ホワイトカラー
(2010年、アメリカ White Collar) シーズン2

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Feb. 1, 2011
第12話 奪還作戦 What Happens in Burma

脚本/Hy Conrad 監督/John T. Kretchmer
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ピーターとニールは旅行の話をする。
フランスの話になると、ピーターはインターポールからキャフ
リーが宮殿を荒らしていると知らせが入っていた頃の話だな
と笑う。ニールはピーターに旅行するとしたらどくに行きたい
のかと問うとスウェーデンだという。バイキングの国であり、
剣を持って船を乗り回すのだという。もしかしてそれって略奪
への憧れで、正義の仮面の下に泥棒の心があるんじゃないの
突っ込む。ピーターはあの角のついた帽子が良いんだと語る。

そんな中二人は国連大使からの要請で、国務省のアジア局次官
アダム・ウィルソンに逢う。
アダムは一枚の写真を差し出すと、その人はアメリカ人の大学生
クリストファー・ハーロウであり、現在ビルマ刑務所に拘束
されているのだという。ルビーの密輸の疑い容疑だが、明らかに
軍事政権によって罪を着せられたものだという。現在アメリカ
はビルマ政府との関係はよくない事を告げる。ルビーは別人が
持ち出されたが、現在そのルビーがこのマンハッタンにあるの
だという。真犯人を捜してビルマ産のルビーを取り戻して、クリスト
ファーを救出して欲しいというもの。ルビーは237カラットの
ピジョンブラッドだという。
ビルマの国の鉱山施設の金庫に保管されていたのだとすると、
ニールはモゴク渓谷というジャングルの中にある施設だと語る。
そこに到着するには屈強なボディガードや輸送機、そして賄賂
を用意しない限りはたどり着けない事を告げ、大学生が出来る
訳がないという。ニールもまた僕ならばそんなところからは
盗もうとも思わないと語る。冤罪を前提に捜査をして欲しいと
のこと。

ピーターはFBIのチーム内で今回の事件の概要を説明すると
ダイアナとジョーンズに対して最近ビルマに行った密売人の
事を調べるよう告げる。ニールに対しては裏のツテを利用して
そのルビーを売っているヤツを突き止めて欲しいとの事だった。

ピーターとニールはビルマの大使館にいく。
アメリカではまだビルマだとしているが、1989年にミャンマー
に名前が変わっている事を受けてニールは大使館員のラム
対して心証受けする為にミャンマーの名を口にする。
タンキー大使と面会すると、大学生ハーロウが密売の罪で
捕まった際の尋問の映像を見せて欲しいことを交渉するが
その義務はないと拒む。ピーターはルビーを盗んだのが別人
ならば釈放する様求めるが答えを渋る大使。ニールはミャンマー
の諺として、「埋もれた真実は必ずいつの日か陽の目を見る」
ものだと告げると、タンキーは判決までは一週間である事を告げる。
またミャンマーにはこんな諺があるとして「男の影と蜂の針
には気をつけろ」と告げるが、ピーターはどんな意味がある
んだ?と問う。
大使はピーターたちの前から立ち去るが、大使の車には駐車違反
の切符が乗せられていた。しかし外交特権で紙を丸めて
その場で捨てて行ってしまう。法律が通用しない国で、見せしめ
の為に裁かれる案件であり、民間の法廷で覆すのは難しそうだ
とし、それでも無実を証明しようと語る。

ハーロウの自白の映像が手に入る。
アムネスティの友人が圧力をかけてなんとか取り寄せたもの
だというダイアナ。そのビデオには本人が盗んだことを認めて
いるが強要されたものであることは明らかだった。ウィルソン
アジア局次官は、ハーロウが離婚した妻との間の子であること
を語る中、疎遠な関係にあるが、決してアイツは犯罪に関わる
人物ではないという。しかし彼らにハーロウが私の息子だと
知られると貿易交渉に利用されるので仕方なく身分を隠して
捜査の依頼をした事を語る。
編集前の取り調べの映像をみたいとし、必ず何かメッセージを
送ってきている筈だというが・・・
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国務省の役人の息子が国交が合ってないような軍事政権下に
有るミャンマーの警察によって捕まり、なんとかして
無実の罪で逮捕されている息子のクリストファーを助ける
為に奔走する。

外交によって守られている手前なかなか上手くは事が運ばない
けど、元々ミャンマーとか北朝鮮とか自分たちの権利を主張し
つつ、自分たちは相手の権利を守っていないので、多少強引
な手で証拠を掴んだとしてもそう悪い方に繋がっていくのかなと
思う所も有る。

捜査の過程の雑談でニールの父親の話になり、ニールは父
は警察官だったと語る。しかし徐々に悪徳警官であり、
自分はその血を引き継いでしまったとするニールに対して
人助けをしている事を訴えて、父親とは違うということを
語り励ますピーターの姿を見ると、ホント良い関係になった
という感じだね。

FBI捜査官という公的な機関故になかなかピーターでは処理
するのが難しい案件だったけど、ニールを使ってなんとか
処理しようとする。

本物のミャンマー産の最高級のピジョン・ブラッド(ハトの血)
と呼ばれる真っ赤なルビーを探すけど、ドラマとしては、
ルビーを盗まれたことと同時にクリストファーは軍事政権
に反対する組織の取材をしていた為に捕まった訳で、
例えルビーを返しても解放は無いだろうし、外交絡みは難しい
流れだったね。

ダイヤと同様にルビーなどもベルヌーイ法の発見によって
精製出来てしまうという事だけど、あんな簡単な装置で
出来てしまうというのはちょっと違和感が有った。

トランクショーではダイアンがモデルとしてルビーを
目立つようにアピールして本物の犯人を引き寄せる。
バイヤーからルビーを売ってきたものを聞き出す際には、
ニールはピーターのことをMr,サッチモだと紹介して普段の
仕返しをした感じだった。

モジーは塩酸とアンモニアを使って、ハードディスクを
取り戻す為にダイアンがしていたルビーの中に液体を
含ませタイミングを見計らい煙を出させて、上手い事
拾得物として奪い取る作戦に出た。

どれも一人では出来ないことなのでチームとしての活躍が
見事に描かれた感じだね。

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

サラ・エリス (Hilarie Burton) 保険調査員
ジューン (Diahann Carroll) ニールの家の大家

アダム・ウィルソン (Cotter Smith) 国務省・アジア局の次官
タンキー (Reggie Lee) ミャンマー大使
ランディ・モロスコ (Danny Mastrogiorgio) バイヤー
アンドリュー・コリンズ (Richard Short) ミャンマーからルビーを盗む
クリストファー・ハーロウ (Ryan Lynn) アメリカ人大学生、ビルマで拘束
マギー・シェルドン (Vanessa Ray) "ロッカー"、クリストファーの彼女
スー・ラム (Tess Paras) ミャンマー大使館
--- (Jojo Gonzalez) Burmese Diplomat
--- (Jennifer Lynn Tune) Jewelry Show Participant
--- (Gina Sarno) Business Woman

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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