ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~

演出/イ・ジェギュ

http://www.tv-tokyo.co.jp/beethoven_virus/


第3話 風を感じて


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チェロ奏者のヒヨンはカン・マエに酷く罵られたことを悲しみ
そして去っていく。ストレス解消のために来たのに、ここでは
余計にストレスを溜めるという。
ゴヌもカン・マエの態度に説明もせずに貶すだけの指揮者は
無駄だと本人の目の前で告げるが、カン・マエは相変わらず
お前達はただの飼い犬で主人の指示通り弾けば良いとして譲ら
なかった。
そんな中、高校生のイドンは孫のようだと言ってくれたオーボ
エ奏者のガブヨンの元に行きお金を借りに行く。住むところが
無くて介護施設に間借りしていることや母親は糖尿病で父親は
工事現場で働くが足が悪いことを告げる。変わりに健忘症の事
は内緒にするというが、逆に逆鱗に触れイドンは追い出される。
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相変わらずカン・マエの酷さと言ったらまた凄いな。
実力が有れば他人の人格を否定し、貶しても許されるのかと
いう感じのキャラクター。
今まではどれ程の実力が有るのか分からなかったが今回ようやく
その一端が公開されることになる。

女子高生のイドン。
ガブヨンに泣き寝入りするところは嘘を並べ立てているのかと
思ったけど、本当に厳しい境遇の持ち主だったんだね。
それにしては人が話しているのに常にメールをしていたりして
なかなか取っつきにくいキャラクター。
境遇に同情は出来るけれど、ガブヨンを恨むのは筋違いだし、
この楽団に怒りをぶつけるのはなんか違う感じ。

ゴヌが今回は音頭をとって自主練習を行う。
そのお陰で少しはカン・マエも教える気になったのか。
そしてゴヌの意外な才能を発見。なんと楽譜が読めない変わりに
一度音を聞いただけで演奏することが出来るという。絶対音感
ではあるけど、オーケストラの中でそれを聞き分ける術は、
才能以外に無いね。一応この才能についてはカン・マエも認めて
居る感じ。

自主練習をしていた事が発覚し、何故か責任を取ることになる
ゴヌ。練習したら悪いんか?ルミはここまで引っ張ってくれたの
は彼であり辞めさせないという。敢えて選ぶのならば、カン・
マエではなくゴヌであるという至極真っ当な答え。
公演の質は問わないが決していい加減でやっているのではない
として、団員を信じて共に歩んでくれる人の存在こそ求める人
だと訴える。

カン・マエはその言葉を聞いてどんな態度を見せるのか。
意外にもシオらしくなって、翌日にはちゃんとした常識的な
指導法で生徒達に接してくる。全てはカン・マエの腕前を誇示
する為に。いちいち実力を披露せずに勝手に海外にでも行けば
良いのに、この勘違い男はゴミやクズだと思っている奏者達に
自分の存在を認めて欲しいんだろうね。

ゴヌも演奏後に音楽があれ程美しいと感じたのは初めてだと
実感。指揮者の奥深さを感じたのか。そして自らが傲慢でバカ
だったことを素直に認める訳だが、当然この勘違い男が普通の
謝罪を額面通りに受け取るわけがない。
ルミにしても実力を見くびっていたことを告げるが、これまで
カン・マエが実力らしいモノを見せたことがないので仕方が
無いのかも。

最後は女子高生・イドンが市長に告げ口したことで、オーケス
トラは偽物なのかと疑われることになる。果たしてカン・マエ
は助けてくれるのか?

カン・マエ (キム・ミョンミン) (40) マエストロ
トゥ・ルミ (イ・ジア) (26) バイオリン/市役所
カン・ゴヌ (チャン・グンソク) (24) トランペット/警察官
キム・ガブヨン (イ・スンジェ) (65) オーボエ
ペ・ヨンギ (パク・チョルミン) (37) トロンボーン
ハ・イドン (ヒョン・ジュニ) (17) フルート/高校一年生
チョン・ヒヨン (ソン・ソクスク) チェロ/大家
パク・ヒョクォン (チョン・ソギョン) 市役所先輩
市長 (イ・ハヌイ)
ホン・ジュンギ () クラリネット

チョン・ミョンハン () マエの大学時代のライバル

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