ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~

演出/イ・ジェギュ

http://www.tv-tokyo.co.jp/beethoven_virus/


第5話 光栄の序曲


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ルミの先輩でありコントラバスを担当するパク課長もまた
仕事場の引っ越しにより当日参加できなくなる。
ゴヌは仕事に復帰。制服姿のゴヌとルミは対面する。新しい
トランペットは見つかったのかというゴヌに対して言葉を
濁すルミ。

いよいよ公演の日。
空いている席は地元の小学生に配られることになる。宣伝費
の不足により思った数をさばけなかったのだった。アートホ
ールのロビーには騒がしい子供たちで溢れているのを目にした
市長達は頭を抱えるが団員達は上手く子供の心を掴んで大人し
くさせる。
そんな中マエは交通整理中のゴヌの元を訪れ、開演は6時から
であることを告げ、自分の価値観に従い働けて幸せか?と訴え
る。指揮の件はなんだったのか、夢を実現させるために行動
すべきではないのかと告げる。
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いよいよ公演の日。
果たして纏まりを見せていなかった素人集団は一つの形にまと
まるのか。

また色んなエピソードを重ねてきましたね。
最も興味深い流れは、ゴヌをどうやって再び楽団に目を向けさ
せるのかという事。
結局マエの訴えが功を奏し、かつてマエの指揮で音楽的世界観
に入り込んだ時のような情景を交通整理の場でも思い出させて
戻らせることに成功した。
でも6時から開演ならば公務員なら十分間に合うんじゃないかと
いう気がしないでもない。しかも一回だけの公演のために仕事
を辞めるという決断はちょっと難しい感じだね。

ルミの先輩も突然引っ越しだと言っていたが、6時開演なら
十分間に合うんじゃない?

マエは一人の男の人生を変えてしまったわけだが、そんな事
お構いなしとばかりに最後に別の市響を率いようとするのだから
なんとも惨い感じがする。

ヒヨンは夫に公演の事がバレて無理矢理連れ戻されることに
なる。この夫、現在仕事をしていないのならばお前が家事でも
して貢献しろといわんばかりのキャラクター。
最後に家事を全てこなして時間が有れば練習に参加しても良い
と格好つけるような展開になったが、あまりの我が儘な主張に
あんまり格好良く見えない。それでも本人であるヒヨンが喜び
を感じているのならば何も言うまい。

子供のエピソードは、時間稼ぎのような感じだったね。

ルミ自身は耳鳴りのような状況に陥り周りの音が聞こえなく
なった。プレッシャーの為なのか精神的な物なのか。
私だけを見つめてついてくれば良いとするマエに身を委ねる
為のエピソードか。

いよいよ最後の曲はゴヌとヒヨンも交えてオーケストラを完成
させる。練習では失敗していた所を成功するという流れは
良かったと思う。成功したことで次に繋がった訳だが、どの
様にしてメンバーとマエを絡ませていくのか。
最後のマエは不気味なほどしおらしくして素直な彼が居たけど、
その後のオチを聞いてみると、団員達への皮肉の為に素直に
なっていた感じ。やっぱりマエはマエだったか。

カン・マエ (キム・ミョンミン) (40) マエストロ
トゥ・ルミ (イ・ジア) (26) バイオリン/市役所
カン・ゴヌ (チャン・グンソク) (24) トランペット/警察官
キム・ガブヨン (イ・スンジェ) (65) オーボエ
ペ・ヨンギ (パク・チョルミン) (37) トロンボーン
ハ・イドン (ヒョン・ジュニ) (17) フルート/高校一年生
チョン・ヒヨン (ソン・ソクスク) チェロ/大家
パク・ヒョクォン (チョン・ソギョン) コントラバス/市役所先輩
市長 (イ・ハヌイ)
ホン・ジュンギ () クラリネット

チョン・ミョンハン () マエの大学時代のライバル

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