ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~

演出/イ・ジェギュ

http://www.tv-tokyo.co.jp/beethoven_virus/


第11話 愛せる限り愛せ


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ルミの態度がおかしい事に気がついたゴヌは声を掛ける。
ルミがマエの事を好きだと察した彼は、気づいてあげられない
ことに対して謝罪する。ゴヌの低姿勢ぶりに戸惑うルミは、
怒ってくれた方が楽だという。先の約束をしたわけではないか
らとクールに接するゴヌ。しかし友達として付き合って欲しい
というルミに対してそれは無理だと告げる。

一方議員はルミと市長のことを訴える事をマエに告げる。
マエは団員を告発したら今度は私が貴方を訴えると告げるが、
議員も私には政治が全てなので、それを守るためには何でも
やるという。

マエは電話しているところをルミがやってくる。
告白したことは意地悪な人に惑わされて正気ではなかった事。
反省するために旅に出るという。復讐するために毎日マエに
電話を入れるが決して出るなと告げる。もうここには戻らない
事を告げ、辞表も郵送した事を語る。
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なんか一連の顛末がよく分からない。
ルミの公文書偽造って何をやったんだっけ?
団員達の経歴を問題視しているが、そんなに問題になるような
経歴なのだろうか。取りあえず大学を出ていないと一人前の
扱いをされない韓国らしいエピソードといった所なのか。

ルミに被害が及ぶのを防ぐためにマエは彼女を楽団から外した
のだとは思うのだが、訴えられればそんな事は関係有るの
だろうか。
楽団員に迷惑を掛けて楽団の活動が停止になるとそれこそ
ルミが傷つくと思っての行動なのか。

恋愛に関しては三角関係にならず、案外すんなりと関係が
まとまりそうな気配。ゴヌがルミに対して固執するような態度
を見せないためにすんなりと話がまとまった感じ。
最初に好き合った人が最後まで愛を貫き通す典型的韓国ドラマ
の構図とは違っているね。

勿論一連の恋愛の中にはマエの決断力が要求される。
腹を割って話そうとしたガブヨンの言葉、何でもやれるときに
やらねば人生など短いといったアシストが上手く作用しての
事。
毒舌だが自分の素直な感情を表現するのが苦手なマエに対して
はルミが積極的に対処していかないと、なかなか恋愛関係も
発展しそうにないからね。そういう意味では最後ルミの方から
抱きついた辺りは今後の展開を期待させるものだと思う。

それにしても楽団員の方向性もよく分からないな。
交響楽フェスティバルに参加して、客観的な評価を得ることで
クビになった団員たちを引き戻そうとしているようだが、
団員たちは分裂しているし、ゴヌが家畜倉庫を借りて練習
しようとしているが、そこに来たのは研修生の極一部の人たち
だし、そもそもクビになったのではなかったのか?
市の交響楽団としてではなく、ゲリラ参加でもして実力を認め
させようとしているのか?

もうマエの前には現れないというルミもマエの携帯電話を日記
帳変わりにするところなど未練たらたらじゃないか。

カン・マエ (キム・ミョンミン) (40) マエストロ
トゥ・ルミ (イ・ジア) (26) バイオリン/市役所
カン・ゴヌ (チャン・グンソク) (24) トランペット/警察官
キム・ガブヨン (イ・スンジェ) (65) オーボエ/元プロ
ペ・ヨンギ (パク・チョルミン) (37) トロンボーン/キャバレー
ハ・イドン (ヒョン・ジュニ) (17) フルート/高校一年生
チョン・ヒヨン (ソン・ソクスク) チェロ/大家
パク・ヒョクォン (チョン・ソギョン) コントラバス/市役所先輩
市長 (イ・ハヌイ)
ホン・ジュンギ () クラリネット

チョン・ミョンハン () マエの大学時代のライバル

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