アンダー・ザ・ドーム Under the Dome 原作: Stephen King http://www.dlife.jp/lineup/drama/underthedome/

Jul. 8, 2013
第3話 逃亡者 Manhunt

脚本／Adam Stein 監督／Paul A. Edwards
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若者たちはドームに閉じ込まれつつもそれを利用して盛り上が
る。その中にいたジョーは、警察官のポールがフレディを銃で
撃ったときの映像を見ていた。ポールはドームに向けて撃った
銃弾が跳ね返って思わぬ形でフレディに当たってしまった格好
だったが、ポールの事をすかさずバービーが彼を押さえ込んで
いた。ベンはまるでバービーは秘密工作員みたいだなと告げる。
若者たちは携帯が使えるのか?と問うが、カメラ機能とアプリ
だけだとし、メールは出来ないという。

ジュリアはポールが収監される前に何とかその様子を見ようと
してバービーと共に車を走らせる。車の中でジュリアはバービー
の事を知りたがるがバービーは質問を交わす。寧ろジュリアの
事を話題にして、まるで火に飛び込むタイプだと語る。
ジュリアは自分はジャーナリストとして市民を助けたいし、
夫とも会いたいのだと語る。

リンダの元にはビッグジムがやってきていた。
全消防士と警察官の半数がドームの外にいる状況であり、リンダ
一人で仕切るのは無理だと語る。ビッグジムはポールの件で
警察署に集まっている人たちに向けて、みんなで助け合おうと
告げる。すべてはドームのせいだと。しかし連行されるポール
はこの先もっと死人が出ると告げる。それを聞いた市民たちは
ポールに厳罰をと声を上げるがビッグジムは市民たちを宥める
とここは警察に任せようと告げ、報復するのは駄目だと語る。
そして今は亡くなったフレディの為に冥福を祈ろうと告げる。

ノリーはジョーが携帯を操作しているのを見て充電出来るところ
が有るのかと問う。ノリーは旅の途中にたまたまこの町に
立ち寄った事を告げ、音楽が無いといらついてしょうがない
のだという。ジョーはウチには発電機があるから充電出来る
事を告げると、ノリーはジョーの家に泊めてくれないかと頼む。

ポールはリンダによって留置場に入れられる中、ポールは
弁明する。フレディとは相棒であり友人だったこと。本当に済ま
ないことをしたという。すべてはドームの為だとすると、
リンダはラスティだって分かってくれると慰める。しかし弟が
許すはずはないという。ポールは留置場の中で苦しむ素振りを
見せると、リンダは容易に鍵を開けて近づく。するとポールは
リンダを殴り飛ばし、逆に留置所の鍵を掛けて逃走する。

ビッグジムは帰宅するとジュニアも帰宅。
昨日は何処に居たのかと問うと、みんなで消火活動をしたのに
居なかった事を責める。人々は私の統率力に期待している時であり、
息子がいないとメンツがつぶれるのだという。この状況はリーダー
になれるチャンスであり、何度もチャンスがあるとは限らない事
を告げる。ジュニアにもこれまで何度もチャンスを与えてきた事を
告げ、限りあるチャンスを無駄にするなと語る。
ビッグジムはジュニアの顔が腫れていることに気がつきどうした
のかと問うが、バービーとかいうヤツにやられたのだとして、
アイツは頭がおかしい事を告げる。ビッグジムは母親が亡くなって
9年が経つが、お前も甘えん坊のままだと語り強くなれと告げる。

ラジオ局WYBSの放送を地下に監禁されているアンジーはラジオ
で聞いていた。牧師のことを火災現場から救ったというリンダ
の知らせを聞く。ジュニアが入ってくるのを知ると、アンジー
はラジオを隠す。相変わらずジュニアはアンジーがおかしくなっ
たのはドームのせいだと語る中、アンジーは二日も監禁されて
いる事を指摘して、不満を漏らす。そんな中アンジーはセメント
工場のトンネルから外に出られないのかと問う。昔あのトンネル
を歩いて隣町のウエストレイクまで一緒に歩いていった事を
告げ、ジュニアの言うとおりこのドームから出られたら元に
戻れるかも知れない事を告げ、私たちもやり直せるとささやく。
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チェスターズミル全体がドームによって囲まれてしまい、
外部との連絡が遮断する。未だに原因と解決策が見えない中で
徐々に街の人たちの間でもこの異常事態が容易に解決する
ものではないと分かり、焦りから自衛のため異常な行動を
取るものも現れる。中には自分の欲望のために嘘を吹聴する
中、普段とは違う状況故に不審さを覚えていく。

それぞれに抱えているコンプレックスなり、これまでの人生
の中でチャンスを掴み損ねてきた人たちの失敗談を通して
その人となりのキャラクター性というものを描いた話だった。

若者たちはこんな時でも陽気に振る舞えるところがまた
気楽な感じで何とも言えないけど、大人には大人の、子供
には子供の世界観の中で問題というものが存在しているな
と改めて思わせるものがある。

子供たちの中でも好きになれないキャラクターの筆頭は、女性
を監禁しているジュニアだけど、それに負けず劣らず、
ジョーの友人のベンの安易な行動とジョーの姉の彼氏だと
して我が物顔で振る舞うカーターという男たちの行動は
鼻につくものが有る。

カーターは偉そうにしていたのでもう少しゴツイ人物かと
思ったけど、横に立つとあんまり身長も高くはなかったし、
あんたのその自信は何処から来るのかって感じにも思える。

ノリーとジョーが二度目の発作を起こしていたけど、その原因
とメッセージ性は何を意味するのか。

ジュリアとバービーの関係、そしてジム親子の関係性というの
がこのドラマで今のところは一番面白く写るものが有り、
ジュリアがジャーナリスト精神を発揮する度にドラマとして
は問題がかき乱されて面白い葛藤が起きていきそうだ。
彼女が夫の故郷に戻ってきた経緯も明かされ、かつて議員を
追い詰める際に、間違った情報を元にした流れで失敗している
ことも有って、彼女がジュニアの前で語った"同じ失敗は繰り返
さない"ということが今の原動力となっているようだ。
ただガソリンだって限りがあるのだから、あんまり安易に
車を走らせるべきじゃないのになと思う所も有る。
資源に限りがあるという状況なのに今の所その辺の限りある
状況というのが顔を覗かせていない為に、まだまだ人々も
陽気でいられるのかなと。

アンジーが閉じ込められている事と、バービーが殺した
ジュリアの夫がいつ見つかるのかが当面の興味として存在
していきそうだね。

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