ホワイトカラー
(2010年、アメリカ White Collar) シーズン2

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Mar. 8, 2011
第16話 財宝の行方 Under the Radar

脚本/Jeff Eastin 監督/John T. Kretchmer
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ケイトを爆死させ、オルゴールを狙っていた黒幕がビンセント・
アドラーである事を知るが、ニールは自分が知っているアドラー
は俺やケイトにそんな事をする人物ではないと語る。
そんな中、モジーはオルゴールの謎を解きそれがフラクタル
模様で出来ているアンテナだと分かる。アドラーは人を殺して
でも欲しいものがあるのだろうとの事だった

ニールとピートはこの日、偽物ロレックスの押収品をオフィスに
運ぶ。するとFBIのオフィスにはサラの姿が有った。
サラからは海には凄い情報が有る事を告げピーターに相談に来た
事を語る。
その前にサラはニールと話がしたいと語る。
サラはニールに対してこのまま調査を一緒に続けるならばあの
夜のことをハッキリさせたいと語る。互いにあの夜は熱かった
事を確認し合う。

一方故買屋から回収してきたロレックスは120箱*35個あり、
一個600ドルで販売されていた為に250万ドルの価値がある
ものだという。ダイアナとジョーンズはその額に呆れる。

ピーターのオフィスにはサラも招き入れられると、ピーター
から捜査官たちに発表がある。悪名高き知的犯罪者を捉える
チャンスが訪れた事を告げ、今から5年前に巨額の投資詐欺
によって10億ドルと共に消えたアドラーを逮捕するチャンス
だという。スターリングホッシュ社のサラから新たな情報が
有る事を告げ、アドラーはニューヨーク沖で沈んでいる潜水艦
を探している事を語る。潜水艦はなUボート(U869)と呼ばれる1945年に
ドイツを出発したドイツ製の潜水艦で、終戦間際に多くの
潜水艦がニューヨーク沖を通ったが何を積んでいたのかは
不明だという。この潜水艦から発せられている微弱の電波を
掴んで引き上げようとしているのであり、アドラーは必ず
その為に必要なソナー潜水艇などをレンタルしている筈だと
いう。恐らくアレックスが情報を持っている筈なのでダイアナ
とジョーンズに調べさせる。

サラはニールに対してアレックスとの関係はどうなっている
のかと問う。私のことが本気ならばウソは止めて欲しいという。
ニールはアレックスとはとっくに関係が終わっていることを
告げ、明日の一時にランチを一緒にとろうと約束し、ニール
の部屋に招待する。

ニールとピーターはモジーの元に行く。
潜水艦を探していることは分かったが、その積み荷は何だった
のか。ドイツはアメリカよりも早く原爆を開発していたので
プルトニウムとかヒトラーのクローンではないかというモジー。
ピーターはニールがクライスラービルの絵を描いている事に
気が付く。この絵を描いていると落ち着くのだとして、既に
何十枚も似たような絵を描いているとの事だった。
モジーはフラクタルのアンテナを完成させるが、潜水艦の遭難
信号は微弱なので真上まで行かないと受信は難しい事を語る。
アレックスならばどの辺りに潜水艦が沈んでいるか分かるかも
知れない事を告げ、捜索範囲が絞り込める筈だという。
アレックスに電話すると、なんと電話に出たのはアドラーだ
と分かる。アドラーはこの件から手を引くよう告げ、また失って
も良いのかと問う。今度失うのはアレックスだと語る。

アレックスとアドラーは手を組んでいるのか。
二人の関係に関してはニールもまだつかみ取れていなかった。
現在ダイアナはアレックスが使っている偽名を調べてどこに
いるのか探索中だという。
ニールとモジーは二週間前にアレックスがニューヨークで銀を
売ろうとしていた事を告げ、テディ・イームズと接触している
事が分かる。しかしテディは相当ケチな泥棒で手を組むはずは
ないという。ニールはピーターに対してアレックスが最後に
接触したのはテディだと語る。テディは窃盗・不法所持・強盗
などケチな泥棒だと分かる。しかしFBIだと分かれば絶対に
喋らない事を告げると、ニールはイームズは盗品ならば何でも
扱っているので、偽のロレックスを使って取り入っていこう
と計画を立てる。
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ピーターたちはいよいよアドラーが何を狙っていたのか分かり
ナチスの財宝を積んだドイツの潜水艦が何処に有るのか
知る為にその手がかりを知っていそうなアレックスの消息を
追う。最後に遭ったとするテディからはセントラルパークに
有る庭園に向かっていたとされるが・・・

テディを信用させる為にFBIのピーターとニールが協力して
テディを騙すシーンが一番面白かったかな。
そしてニールがまた都合良くサラにいい顔を見せたり、
アレックスに対していい顔を見せたりして、二人の女性に
いい顔しか見せないところが如何にも"詐欺師"っぽかった
けど、サラとアレックスが会話しているのを見てニールが
心配したり、サラとニールの関係が危機的状況の中でエリザ
ベスがディナーに招待する事で結果的に二人の関係がまた
復活するところなど、面白く出来ていた。
サラとエリザベスが二人で会話する中で、一体彼女たちは
何の会話をしているのだろうか?とニールはピーターに問う。、
ニールの方が女性に対して精通していそうな感じなのにピーター
の方がこんんい的確に状況を把握しているところが有った。
先ずは女性ならば靴の話題だろうとした上で、ニールの話に
決まっているじゃないかと語っていたけど、今の状況ならば
当然ニールのことしか話題には上がらないと思うよね。

相変わらずバンで待機要因のダイアナとジョーンズ。
もう少し役割を持たせて欲しいところだけど、ピーターと
ニールとアレックスが造船場で殺されそうになるところを
助けに来るタイミングはバッチリ。

アレックスの胸の中にナイフが隠されていた訳だけど、
ボディチェックをかいくぐるだけのスペースは一体どこに
有ったんだって感じの胸のポケット。顔を埋めてナイフを取り出す
ニールの姿はちょっぴりエロかったけど、その後のキスの
方がちょっぴりいただけなかった。

モジーは車酔いする体質らしい。
前回の名言、「モジーが火事(カジー)になる」に続いて今回も
またランチを奢れと言われた際にモジーは「おごランチ」
可愛い返信をしていた。

詐欺師と関係を持つのは大変だとしてモジー。
ニールはピーターとエリザベスのような家庭を満ちたいとは
思わないのか。

肝心の潜水艦の流れは意外とあっさり。
TNT爆弾が至るところに設置されているということで慎重に
トラップを解除。しかし50年代の沈んでいた潜水艦が
全ての機能が正常に備わっているとは思わないし・・
流石ドイツ製だと語っていたけど、流石に腐食していない
船内・電気系統にはちょっと違和感があった。
そしてニールを使って解除するほどの流れは無かった感じが
する。暗号解読器のエニグマが設置されていて解除にはパス
ワードが必要だとということで、アレックスは祖父が語って
いた触れるもの何でも黄金にしてしまうとするミダス王
の伝説にちなんでそれがパスワードではないかとするものが
有った。現在放送中のドラマワンス・アポン・ア・タイム
でもミダス王がチャーミング王子の住む王国を助ける為に
ミダス王の娘と政略結婚する流れがあるのだけど、この
ドラマでも謎の男がタイプライターを持って街に来たという
シーンを思わず思い出すようなシーンだった。

最後はアドラーが倉庫に隠していた美術品が爆発炎上。
アドラーはニールを疑っていたが当然それをするはずもない。
アレックスからのカードが届いていたみたいなので、
彼女からのプレゼントということなのだろうか。
ニールの目の色が変わったところが気になるけど、ニールは
追跡装置が付いているのだからすぐにそこに足を運んだ形跡
もばれてしまいそうだ。

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

サラ・エリス (Hilarie Burton) スターリングボッシュ・保険調査員
ジューン (Diahann Carroll) ニールの家の大家
アレックス・ハンター (Gloria Votsis) 泥棒

テディ・イームズ (Christopher Jacot) 泥棒
ビンセント・アドラー (Andrew McCarthy) 詐欺師

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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