ホワイトカラー
(2010年、アメリカ White Collar) シーズン2

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Aug. 3, 2010
第4話 お喋りな仲介人 By the Book

脚本/Alexandra McNally 監督/Michael Smith
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朝、ニールはモジーがオレンジのアスコットタイをしている
事に気がつき指摘する。随分とエレガントな装いだという。
モジーは9時・5時で働く鬱憤を俺にぶつけようとしていると
してニールがからかう事は、自由に行動している俺を羨んで
いるのだと告げる。今日は大事な用事があるのだとモジーは
語る。
モジーは
マーゴズダイナーに行くと、タッタソール著の「ス
コッパの逃走」
という本をテーブルに置いておく。ウェイトレ
スのジーナがやってくると、常連客のモジーに声をかける。
ジーナはモジーの服装を褒める中、モジーは彼女が本を好きで
特にミステリー好きだという事を知っていた。本を貸してあげ
るという中、ジーナはモジーにFBIの知り合いがいると言って
いたが現在困っているので助けて欲しいという。客として
ヴィンスマイクという厳つい男たちがやってくると、二人
はジーナを連れて行ってしまう。ジーナは立ち去る前に、
モジーにタイして、メモ紙を残していく。

ピーターたちは個人情報窃盗犯の件を今回調べていた。
ピーターはいち早く犯人を見つけた物に、
FBIアカデミーの
ペンをプレゼントする
という。現在ではもう製造されていない
貴重なものだと。ダイアナは被害者は全員オークションで
クレジットカードを使用している事を指摘。一方ニールは
全員が同じクリニックでしわ取りの注射をしているので
そこの関係者が情報を流しているのだろうと語る。
早速捜査が開始される中、ピーターはエリザベスとランチに
行こうとしていた。

一方モジーはFBIの施設に居るニールに連絡を取ると、エレベ
ーター内で落ち合うことに。カポーティみたいな格好をして
何をしているんだ?というニールに対して、モジーはダイナー
の友達が困っているのだという。相手は相当ヤバイ人物で
店に二人の男がやってきたのだという。彼女は立ち去る際に
「枝のささやき」の本を薦めたが僕がその本を既に読んで
いるのを知っている筈なのに勧めたのだという。本のストーリー
は、
「深みにはまった少女が誘拐されるハメになるという話」
なのでとても心配しており、恐らく俺に出したSOS信号だと
いう。ニールはしかしこの件はピーターが扱うかどうか
分からないとするが、モジーは今までお前に頼み事をしたこと
など無かっただろうとして助けてくれと頼む。ジーナの
資料については集めておいたとの事だった。

ニールは捜査官の一人、ブレイクに頼んでジーナの情報を
調べてもらう。ジーナ・デステファノについて調べれば
うまくいけばペンをもらえるかもしれないぞと声をかける。
するとブレイクもその気になって調べ始める。
通話記録を調べると最後に電話をしたのは9時15分。
銀行やカードが使用された形跡はないとのこと。

ニールとモジーはFBIが調べてくれたジーナのアパートへと
向かう。ニールはなぜ今までジーナの存在を教えてくれなかった
のかと問うと、お前に会わせたに俺が見劣りするだろうと告げる。
モジーは外から室内を覗くと室内が荒らされているのを知る。

ピーターはエリザベスとランチしていた。
ピーターは先ほどニールとエレベーターで会ったが不自然な
態度だった事を気にしていた。エリザベスは再び一週間留守
にすることを告げ一人でも大丈夫かとピーターを小馬鹿にする。
そんな中、ピーターの元にブレイクから電話が鳴り、
ニールに頼まれていたジーナの件は今回の個人情報窃盗犯とは
無関係だった事を語る。ピーターはニールが調べていたのは
この女性の事だったとし、ジーナについて調べるよう告げる。

ニールとモジーは彼女の室内に
"サルズ"と書かれているのを
見つける。恐らく僕宛に送られたメッセージだとし、サルズと
は何かとするとニールは確か
シガーバーの事じゃないか?
という。
一方ジョーンズはピーターに頼まれてジーナについて調べる。
現在34歳、マーゴダイナーのウェイトレス。前歴は無いが
トミー・バーンズという男性といつも電話しているという。
トミーは不法侵入、盗品の販売で捕まった前歴があり、
現在はリムジンの運転手をしている事を告げる。そのトミー
の雇い主が、武器を売買している危険人物のクリストファー
ナバロ
だという事を知る。

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モジーからの依頼で彼が好きになったウェイトレスの女性・
ジーナが事件に巻き込まれているのを知ってニールに助けを
求める。ピーターがこういう事件を調査するとは限らない
為にニールが一人で調査しようとするが、ジーナの恋人は
とんでもない相手の金を持ち逃げしている事が発覚する。

最後メチャクチャ強引な流れで一気に押さえ込んでしまった
感じのする流れだった。こういう力任せの解決法を
見てしまうと、途中の気むずかしい捜査は要らなかった
のではないかという感じにしか見えず、もっと早い段階で
捕まえてしまっても良かったなとも思う。それを言ったら
お終いでは有るのだけど、かねてより内偵していたのであれば
まさに一気に踏み込めって感じだよね。

ピーターがもの凄くニールに関しては鼻が利くというか、
完全にストーカーレベル。
一方でニールとモジーの間でも、もの凄い以心伝心が働いて
この辺の人間関係の繋がりが、立場を超えて面白い繋がって
いる感じはする。

モジーがFBIビルに立ち入る際の捜査官たちの視線に酔って
しまう辺り、相当悪い事をしてきていて後ろめたさがあるの
だろう。ニールからは「レインマン」扱いされていた。

記憶力が抜群に良いとするモジーの能力が発揮され、ニールと
モジーで謎解きを深めつつ最後の美味しいところは全て
ピーターが二人を守るかのようにして解決を図ったという
ことで、二人との間にもそれなりの信頼関係が生まれた
ところが有るのかも。

ジョーンズを使ってID偽造の男から情報を引き出す流れが
一番面白かったかも。映画「スカーフェイス」作戦。
トラボルタみたいな服装をしたジョーンズに上手い事自供
する流れを演出。

「これが別れだ、だが我々は空の下で新たな冒険へと踏み出す
のだ」
とするケルアックの言葉を引用して別れるところは
文学好きの二人らしい別れ方かな。

ジーナを演じていたDiane Farrは
NUMBERS 天才数学者の事件ファイルのシーズン2より
プロファイルの捜査官・メーガン・リーブス役としてレギュラー
出演している。



・In the Hall of the Mountain King

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

クリストファー・ナバロ (Jacinto Taras Riddick) 武器密売、組織ドン
ヴィンス (Carlos Leon) ナバロの手下、髭
デブリン (Jayce Bartok) ID偽造
ジーナ・デステファーノ (Diane Farr) "マーゴズダイナー"ウェイトレス
ブレイク (Charlie Hewson) FBI捜査官
トミー・バーンズ (Shawn Mahoney) ジーナの恋人、ナバロの運転手
--- (Folake Olowofoyeku) Teller
マイク (Philip J Silvera) ヴィンスの相棒

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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