スーパーナチュラル SUPERNATURAL (シーズン2)

第2話 新たなる旅立ち Everybody Loves a Clown

脚本／John Shiban 監督／Philip Sgriccia
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ウィスコンシン州メドフォードのクーパーカーニバルに来てい
る三人の親子。子供は手を振ってくるピエロの姿を見るが、
大人には決して見えない。帰りの車の中でもピエロは少女に
手を振り、夜中にも彼女の元を尋ねる。彼女が鍵を開けて家に
招き入れると、ピエロは少女の両親を殺害する。

サムとディーンはジョンの遺体を火葬する。
一週間後、ディーンが車を修理する中にサムがやってくる。
サムはディーンが父の死以降に父親のことについて全く語らなく
なった事を心配する。そして今やるべきは車の修理ではなく、
悪魔に対する復讐だという。しかしディーンは悪魔を倒すこと
の出来る銃"コルト"が無く、しかも悪魔が何処にいるのか全く
分からない状態の中で、今はお手上げ状態である事を訴える。
するとサムは父の留守電の中に、エレンという女性からメッセ
ージが吹き込まれており、人手が居るのならば手を貸すと申し
出る声を聞く。しかしそれは4ヶ月も前に吹き込まれた留守録
データだった。

車を借りると取りあえずエレンを探して彼女の家に行く。
エレンの家には誰も居ないかと思えば、突然背後からライフル
銃を突きつけられる。サムもディーンも銃で威嚇される中、
二人がウィンチェスター家の人間だと知り銃を取り下げると
エレンは娘のジョーを紹介する。

ディーンたちは留守電に入っていた助ける事の意味を聞くと、
その名の通り悪魔退治を手助けするという意味だという。
ここはただの酒場だが、時々ハンターが立ち寄る場所との事。
ジョンとは家族同然の仲だったとし、彼の安否を聞かれると
亡くなった事を語る。それを聞いてディーンは力が借りたい
旨を話す。
すると奥にいた男性・アッシュを紹介される。彼は天才だという。
サムは父親が持っていた資料を見せると、アッシュは悪魔の
居所を知る手がかりの資料を見つけ出し、場所を突き止めるた
めに51時間を欲しいと頼む。

一方エレンが持っていた資料を見ると、最近この界隈で
起きた一家惨殺事件の記事が出てくる。生き残った娘の証言
ではピエロの仕業だと言っていたという。被害に遭う一週間前
に一家はクーパーカーニバルに行っていることから従業員を
疑うが、全員にアリバイが成立しているとのことだった。
ディーンとサムはカーニバルに従業員として潜入し、ピエロの
正体を探ることになる。
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サムとディーンは父を失い心に傷を背負う中、悪魔を倒すため
に協力者を求めてエレンを尋ねる。アッシュを紹介され、
悪魔の居所を分析する間に、近くで起きている殺人ピエロに
ついて調査し始める。

ピエロの件は軽いウォーミングアップ的話だったな。
スーパーナチュラルを見るのが久しぶりなのでリハビリには
ちょうど良いエピソードかも。

新たな仲間としてエレンとジョー、そしてアッシュの存在が
浮上。
最初にアッシュを見たときに、一瞬「プリズン・ブレイク」の
ロバート・ネッパーかと思った。Gyaoの画像が滅茶苦茶暗くで
よく分からなかったし。後々クレジットを見てみると
「CSI:NY」でラボ職員としてシーズン1に5つのエピソードに
登場するチャド役のChad Lindbergだった。

日本にはあまりなじみがないけれど、カーニバルや道化師に
対する偏見とか暗い歴史なんかが現れていて、なんとも雰囲気
が出ている。「HEROES」の中でも、ロバート・ネッパーが
カーニバルを取り仕切ってその中で能力者たちを集めている
けど、昔は身体障害者たちが行き場を失い自虐ネタとして
お金を稼がざるを得ない時代という物が有ったのかな。

さりげなくディーンがブラックジョークを語る辺りが遠慮無い。
その辺がアメリカンジョークの凄さかも。

結局犯人は当初想定していた団長ではなく、盲目の男性だった。
ラクシャサと呼ばれる古代ヒンドゥーの化け物で、20年から30
年周期くらいで人肉を喰らい生き続けているらしい。アメリカ
で流れている都市伝説一つなんかな。

このエピソードよりも、兄弟として父の死を受け入れられずに
言い争いになるシーンが印象深かったな。
どちらもそんな傷を払拭出来るのか。
ディーンとジョーの恋愛関係にも期待する物があるのかな。