SUITS/スーツ
SUITS

主題歌: Ima RobotのGreenback Boogie





Jul. 14, 2011
第5話 暴かれた秘密 Dirty Little Secrets

監督/Dennie Gordon 脚本/Jon Cowan
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ルイスはセスマイクに対してハーバードクイズを出題する。
ハーバード出身の判事や大統領、更にはハーバード大に通って
いた人にしか知らない四角いピザ店の名前などを出題する。
ルイスは法律のように正確さを期した答えがルールだとして、
間違えを許さない。セスが勝利したかと思われたが、高裁の
判事に関して、マイクはセスの答えが間違えている事を指摘
して勝利する。2位だったセスには万年筆が送られ、優勝者の
マイクにはプロボノ案件をプレゼントされる。マイクにとって
初めて単独で担当する裁判だった。

マイクはハービーに逢うと、ルイスには自分がハーバード大
卒業ではないことがばれている事を告げる。ハーバード大の
システムにハッキングして僕の記録を改ざんしておかねばなら
ない事を告げる。しかしハービーは君の過去は余程のことが
ない限り調べられることはないとし、それはオレと一緒にいる
からだと語る。
そんな中二人はジェシカが男性・クエンティン・サインツ
逢っているのを目にする。

ハービーはジェシカのオフィスに行くと、二人は付き合っている
のか?と問い、もしかして依頼人なのかと問う。彼が抱えている
問題はニューヨークの弁護士の誰もが知っている負け戦だと告げ、
彼の製薬会社が出しているALS(筋萎縮性側索硬化症)の特効薬
人を殺すとされるものだという。しかしジェシカは元々不治の病
であり飲んでも飲まなくても死ぬものだと告げ、原告の訴えが
間違えている事を主張するという。ハービーはリスクが高いと
するが、ジェシカは彼とは結婚していたので彼がウソを言わない
性格である事は分かると告げる。ハービーはその案件をオレが
引き受ける事はないと告げる。

翌日、ハービーはジェシカに対して結婚祝いと称してプレゼント
を渡す。ハービーとジェシカは互いのプライベートには立ち入ら
ないとする暗黙の了解が存在していた。ジェシカは彼と結婚し
ていたのはハービーが学生だった頃の話だという。自分が引き受
ける訳にはいかないのでハービーに担当して欲しいと告げる。
しかしクライアントの元妻が僕のマネージングパートナーだと
いうのは相当やりづらいとして、自由にやれない限りは絶対に
引き受けないと語る。しかしジェシカは大手ではない製薬会社が
新薬を売り出すのはとても大変なことであり、これは大事な
訴訟なのだと語る。それならば何故自分で弁護しようとしない
のかと問うと、離婚した後にあの人は彼の会社のリサーチ
コンサルタントをしている女性リサとつきあい始めたからだと
告げる。

一方マイクはプロボノ案件として、フランクという男性から
相談を受ける。二年前に住んでいるアパートの大家カリンスキー
にアパートの修理を依頼したが言っても改善しようとしない
のだという。最初はセントラルヒーティングが壊れ、ガス漏れ
が発生し、更にはトコジラミが発生している状態だという。
大家にクレームを言っても全く言う事を聞かず自費で直すこと
を余儀なくされているという。マイクはそんな不自由ならば
引っ越すのも一つの手だとするが、自分には兄弟や両親が現時点
ではおらず、あのマンションで生まれてからずっと育ってきた
為に思い出の場所なので離れられないのだという。しかし
いつからか発生したトコジラミによってとても眠れる状況では
なくなったのだという。証拠がないと動けないとし、役所に
訴えてもまるで調査に来てくれないのだという。
マイクはその足ですぐに役所に行きグレンダにアパートの調査を
依頼するが、二週間後の木曜日に派遣すると言われる。
マイクは今すぐ検査して欲しい事を訴えるが、グレンダは職務怠慢
で訴えても無駄だとして、既に対応済みという顔をする。
するとマイクは君のことを探偵に調べさせて何か違法なことを
していないか調べさせると脅す。自分の名前はハービーだと語る。

ハービーはサインツに逢う。
すると突然サインツから2000試合以上連続出場してその強靱さか
らアイアンホースと呼ばれたMLBの名選手ルー・ゲーリッグ
ことを聞かされる。そんな彼もALSを発症した事を告げ、
これが発症すると現在でも3年から5年で亡くなるものだという。
しかしサインツが開発したアミリンクスという薬を飲めば、
大抵手足や言語傷害が出て最後には呼吸さえできなくなる病気
なのに、快適に過ごせるようになり余命も伸びるものだという。
自分たちは1億3900万ドルの開発費を使い、8年かけてこの薬が
安全だという事を調べたのだという。訴えてきているのは、
末期がんの患者6名であり、色んな病気を発症しているが全て
ウチの薬のせいにしているのだという。
しかしハービーは訴えられるだけでも会社に対するダメージ性
や薬に対する信憑性を疑われることを考えれば、和解金を支払った
方が良い事を告げ、訴訟が長引き程に危険な薬だと認識される事を
告げる。

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■薬害被害 vs 製薬会社

担当:ハービー、ジェシカ
対立する弁護士:チャーチ

ALSという筋萎縮性側索硬化症の薬を巡り、原告団は薬を服用
したことによって重篤な肝機能障害を起こしたとして訴えて
くるもの。

クライアントが何よりもジェシカの元夫・セインツだったと
いう事で彼の性格を知っているというジェシカが誰もが
負け戦だとする案件を引き受けてそれをハービーに回すとい
うのだから酷な話。
ハービーとジェシカが組んで仕事をするというのは初めて
だという事かな。

クライアントとの信頼関係が必要だというのに結婚生活末期
の夫婦の如く化かし合い・・・と言うか本音で語り合えない
所にまた一癖も二癖も有った感じ。
相手の弁護士が製薬会社の不利な立場を利用して金を巻き上げ
る傾向にある弁護士だとするところを見抜いたところまでは
良かったけど、臨床の段階でセインツの会社の臨床を担当する
リサが事実を改ざんしていたという事が判明し、再び不利な
状況に陥る。
製薬会社の財政状況もまた改ざんに対して不利な状況に輪を
かけてしまった訳だけど、薬自体は万人には聞かなくとも
効果が出ている人がいるという面では皮肉な感じ。
ただ少なくともその嘘は絶望ではなく寧ろ希望に発展するもの
が有ったのではないかなと思う所も有るので、そう後味が
悪いものではない。

賠償金を勝ち取っても使える時には限りがあるし、それならば
寧ろ投資に使うという辺りのまとめ方も上手かったけど、
リサはどうなっていまうんだろうね。

元々セインツは何時の時から自分がALSだということが分かった
かによって浮気に対する見方も変わってくる。

チャーチ弁護士役のAnthony Starkeは、
跳べ!ロックガールズ 〜メダルへの誓いの我が儘娘の
ローレンの父・スティーブ役を演じていた人。


■家賃滞納 vs 管理者責任

担当:マイク、レイチェル
対立する弁護士:タナカ

無料で行うプロボノ案件。
フランクという住民は管理者のカリンスキーが管理者の責任を
果たしていないが為に自己負担で修理をし、しかもトコジラミ
が発生している状況を無視しているとして訴える。
しかし相手のカリンスキーも家賃滞納、そして保証金に当たる
小切手の支払いが出来ない状況にあることを突いて互いに
牽制し合う。

マイクが初めて担当したもの。
マイクは有る意味初めてだらけで誰にも教わらずに法廷に
立つというのだから相当怖かっただろうね。

被害者が長年住んでいることとか、情に訴えてここはクライア
ントにとっては唯一のふるさとだ・・みたいな訴え方になるの
かなと思っていたけど、結果的にトコジラミを仕込んでいた
のが管理人だったというとんでもない案件だった。
役所が使えないというのはどの国でも同じなんだね。

レイチェルと夫婦役を演じて物件を見に行ったけど、その辺の
流れが効果的だったのか分からず、また同じような被害に遭っ
ている人を探して訴えようとしていたけど、どれだけその流れ
が効果が有るのかは謎だった。

アメリカンらしく台詞の端々に野球用語が含まれているところ
が有った。

そしてレイチェルとマイク、良い感じの関係になれそうだった
けど残念ながら同僚とは付き合わない宣言をされてしまった。

それよりもルイス、仕事しろ(笑)

ヴィヴィアン弁護士を演じたChristina Chang。
プライベート・プラクティスのシーズン3のバネッサ役。
CSI:マイアミではレベッカ・ネビンズ州検事役として複数話出演。
24シーズン3のサニー・マーシー博士役。
デスパレートな妻たちのストーン検事補役。
リベンジではカーリー・サーグッド役として出演。

・Ima RobotのGreenback Boogie
・Christopher TyngのEnd Credits Theme
・The Album LeafのBlank Pages
・Foster the PeopleのPumped Up Kicks
・Graffiti6のFree

マイク・ロス (Patrick J. Adams) 記憶力が天才的
ハーヴィー・スペクター (Gabriel Macht) 弁護士、シニアパートナー
ジェシカ・ピアソン (Gina Torres) 弁護士事務所"ピアソンハードマン"経営
ルイス・リット (Rick Hoffman) 弁護士、ハーヴィーのライバル
レイチェル・ゼイン (Meghan Markle) パラリーガル
ドナ・ポールセン (Sarah Rafferty) 弁護士

トレバー (Tom Lipinski) マイクの親友
ジェニー・グリフィス (Vanessa Ray) マイクの親友
エディス・ロス (Rebecca Schull) マイクの祖母

クエンティン・セインツ (Russell Hornsby) 製薬会社CEO、ジェシカの元夫
ヴィヴィエン・タナカ (Christina Chang) 弁護士・住宅訴訟関連
クリストファー・チャーチ (Anthony Starke) ALS製薬事件・原告側弁護士
フランク・カルヴェロ (Matthew Lemche) プロボノに弁護を依頼
ジョニー・カリンスキー (Paulino Nunes) 不動産業・大家
レネ・オーブチョン (Donald Burda) 判事・製薬会社裁判
デボン (Julian DeZotti)
セス・ケラー (Ben Lewis) 弁護士
エリザベス・シェリング (Suzanne Coy) 判事・住宅訴訟
グレンダ (Kim Roberts) 役所、無愛想な対応
--- (Nahanni Johnstone) Sales Agent
--- (Christian McKenna) ALS Man
--- (Sheila Boyd) ALS Patient
--- (June Ng) ALS Patient
--- (Kevin Power) ALS Patient
--- (Clinton Walker) ALS Patient
リサ・パーカー (Sharon Leal) セインツの彼女
--- (Colin Price) Doorman

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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