ホワイトカラー
(2010年、アメリカ WHITE COLLAR) シーズン2

http://mystery.co.jp/program/white_collar/




 

 

Jul. 20, 2010
第2話 闇への潜入 Need to Know

脚本/Joe Henderson 監督/Sanford Bookstaver
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ピーターとダイアナは、ケイトを殺害した容疑者をなんとか
見つけ出そうとして、彼が現れるとされる場所で見張っていた
が姿こそ見せたが逃げられてしまう。
追っ手をまくのが上手いとして、二人ともしてやられたという
感じだったが、ピーターはATMや街にある防犯用の監視カメラ
の映像を集め、今の男性の顔を割り出すようダイアナに指示す
る。

翌朝、ニールはFBIの職場へとやってくる。
エリザベスが現在不在にしている為にピーターは一人の夜を
過ごしたという。
ピーターはニールに対して今回の捜査対象は汚職の疑いのある
政治家・ゲイリー・ジェニングス議員である事を告げる。
ニールによるとモジーはゲイリーの支持者で投票もしていた
とのこと。ゲイリーのインタビューを見ると、彼は大工になり
たかったが、政治の世界にこそ自分のやるべき事が有るとして
その道を選んだことをインタビュワーの前で話していた。
そんなゲイリーのアシスタントのディランが今回FBIの元に
議員の資金の出所に怪しいものが有るとして、密告しにきた
のだった。ディランはゲイリーの政治理念には共感している
が、いつの頃からか怪しい会合をするようになり、その直後から
金が多く入るようになったのだという。彼には
2つの帳簿が
あり
、献金の出所を誤魔化しているのだという。
個人献金には限度額が設定してあるので、それを示している
帳簿と幽霊献金者の帳簿は別々に用意しているのだという。
その
裏帳簿の存在を知っているのは、対策チームのレジー
初めとして数人だけだという。何とかして議員の懐に入り、
その裏帳簿、資金源を調べなければならないという。
ニールはそれならば
飴と鞭作戦(悪い刑事と良い犯罪者)を
行おうとつげ、
彼にはかつて不正融資の疑いがもたれていた
ので、FBIの悪い刑事・ピーターがその件を蒸し返せば、議員
は必ずフィクサーを雇うはずであり、そこでニールがフィクサー
として潜り込むという作戦だった。

作戦通り、ゲイリーの選挙事務所のオフィスにピーターが突然
現れると、あなたは見るからに悪徳の政治家であり、何かを
見つけるまではあらゆるものをほじ繰り返して不正の証拠を見つけ
ると告げる。
ピーターが出て行った後、腹心の部下を集めて作戦会議をして
いると、ディランはピーターに電話で報告する。そしてフィクサー
を探し始めたようだとのこと。

ニールとピーターはどうすればフィクサーとして雇われることが
出来るのかを考える。ニールはピーターが読んでいた新聞を取り上
げるとそこの中に、
"公園建設を求めてデモ"と書かれている記事
を目にして何かひらめく。
ピーターはニールを何とか雇うようにしなければならないとして
とりあえず経歴のでっち上げのために、ニールを
ベンジャミン・
クーパーという偽名
で人物像を作り上げる。卒業生総代で
ハーバードのロースクールを卒業後デラウェアのブレクスタン&ミラ
ー法律事務所に就職していたことにする。ジョン・グリシャム
の小説見たく完璧な設定にしなければならないとして、卒業写真
なども上手く加工して作っていた。

早速ディランに面接者リストの中にニールの名を滑り込ませて
置き、レジーとゲイリーと面接させる。
ニールは、どのようにしてFBIの視線を交わすのかについて
説明する。ゲイリーの持つきな臭い噂に関して、新スタジアムの
建設のことを引き合いに出して、そこには公園を建設するよう
な事を臭わせて乗り切るのだと告げる。投票までの間上手く
ごませれば良いとし、企業も子供よりも客を呼ぶスター選手を
好むものだとして上手いこと説得させ、採用させるのだった。

一日の終わり。
ニールはピーターをのみに誘うが、ピーターは所轄の手伝いを
するので朝4時までかかるとして断る。しかしピーターは、ダイ
アナと面会し、
ケイトを殺した爆弾犯のことを密かに追っていた
顔のパーツしか写っておらず、とりあえず顔認識ソフトで照合中
だというダイアナ。ダイアナが現在オルゴールを隠しており、
この件はもう少し犯人だという証拠が見つかってからニールには
話そうと告げる。そんな二人が会っているのを何者かが撮影して
いた。

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FBIの元に政治家の補佐官をしているディランがやってきて
ゲイリー議員が闇の帳簿をつけて不正な資金源を持っている
事を密告する。かつて議員には闇融資の疑惑が浮上しFBIが
捜査に当たるも不発に終わった経緯が有る。
なんとかして裏帳簿を見つけ出すために、ニールが詐欺師と
しての手腕を発揮して、議員のフィクサーとして近づいて
いく。

取りあえずシーズン1で発生したオルゴールの件とケイトの
死に関して、ケイトの死が偽装ではないか、ニールが関係
しているのではないか、ダイアナが関わっているのではな
いかなど色々と憶測も流れたけど、取りあえずニールは
潔白っぽい感じ。ダイアナがオルゴールを隠していた流れ
に関してもピーターとの指示だけど、それだけピーターに
信頼を寄せているっていうところなのか。

今回妻のエリザベスがサンフランシスコに行っている最中で
でのニールとダイアナの密会は怪しく写ったし、エスコート
サービスを調べる過程で、妻と通話中にエスコートサービス
の女性の声がインターネット上から流れるところを妻に
聞かれてあたふたするところが笑えるところだった。

作戦上現金が必要になり、ピーターとモジーの謎めいた
やりとりも笑えた。金が必要だとした際に、モジーはピーター
「靴紐」「磁石」「スポーツ誌」「20ドル」「ハンマー」
「ラジオ」
が必要だという。それらが意味するものとは
一体何なのかが周りくどい形で利用され、先の先を読んで
いるモジーの流れは面白く出来ていた。

またモジーとピーターが妙に言葉を引用していたのも気になる。
アメリカのドラマってどうしてこうも過去の人の発言を
引用したくなるんですかね。

「人生は借り物競走だと考えると楽しくなる」。ジョー・パフェック
「人は時に目をつぶることも必要だ」エマーソン
「引用の全てが全てムカつく」ピーター・バーク。


ニールの紳士っぷりがエスコートサービスに潜入したダイアナ
を助ける際に効果を発揮。
彼女は外交官の娘で、過去護衛官だったチャーリーが自分を
庇って亡くなったことがあるというエピソードを披露。
ニールもまたケイトの件で再会した時に見た窓から見える
古ぼけた橋のエピソードを披露して、ちょっぴりロマンチック
な時を過ごした。モジーが金を持ってきた際には、イチャ
ついている事を装うために顔を近づけていたけど、モジー
のことを知らないふりをしてニールがダイアナに迫ろうとする
シーンなど何気に笑えた。

ニールの純粋さも垣間見えて、レジーがピーターを殺害しよう
としているとか、ダイアナを拷問しようとするシーンに
於いて何とか助けようとする姿が有った。それだけに、ニール
はピーターがコソコソと影で調べ物をしていることを許せなか
ったのだろうけど、モジーがその辺、きっちりフォローして
行く辺り何気に良い関係になっているね。

政治家をハメる流れはイマイチだったけど、やりとりが面白か
ったのでそれなりに満足かな。

最後にピーターの過去のヒゲ面写真をダイアナによって暴露
されました。「娼婦」にした仕返しだという。ニールは
マリオだとして階段を上りながら腕を上に突き上げるシーン
がかなり笑えた。バート・レイノルズよとダイアナは一応
フォローしていたみたいだけど・・・


・Claude DebussyのClair de Lune

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

ゲイリー・ジェニングス (David Alan Basche) 下院議員
ディラン・レッディング (Jason Jurman) 補佐官
レジー・メイフィールド (Michael Mulheren) 選挙参謀
--- (Karen Pittman) Press Secretary
ロバート・バロー (Robert Farrior) エスコートサービス
エディ (Alfred Sauchelli Jr.) 倉庫の従業員
--- (Peter D. Michael) Reporter
--- (Aija Terauda) FBI Agent
--- (James Schram) FBI Agent
--- (Kelly Karavites) Senior Campaign manager
--- (Kat Bartlett) Escort

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