ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~

演出/イ・ジェギュ

http://www.tv-tokyo.co.jp/beethoven_virus/


第6話 プロの壁


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市響を作ることになったのは演奏した私達のお陰。
いや素人達を立派に成功させた私のお陰だ。
市響を作るに当たり互いに自分たちの価値観を誇示して、
市響に於けるイニシアチブを取ろうとする。しかし説得力が
有ったのはマエ側だった。これからは客席で会いましょうと
いう彼は、気休めを言うのは簡単だが、夢を諦めきれずに
何年も無駄にさせるのは忍びないとして、実力が無い事を
ハッキリと告げる。しかしルミたち楽団員はチャンスが欲しい
として、こんな風に引き下がるのは悔しいことを告げる。
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2ヶ月間の練習の末、なんとか成功裏に公演を終えた。
次に繋がるかに思えた市響結成話だったが、声を掛けられる者
と見限られる者との間で早くも空中分解になる。

一応これまでの展開の中でマエの実力は披露できたし、有る
程度楽団員たちのキャラクター性と実力は分かったと思う。

これからどうやって話を続けていくのか。
よりレベルの高い場所で奮闘するところを描いていくのか、
また同じようにマエの実力を見せていくのか。

レベルの差というのが一目では分かりづらい所があれだけが、
オーディションに参加した際に、プロの演奏を聴き自ら辞退
させる事で物語をスリム化させ、メンバーの一新を図る。

そんな中で浮かびあがるルミの聴神経の腫瘍の話。
実感が沸かないという彼女だが、約四ヶ月後には聞こえなく
なるという。時限的な制限が設けられた訳だが、この四ヶ月の
間に一定の結果を出していくことで、音楽との決別を図っていく
のだろうか。

イドンは金儲けを企み、自分と同じく貧しくて音楽を諦めざる
を得ない人たちのためにその場を提供する事をしたいという。
ただ高校生である事を勘案するとそれを考えるのは早すぎるし
割り切りが良すぎという感じ。
ガブヨンが彼女の前に立ちはだかり、イドンが悪い方向に
進まない様監視する。
イドンは援助交際によって金を稼ごうとしていた訳だけど、
Chatしていた相手はガブヨンだった。出会い系に参加している
なんてハイカラなおじさんだね。しかも特定の相手とよく
chat出来たな。警察真っ青の捜査っぷりだ。

ヨンギは今回落第点を受けて最も荒れていた人物。
最後にゴヌにプレゼントした辺りは良かったけどね。

ヒョックォンは仕事を辞めて本格的に市響に参加する様子。
同僚との人間関係で最後は揉めていたけど、これで今の仕事と
は上手く決別できたのか。

カン・マエ (キム・ミョンミン) (40) マエストロ
トゥ・ルミ (イ・ジア) (26) バイオリン/市役所
カン・ゴヌ (チャン・グンソク) (24) トランペット/警察官
キム・ガブヨン (イ・スンジェ) (65) オーボエ/元プロ
ペ・ヨンギ (パク・チョルミン) (37) トロンボーン/キャバレー
ハ・イドン (ヒョン・ジュニ) (17) フルート/高校一年生
チョン・ヒヨン (ソン・ソクスク) チェロ/大家
パク・ヒョクォン (チョン・ソギョン) コントラバス/市役所先輩
市長 (イ・ハヌイ)
ホン・ジュンギ () クラリネット

チョン・ミョンハン () マエの大学時代のライバル

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