エア・シティ Air City
MBC (2007年)

脚本/ホイ・ソニ、イ・ソユン
演出/イム・テウ

http://www.tv-tokyo.co.jp/aircity/


第12話 荷をほどけ


なんだか相変わらずツッコミ処の多い展開だった。

なんか犯人が画策している計画が実に地味というか、
空港内に不審物を置いて意図的に視線を交わすと言うが、
これだけ偽札騒ぎが起こっているにもかかわらず、犯人の意図
が分からないというのは不自然過ぎる。

しかもハジュンの言い分も酷いモノで、犯人の狙いが分からず
警備強化している現実に対して、いつまで続ければ良いんだと
不満タラタラ。あんたらそれが仕事だろうと小一時間。

国家情報院のエージェントともあろう人たちは、空港運営本部
とやっている事が全く同じで、殆ど同化してしまっている。
プロらしいところ一つ見せず、展開的に後手をふんでばかり。

ジソンはそれでもドルの輸送に関して、前回と警備員の人員が
違うと気がついただけマシなのかもしれない。しかし気がついた
までは良かったが、その問題を解決することもなく、連絡を
受けて爆弾処理の現場へと足を運んでしまう酷い内容だ。

笑えるのはこの無線・デジタル時代に、アナログチックな捜査
を繰り返す意図が分かりづらい。
ジソンはいちいち爆弾が見つかったと報告を受けると自ら現場
にいくし、爆弾の処理のために空港から離れた処理施設を利用
するとなると、そこにも付いていく。それぞれに持ち場がある
のだろうし、担当が有るのだから全ての事案に関わる必要性が
無いのに、わざわざカメラの前に出てくる。これはドギョンにも
言える。空港職員がわざわざ爆弾の処理施設にまで足を運ぶ
ものだろうか。

意味もなく犯人は空港を使うがマークされているのは明らかなの
だし、わざわざ犯罪を犯した仁川空港から出国しないでも
警備の手薄な別のルート使えばいいのにね。

ミョンウが病気になった展開は、如何にも韓国ドラマっぽい。
っていうか病気が発覚しないとドラマとしての展開を続けられ
ないというのは、脚本家としてお粗末すぎる。

ハン・ドギョン (チェ・ジウ) 仁川空港運営本部・室長
キム・ジソン (イ・ジョンジェ) 国家情報院
ソ・ミョンウ (ムン・ジョンヒ) 医師
カン・ハジュン (イ・ジヌク) 仁川空港運営本部管理チーム
イ・ジェム (チャン・ヨン) 国家情報院・仁川支局・局長
イム・イェウォン (パク・ヒョジュ) 国家情報院
ミン・ヒョンガン (クォン・ヘヒョ) 本部長
チャン・ナニョン (パク・タミ) 顧客支援チーム
オム班長 (ユン・ジュサン) カート担当
ハン・イギョン (イ・ダヒ) 若手パイロット。ドギョン妹

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)

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