第7話 偽りの十字架 Hookman

アイオワ州のとある街で、深夜にカップルが襲われる。
車には何かで引っ掻いた跡。カップルの内、男性はつるし上げ
られ殺されていた。

遡ること1862年。聖職者が肉欲の罪として売春婦13人を殺害
した事件から派生したもの。その聖職者が手にしていたのは
銀のフック。

聖職者の父親が娘を守る意識が強いために霊が取り憑いたのか。
それとも人の道を逸れたら罰を受けるという父親の教えを
受ける娘に取り憑いた物なのか。

事件としてはかなり不条理なもので、彼女の気持ちが霊に乗り
移って犯行を繰り返す物だが、最後は自らの悔い改める心に
付け入り自らが襲われる。

退治方法は今回も予め分かっているのだが、問題なのは遺体は
無名墓地に埋められている事。

殺人鬼が持っていたフックを溶かして作った十字架の銀細工。
亡くなった人の魂を鎮める為にそんな十字架にしたのかも知れ
ないが、血に塗れたものを再生して肌身離さず持つネックレス
にするというのはかなり悪趣味ではないか。

大した罪では無いといってはなんだが、殺されるほど悪いこと
をしている訳ではないので、今回の被害者達はなんとも可哀想
だ。しかもロリの恋人、親友、肉親が襲われてしまうのだから。

今回は珍しく弟の方にラブロマンスの芽が存在した。
ガリ勉で真面目?なサムらしく自制の利いた役割だったが、
最後は結構切なかった。

出演
ジャレッド・パダレッキ (サム) 次男
ジェンセン・アクレス (ディーン) 長男
サマンサ・スミス (メアリー) 母親
ジェフリー・ディーン・モーガン (ジョン) 父親
エイドリアン・パトリック (ジェシカ) サムの彼女
ニッキー・エイコック (メグ) 悪魔が送り込むエージェント
ジム・ヴィーバー (ボビー) ウィンチェスター家の古い友人

guest
Dan Butler (リボーエンド・ソレンソン) 牧師
Chelah Horsdal () 可愛らしい司書。死亡記事を見つけてくれる
Alf Humphreys () 保安官
Christie Laing (テイラー) ロリの親友
Jane McGregor (ロリ・ソレンソン) 牧師の娘
Brian Skala (リッチ) ロリの恋人

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)