オークションハウス 
Auction House (2007年MBC)

演出:ソン・ヒョンソク、キム・デジン、イ・ジョンヒョ
カン・デソン
脚本:キム・ナムギョン、チン・ホンス、クォン・キギョン
キム・ミヒョン


第12話 強く願えば・・・

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ヨンスは競売場で壇上に上がり競売の進行役を演じてみる。
しかしミンに見つかり遊んでいる暇はないと怒られる。

年末の競売会では2部構成として通常の競売とは別に、イベント
を行うという。その為の企画を提出せよとミンはみんなに告げ
る。

ヨンスは最近チェ・ハンビョルという人物から手紙が何度か届
いていた。更にその人物から電話がなり絵を買いたいという。
しかし電話の先から聞こえるのは明らかな子供の声。ヨンスは
イタズラしないで欲しいと告げるが、手紙を出したことを聞か
され急いで封を開ける。そしてヨンスは直接ハンビョル君に逢い
にいく。
すると子供はパク・キヒョンの絵が欲しいという。彼の絵が好き
で見ているだけで幸せになれるという。
ハンビョルの母によるとキヒョンの絵に出会ってから明るくな
ったという。そのきっかけは展覧会のパンフレットだったと。
ハンビョルは小児糖尿病を患い、長くて一年だと言われたが、
現在それから二年が経っているという。

ミンの前でそれぞれ企画を発表する。
ナギョンは宝石、ドヨンはワイン関係の企画を打ち出す。
ヨンスは夢と希望をテーマに、メッセージ性の強い絵を集めて
競売に掛けようという。絵が人に生きる希望を与えることを
知った事を告げると、ミン理事はキヒョンの絵が有れば可能
である事を告げる。

ヨンスはユンジェとキヒョンが知り合いだと知り、是非彼に
逢わせて欲しいと頼む。委託の交渉は私がするので逢わせて
くれるだけで良いと告げる。
しかしいざキヒョンに逢うと絵は妻のためだけに描くと約束
した事を理由に断る。しかもキヒョンは突然、誰も居ないにも
関わらず、妻を紹介するとして語り始める。
ユンジェに聞くと彼は亡き妻の死が受け入れられず、幻想に
生きており、幸せに暮らした思い出に生きている事を告げられる。
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画家・キヒョン役のペ・スビン

最近まで見ていたドラマ「華麗なる遺産」のジュンセ兄さん
だったので驚いた。「華麗なる遺産」の時は良い人だけど、
ちょっと芋っぽいなと思っていたが、このドラマでは髪型故な
のか、ちょっと可愛らしさを感じる役どころだった。

子供が絵心を知る

子供が絵心を知っているという点で、かなり違和感がある。
聞いてみると子供の意図するところが自分の亡くなった後の
母親のことを気にしての行動という事で、かなり出来過ぎている。
しかも子供が先天性の小児糖尿病によって、家計だってそんなに
豊かではないだろうに、最後にオークションで落札する所に
かなりの無理さ加減が描かれる。

画家のキヒョンは亡くなった妻を忘れられない。

どのようにキヒョンに現実に目を向けさせるのかがドラマとして
の一つのポイントだ。当然ながら何度も足を運ぶヨンスだし、
そっとして置こうとしたユンジェも最後はキヒョンに一言もの
申す。まぁ結局幻想の中で奥さんが自分の為だけでなく、他人の
為にも描いて欲しい事。そしていつまでも逃げていないで私を
安心させてと告げるジョンヒの霊が、現実に目を向けさせる結果
となる。

ヨンスの念願が叶う

最後はヨンスが進行役を務める。
この道を望んでいたのか、そして進行役をやりたかったのか、
どれ程の願いが有ったのか分からないところは残念。

チャ・ヨンス …… ユン・ソイ (主人公)
オ・ユンジェ …… チョン・チャン (メガネの人)
ミン・ソリン …… キム・ヘリ (理事)
チョン・ナギョン …… イ・ユジョン (宝石、アンティーク担当)
ナ・ドヨン …… チョン・ソンウン (ワイン、美術担当)
キム・ウンテ …… チャン・ヨン (ウィルオークション社長)
ホ・ミョンファン …… チェ・ジョンウォン (復元作業)
ユ・ミニョン …… オク・チヨン (記者)
チャ・マンヒ …… チョン・インテク (ヨンスの父・現猟師)

パク・キヒョン …… ペ・スビン (画家)
イム・ジョンヒ …… イム・ソヨン (キヒョンの亡き妻)
チェ・ハンビョル …… カン・イソク (小児糖尿病)


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