ウォーキング・デッド The Walking Dead (シーズン3) 監督・脚本・企画：フランク・ダラボン 原作・脚本：ロバート・カークマン http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1131

Mar. 31, 2013
第16話 奇襲攻撃 Welcome to the Tombs

脚本／Glen Mazzara
監督／Ernest R. Dickerson
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総督はミルトンが保管していたバイターを全て焼き殺した事に
対して激怒すると、彼を監禁室に連れ込み殴り飛ばす。あそこの
バイターはミショーンの為に飼っていたのだという。ミルトン
は総督に対してバイターを敵への攻撃に使おうとしていた事を
指摘すると、逆にお前が燃やしたせいで8人が犠牲になったの
だと告げる。その8人はお前を守りそして食事を与えてくれた
人物だという。
総督は立ち去る前にお前に一つ良い事を教えると告げ、迫り来る
脅威を終わらせるのはお前であり、そしてお前自身はそのこと
を楽しめないのだと語る。先立つお前のことは忘れないと告げ
殺すか死ぬしかないと語る。ミルトンはアンタの娘はお前がして
いる事をどう思うのかと問うが、娘は私を恐れていたが最初から
こうしていれば娘は今も生きていたのだと語る。アンドレアの事
を殺すのかと問うと、アンドレアは私が正しく利用するのだと
語る。もうこれ以上市民たちが失わないようにする為にも、
刑務所組を私が全員抹殺すると語る。市民たちはその手助けを
するのだという。
そんな中総督はミルトンに対して、ミショーンを拷問する際に
使用しようとして用意していた道具を取りに行かせる。
ミルトンは意図的にペンチを落とす中、アンドレアの為に用意
しておく。総督はミルトンに対してこの道具でアンドレアを
殺せと指示すると、道具を持ったミルトンは総督に襲いかかる。
しかし総督はそれを既に予期していて、腹部に鋭利な刃物で
刺す。しかしすぐには殺害させずにアンドレアと同室にして、
いずれウォーカーになりミルトンがアンドレアを殺害する様
仕向けるのだった。

カールたちは荷物をまとめる。
リックは息子のカールに声を掛けるが、カールは激怒していて
父とは声も交わさなかった。グレンはリックに対してカールが
あんなに怒っているところをみるのは初めてだと告げ、ローリ
が亡くなった時にも怒りの感情を表すことはなかったと語る。
リックはまだカールも子供なのですぐに機嫌が戻るだろうと
するが・・・

一方ダリルはメルルが死ぬとは思わなかったとして意気消沈して
いた。そんな彼に声を掛けるキャロル。メルルの死は無駄では
なく私たちにチャンスを与えてくれたものだと語る。

一方リックとミショーンは話合う。
ミショーンはリックが総督と取引して自分の事を手渡そうと
していた事を聞いて知っていたが、ミショーンは仲間を思い貴方が
考え抜いた末に行った考えであるということを理解する。リック
は本当に済まないことをしたと謝罪する。リックはカールが
君のことを家族であり仲間であると語った事を告げる。

総督たちはウッドベリーの戦闘員たちに、5時間前に8人が殺害
されたことを告げ、刑務所組を殺さない限りはこの戦いは
終わらない事を告げる。そして今から全てを終わらせようと
語る。しかしそれを聞いていたタイリースは私たちをその任務
から外して欲しいと告げる。私たちは人ではなくバイターと
戦うのであればいくらでも戦うが今は残って村の子供たちを
守りたい事を告げる。そして君たちが戻った際には俺たちを
追い出してくれてもかまわないと語ると、総督は銃を取り出して
タイリースに手渡すと「頼む」と告げ、いざ出発する。
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■刑務所組

冒頭から荷物をまとめていたので完全に撤退の準備かと思って
いたけど、その辺はサプラ〜イズって感じ。

それよりもミショーンとリックの件がどういう歪みを生んで
しまうのか心配したけど理解してくれたようで助かった。

凄い勢いで攻め込んで来た総督たちの姿が有り、刑務所の
周辺にいたウォーカーなんかあっさりと一掃されていたし、
前回8人も戦闘要員を失っているのにこんなにも戦う人たち
が居たのかと思うと流石にまともに戦うことは無理そうだった。

まさに地の利を生かした、ケビン・コスナーバージョンの
映画「ロビンフット」って感じで応対したけど、刑務所組
もある意味ちょっと甘くないか?って感じ。射殺するだけの
チャンスはいくらでも有ったのに、結局追い返しただけで
有る意味全員を救いたいとするアンドレアに通じるところが
有った。

一度は監視塔はロケットランチャーで破壊されていたけど、
それは想定済みって感じで、総督らが刑務所の地下室に
潜入した際に意図的にパニックを起こさせ撤退する際に
威嚇射撃するという作戦だったようだ。狙撃手はグレンと
マギーが担当していた。

森に避難していたカールやハーシェル、ベスの前にやってきた
のは、以前にぜんそく持ちだとされていた少年だっただろうか、
それともアレンの弟だったか良く覚えていないけど、
投降して銃を渡そうとしていたけど、カールは情けを掛けた
ことによって母親を失った記憶が有ったので、殺害してしまっ
た。カールに罪はなく時代が悪いという感じだけど、こうも
ためらわずに撃てる子供というのはちょっとこの先怖いね。
ただカールの主張する事もまるで分からない所もないところが
有るのがこのドラマの憎いところなのかもしれない。

とても地味なシーンだったけど、ベスとかキャロルが鉄条網の
ところでウォーカーを殺していたシーンが印象的だったかも。

そして最終的にはウッドベリーに取り残された女性子供など
を受け入れた感じ。気になるのは食糧問題なんだけど、
その辺はシーズン4でどう扱われるのか。そろそろ自給自足の
為に「LOST」のサンみたいく栽培する人が居ても良いのかも
知れない。


■ウッドベリーの街

今回はなんと言ってもアンドレアとミルトンという二人の死
だった。どうなるとウォーカーになってしまうのか完全に
忘れていたのだけど、ただ死ぬだけでこの世はゾンビに転化
するという時代になってしまっていたんだよね。

アンドレアが随分と手錠を外すことにもたつく間に少しずつ
ミルトンの命の灯火が失われていき、ミルトンもまたそれを
知ってアンドレアにアドバイスするも結局この二人はこの
場所で共に亡くなってしまった。「ナイト・オブ・ザ・リビン
グ・デッド」のラストだったか、長いこと共に行動していた
男性・ベンを救出しにいくが扉の中で既に亡くなっていて
転化していたことのように、アンドレアもまたその状態になっ
てしまった。ただ転化する前に自殺する決断をしたという
ことで付き添ってたミショーンとしてもかなり辛かっただろ
うね。ただアンドレアがどこかで総督を倒していればという
事も有ったので、メルルの死の流れよりも辛くはなかったのか
も知れない。

総督は刑務所へいくは作戦は大失敗に終わる。
変える道でこれ以上刑務所組に拘る必要はないするものたち
を皆殺しにするところが凄かった。カエサルとボウマンは
そのまんま立ち尽くすしかなかったし、アレンを射貫く辺り
も衝撃的だった。しかしなんでみんな総督を殺そうとは
思わないのだろうか。躊躇したら負け。まさに西部劇の時代
の名残のような世界です。

生き残ったカレン、そしてタイリースたちによって総督が
していたことをが判明し、一緒にウッドベリーの人たちも
住む事になった。

・The Walking Dead Main Title
・FinkのWarm Shadow (Dactyl Remix)