■マルコムとブリジット

マルコムとしてはブリジットと一緒になりたいが為に行動を
起こしている感じ。ブリジットがアンドリューと結婚するのを
阻止する流れには、アンドリューが不正を働いている事だけ
ではなさそう。

ただマルコムはホントそこらのFBIよりも良い仕事をしている
感じで、次々と謎を暴いていく。
しかし知らない方が良かった事も引きだし、オリビアが単独で
不正を働いているかと思えば実際にはアンドリューの発案で
詐欺をしている事が判明する。

■ブリジットは告白しやすい状況に・・・

冒頭のアンドリューとブリジットの話の流れを聞いていると
既にブリジットがシボーンではない事を告白しているのか
と思った。そしてその一週間前に時間が引き戻されたりする
のかなぁと。

しかしアンドリューがこれだけヤバい事をしていたという事実
はブリジットにとっては好都合かも。ただ一緒に泥舟に乗る
のか、それとも愛の為に犠牲になるのか・・・

よく分からないのが何故シボーンはアンドリューをそこまで
嫌っていたのかという事だよな。
展開を見ると、結婚式の時から既にシボーンとアンドリュー
の中は悪かったみたいだしね。
シボーンが秘密を抱えている事が嫌みたいだけど、アンドリュー
も随分と大きい爆弾を抱えているんだよね。

■ヘンリーから渡された書類の箱

その書類にはウェッソン会計事務所のことが書かれていた。
プラット通り227の住所は、元その会計事務所が有った場所で、
シボーンはその事を突き止めていた様だが、何故殺し屋が
そこで出て来たのかは謎だ。ブリジットを狙ったモノでは無く
本当はシボーンだったりすするのかな。
しかしシボーンがブリジットにこの資料を渡したって事は、
自分の存在を分かってもらう為なのだろうか。