ザ・ホワイトハウス
The West Wing (シーズン2)



第4話 ブロンドのライバル IN THIS WHITE HOUSE

脚本/Peter Parnell、Allison Abner 監督/Ken Olin
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サムは民主党員としてマークが司会を務めるTV番組"CAPITAL
BEAT"
に出演する。ゲスト出演には若くしてブロンド髪の女性
で共和党員の
エインズリー・ヘイズが呼ばれていた。テレビ
出演の経験のない彼女に、マークは控えめにする事が大切で、
決してスターになろうとはしないことだと語る。
そんな中、いざテレビ番組がスタートし、
下院の教育法案
ついての討論が行われると、サムに対してヘイズは大統領の
権限にて共和党が出した法案を拒否した点を強く指摘する。
流石のサムも問題点を指摘されて目を丸くしてしまう。
それを見ていたバートレット政権のスタッフたちは、面白い物
が見られたとして朝から話題にしていた。

火曜日、CJは
エイズサミットについてに報告をカメラの前で
行う。現在アフリカ代表の
クンドー共和国からニンバラ大統領
が来米している。全てはアフリカで感染が広がっている2600万
名のエイズの広がりを阻止するための協議だった。

CJは報告の後、サムを見かけると昨夜の番組の嫌みを告げる。
反論するサムに対して弱い犬ほど良く吠えるわねと呟く。
一方CJの元に、
クリーブランド新聞の新人記者・ビル・キリー
が話しかける。彼は
ボナモエネルギー社がイラクに掘削機を
販売していた権について、これは経済制裁法違反ではないか?
と問う。CJは現在
大陪審で証言中だという事を思わず話してし
まう。連邦犯罪訴訟法違反。下手をするとそれを話したことで
CJ自身が罪に問われるかもしれないと知り急いで口を塞ぐ。

ジェド大統領は昨晩、サムがテレビ討論で打ち負かされた事
をレオと話し合っていた。ジェドはヘイズの事が気に入った
として、ホワイトハウスで雇おうと提案する。彼女は何よりも
市民としての義務感を持っている女性だという。しかし彼女は
民主党員ではなく共和党員故に、レオは反対するが・・・
共和党

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大統領府の職員の間では3つの問題で頭を抱える。
一つめはアフリカ諸国でのエイズの問題、そしてCJ自身は
口は災いのもととばかりに話してはいけない事を新人記者に
語ってしまう。一方敵対する共和党系の弁護士を大統領府の
法律顧問室に招くべきかどうかで意見が分かれていく。

共和党と民主党の考え方の違いが端的に表れて興味深い流れ
だった。
サムがヘイズに言い負かされてしまうのはちょっぴり寂しい
ものがあったけど、彼女には弁護士らしい口達者ぶりや、
頭の切れる一面が見て取れた。
何より彼女自身おっちょこちょいなのか、それとも頭が切れ
すぎる為の物なのか、早合点してしまう一面がドラマとして
は面白く写る。
そんなヘイズを演じているのがCSI:マイアミシリーズの
カリーデュケイン役のEmily Procter。気の強そうな感じが
なかなか良かった。

今回のジェドの仕事は、アフリカの大統領・ニンバラとの
協議。ニンバラが統治する国では35.8%の人たちがエイズに
感染し、病院のベッドの60%以上がエイズ患者で溢れている。
貧しい国故にエイズの治療薬が購入できずに蔓延を防ぐ事
が出来ない。

製薬会社が暴利を貪っているのか、それとも正当な権利の
主張が正しい事なのか。
国民達は韓国などのブラックマーケットで売っているエイズ
薬を購入している事で製薬会社もご立腹だけど、逆にアフリカ
での言い分も納得できるものがあり、なかなか歩み寄るのが
難しい。その辺はトビーとジョジュが上手く調整役として
活躍していたけどね。

ニンバラ大統領は国民のためにとてもよく勉強している人で、
国の地形の悪さ故に作物が育ちづらい不幸な一面をなんとか
克服しようとしていたり、大統領不在の中で国内でクーデター
が起ころうとも帰国を決断する辺りの気骨を持った人だった。

一方CJの様子が変なのは一体何が彼女に起きたのかと思った
けど、案外気の小さい一面が有るところは、親近感を覚える
ところだった。その辺は上手くヘイズがフォローしていく所など
良くできた内容だった。

ジェド・バートレット (マーティン・シーン) 大統領
サム・シーボーン (ロブ・ロウ) 広報部次長
CJ・クレッグ (アリソン・ジャニー) 報道官
レオ・マクギャリー (ジョン・スペンサー) 首席補佐官
トビー・ジーグラー (リチャード・シフ) 広報部長
ジョシュ・ライマン(ブラッドリー・ウィットフォード) 次席補佐官
ドナ・モス (ジャネル・モロニー) ジョシュの秘書
チャーリー・ヤング (デュレ・ヒル) 私設秘書
アビー・バートレット (ストッカード・チャニング) 大統領夫人

マーガレット・フーパー (NiCole Robinson) 大統領府職員
ゾーイ・バートレット (Elisabeth Moss) 大統領の末娘
ダニー・コンキャノン (Timothy Busfield) CJに好意を持つ記者
キャロル・フィッツパトリック (Melissa Fitzgerald) 職員
ボニー (Devika Parikh) WH職員
ジンジャー (Kim Webster) WH職員


エインズリー・ヘイズ (Emily Procter) 共和党員・弁護士
ニンバラ (Zakes Mokae) 大統領
--- (Michael Chinyamurindi) 通訳
--- (Michael Cavanaugh) 製薬会社
--- (Len Cariou) 製薬会社
マーク・ゴットフライド (Ted McGinley) TV"CAPITAL BEAT"司会
ビル・キリー (Sam Jaeger) クリーブランド新聞記者
ハリエット (Brigid Brannagh) ヘイズの仲間
ブルース (Tom Gallop) ヘイズの仲間
ケーティ・ウィット (Kris Murphy) 報道記者
クリス (Mindy Seeger)
スティーブ (Charles Noland) リポーター
--- (Jerry Sroka) リポーター
アーサー・リーズ (Randy Brooks) 報道記者
リリー (Tracy McCubbin)
--- (Sean Patrick Murphy) フロアマネージャー
ジョージ (Lorenzo Callender) TV"CAPITAL BEAT"のスタッフ
マイク (Thomas B. Hall) 警察官
ジェワスキー (Bill Stevenson)
エイド (Molly Schaffer)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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