私はラブ・リーガル
Drop Dead Diva シーズン2

曲/Jason Mraz featuring Colbie Caillat “Lucky”
曲/Fergie “Big Girls Don't Cry”

http://www.dlife.jp/lineup/drama/dropdeaddiva_s1/




 

Jul. 25, 2010
第8話 スカーフを巻いた悪魔 Queen of Mean

脚本/Amy Engelberg、Wendy Engelberg 監督/Michael Grossman
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ジェーンは夜のオフィスでパソコンで書類を作成していると
突然電気が落ちてしまう。暗くなったオフィスの中で、突然
上半身が裸の男性達がジェーンにすり寄り踊る夢を見る。
そしてその中の一人はなんとハンクだった。

朝目覚めると、夢のことをステイシーに相談する。
私は夢でラリー・キングの子供を産んでいる時にマッチョの
ストリッパーの夢を見るなんてズルいというステイシー。
廷吏だったハンクが出てくるなんて、もしかすると
無意識に
デートの相手として求めているのではないか
という。ハンクは
確かに良い人だがそれだけでは前には進めないという。
ステイシーは
今夜ディナーパーティーに彼を招待しようとし、
私はリアルシンプル誌に載っていたラムチョップを作るという。
婦人科に置いて有った雑誌で読んだのだという。

そんな中、ジェーンはエリー・タネンがデザインしたスカーフ
姿でやってくる。
これから打ち合わせでエリーと直接逢う事を告げ、エリーが
弁護士を捜しているのだという。ステイシーは羨ましいとしなが
らも彼女はかなりのモンスターで有名だという。ジェーンは
必ず私の事を気に入らせてみせるというと、ステイシーから
一つアドバイスが有るとし、
エリーは「NO」という言葉が嫌い
なので、「何も問題は有りません」と答えるよう努めるべき
だと
語る。

ジェーンはパーカーと共にエリーのオフィスへ。
アンジェリーナ・ジョリーがエリーの店にフィッティングに行く
道を通っていると思うとワクワクするというジェーン。
そんな中、ジェーンはチラリとエリーの姿を見かけると、
エリーが全く同じスカーフを身にまとっている事を知り、ジェ
ーンは急いで結び方を変える。
エリーの秘書だというヒューゴと共にエリーと面会する。
チェース&ファンクマーメル&フレッチャーなどの弁護士事務所
とも面会したというエリー。ジェーンが頭にスカーフをして
いる事を見てエリーは頭にケガでもしたのか?と問うと、
ブルーミングデールズのウィンドーを参考にした巻き方をした
事を告げる。実は来てみたら貴方が同じ巻き方をしていたので
気を使った事を語る。

一方事務所に居たキムとグレイソンの元にアリソン・ウェブ
いうクライアントが来る。
アリソンのパートナーだったメラニーが亡くなったのだが、
遺産分割の申し立ての際に、義理の両親も同じく申し立てをした
のだとし、メラニーの財産の全てを寄越せと言ってきている
のだという。娘の葬式にも来なかった人なのに・・・という。
しかしアリソンは結婚当初男性の姿だったが、現在女性となっ
ていた。

エリーはパーカーではなくジェーンだけを雇うという。
エリーによると、元アシスタントをしていたドーン・ルーカス
突然私の
暴露本を書いたのだとし、内容は意地悪なパワハラ
上司扱いものだ
という。
出版の差し止めをして欲しいとするが、
ジェーンは表現の自由があるのでそれは難しいが、名誉毀損で
訴える事は可能だという。しかしエリーは出版前に差し止め
しないと意味が無いのだという。無理ならばお帰りいただくだけ
だと言われる。
ジェーンは事務所に戻るとこの件をパーカーに相談する。
出版差し止めの申し立ては事前抑制に当たるもので、負けなど
目に見えているというパーカー。
政府でさえペンタゴン文章
の阻止の為に事前抑制を求めたが認められず
ブラック判事
によると
「法的に出版を差し止める事は憲法修正第一条の精神
に反する」
と言われている事を引き合いに出す。パーカーは
法的に不利ならば、事実を叩き付けろとし、事実が不利ならば
法で攻めろとし、どっちもダメならば机を叩け!という。

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●エリー・タネン vs ドーン・ルーカス
・訴状・出版差し止め、名誉毀損
・担当・ジェーン
・判事・ホッジ判事


ドーンというエリーのアシスタントが発売しようとしている
エリーに関する暴露本のさし止めが出来るのか否か。

アメリカ政府でさえ表現の自由に対する法的規制を出来ない
事を示しつつ上手い形で事実を暴露していった感じ。
冒頭ではドーンが書いたエリーに対する表現を"暴君"、
"激怒依存症"、"意地悪な魔女"というイメージとはほど遠い
事を主張。行き詰まった人は他人の悪口を書くモノだとする
主張も当たらずも遠からずな感じだった。

更にはドーンが履歴に嘘をついていたり、出版社の友達だと
するミッチェル・ヘイスティングスは新人は担当しないことや、
オフィスに入った目的が暴露本を書くためだけのことだと
指摘。
気になるのは上述の流れを聞いていると、エリーも一連の流れ
に一枚噛んでいないと成立し得ないことではないのかという
感じがする所だね。

一度は訴えを取り下げるも、暴露本には誰も知らない事実が
書かれて居るとし、エリーがスタインガルト病という視力が
徐々に低下する病気にかかっている事まで知られていたと
言うことで、ドーンがカルテを入手した際の偽造サインを
した件で上手く勝訴に導いたこと。

しかしジェーンに都合良く裁判が進んでいると感じるのも
事実で陪審員制度を否定するようにして、あっさりと非公開
審理になったり、一度は自ら破棄した裁判をまだ有効だと
する判事の判断はちょっと不可解だったかも。
でも判決自体はおしゃれな感じで、アメリカの裁判長がよく
やる有罪だけど賠償金は一ドルみたいな感じで、発売する
事は可能だが、原告に対して一冊につき28ドルの賠償金を
支払わせる判決を出した。原価は27ドルとのことで1ドル
損をするもの。

テリーがアドバイスで不満なときは首をかしげて心の中で
くたばれと叫べば良いとするのを実践するのは笑えたかな。

「NO」をたたきつける所も悪くはなかったかも。

●アリソン・ウェブ vs ウォルターズ夫婦
・訴状・財産分与
・担当・キムとグレイソン
・判事・バーロウ判事


遺産の分与に関して、両親は男性から女性パートナーとして
性転換したアリソンには財産分与の権利がないと主張する
もの。
アリソン本人が男性である事を認めず苦しい立場だったけど、
最初の主張の中で、キムらが夫婦として税金の申告をして
いるし、国税庁の小切手も、保険契約、どれをとっても
夫婦として認められているとした時点で既に勝訴だと思う
んだけどね。

カリフォルニア州の家族法第300条では、
「結婚とは契約によって生じる人間関係である。そのは男女
間に於いて結ばれる」とのことだけど、上述するように既に
認められているものではないのか。

結果的にクリスティ・リトルトン対プランジ裁判という
テキサス州の判例を引き合いに出して、出生証明書が男である
という事で男性だと判断されたけど、これもまた不可解な
流れで、男性を放棄して女性になったのだから女性として
扱われるべき事でも有るような感じ。

二つの矛盾した流れのぶつかり合いで何とも言えないものが
有った。

●その他

真実の愛に姿形は関係無い

アリソン裁判での一幕は、グレイソンとジェーンの事を指して
いるもので、上述したアリソンの主張はまさにジェーンの
気持ちを勇気づけるものだったけど、フレッドが言うように
グレイソンと結ばれたいのならば、今の自分を好きになって
もらうしかないって事だよね。

折り紙

グレイソンはイライラしているときには折り鶴を折るみたい。

ジェーンを失望させてしまったステイシーは彼女の為に
ザクロジュースを用意。

ピーウィーで盛り上がる

"僕は馬鹿じゃないお前だろ"というキャラクターの口癖を
上手く台詞に盛り込んだ流れだった。

■使用された曲

・First Aid Kitの"Hard Believer"

ジェーン・ビンガム (Brooke Elliott) 外見は冴えない、やり手弁護士
テリー・リー (Margaret Cho) ジェーンのアシスタント、友達
グレイソン・ケント (Jackson Hurst) デビーの元婚約者
キム・カズウェル (Kate Levering) ジェーンの同僚・ライバル
ステイシー・バレット (April Bowlby) 一流モデルを目指すルームメイト
フレッド (Ben Feldman) ジェーン(デビー)の守護天使
ジェイ・パーカー (Josh Stamberg) 法律事務所代表
デビー・ドブキンズ (Brooke D'Orsay) 一流モデルを夢見るブロンド美人

ヴァネッサ・ヘミングス (Jaime Ray Newman) 弁護士、ジェシカの代理人

エリー・タネン (Cybill Shepherd) ファッションデザイナー
--- (David Andrews) The Walters' Lawyer
ハンク・スペンサー (David Berman) ジェーンの元彼
ドーン・ルーカス (Laura Breckenridge) 元エリーのアシスタント
アリソン・ウェブ (Candis Cayne) メラニーの夫・現在女性
スペンサー・ウォルターズ (Frank Brennan) メラニーの父
ヒューゴ (Travis Brorsen) エリーの秘書
バーロウ (Allen Earls) アリソン法廷の判事
キャスリーン・ウォルターズ (Mona Lee Fultz) 強欲なメラニーの母
ジャスミン (Danielle Lewis) ハンクの彼女
ニーナ・ホッジ (Kathy Payne) エリー法廷の判事
--- (Dave Quay) Reporter
ダグ・レズニック (Jeff Rose) ウォルターズの代理人
--- (Lakisha Smith) Reporter
--- (Walter Hendrix III) Benefit Patron

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