ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~

演出/イ・ジェギュ

http://www.tv-tokyo.co.jp/beethoven_virus/


第12話 男のプライド


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旅行に出たルミだったが、マエは先回りしてルミに逢いにくる。
コーヒーの入れ方を聞きに来ただけだというマエ。
腹が減ったというルミに対して、オーケストラの件は良いのか
と尋ねる。ルミはみんなが一時的にクビになった事実を知らず、
フェスティバルに出ることも知らなかったのである。
全ては私のせいだと告げるルミにマエは彼らしい言い回しで
それを否定するのだった。
帰りの電車の中で睡魔が訪れるルミに対して肩を貸そうとする
マエ。しかしタイミング悪くゴヌから電話が鳴る。

帰宅するとゴヌはCDの音を頼りに指揮の練習をしていた。
それを見たマエは何故私の教えてやった方法を無視するのかと
して自分のやり方を叩き込ませようとする。マエがルミに逢っ
た事を告げるが、ゴヌは自分にはルミよりも先生の方が大事で
有り、既に前向きに振り切っている事を告げる。
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ゴヌとマエのやり方の違いが明らかになり、なんでも自分の
意見を押しつけてくるマエのやり方にゴヌはついて行けないと
告げる。

しかしゴヌは、先日まで楽譜が読めなかったのに、早くも
楽曲に対して独自の解釈をし始め、指揮に関しても何も知らな
いのに、独自の色を求め始めるのは幾ら何でも不自然では無い
か?

ゴヌは良い人ぶりを見せる。
マエにルミを奪われたにもかかわらず怒ることもないし、
マエの機嫌を取るかのように、ルミに電話して辛そうにして
いる先生を元気づける。この行動が良いのか悪いのかは別と
して、この恋愛観は韓国ドラマには無かったものだね。

マエとルミの関係を急速に近づける。
マエが電車の中で肩を貸すとは思わなかった。
一週間ぶりにルミに逢ったときには、随分ルミのペースに惑わ
されて来たようにも感じる。
ただこれがゴヌの演出だったと知ったときには、確かにあんまり
良い気持ちはしない。ルミ自身が自発的にやってきてくれた
と思うからこそ愛情を感じるわけだしね。

マエはフェスティバルに際して、ベートーベンのピアノ協奏曲
を楽曲として選ぶ。ソリストを募集すると、ソ・ヨルなる足の
悪い女性がやってくる。しかし全てはマエの仕組んだこと。
彼女はプロのピアニスト・ソ・ヘギョン。
ゴヌがルミを遣わせた様にマエもまた楽団に彼女を遣わせた
所が何とも言えない。

今後練習するにも金が要るだろうとしてマエはポケットマネー
を捻出しようとするが、ゴヌはそれを受け取らず、自ら取った
策は楽団員をアルバイトさせて資金を稼ぐこと。

マエの言うとおりには動かなくなってきたゴヌ。
果たしてマエが言っていたように、無理矢理マエとの違いを
探して、わざと反抗し我を張っているのだろうか。
感情を封じ込めれば音楽は出来ないとするマエの言葉に、遠慮
無くゴヌは感情を露わにしていくのだろうか。

それにしてもガブヨンさんの容体が悪化。
唐突な感じにも思えるけど、このエピソードがどれだけ物語に
効果的に作用するのかな。

カン・マエ (キム・ミョンミン) (40) マエストロ
トゥ・ルミ (イ・ジア) (26) バイオリン/市役所
カン・ゴヌ (チャン・グンソク) (24) トランペット/警察官
キム・ガブヨン (イ・スンジェ) (65) オーボエ/元プロ
ペ・ヨンギ (パク・チョルミン) (37) トロンボーン/キャバレー
ハ・イドン (ヒョン・ジュニ) (17) フルート/高校一年生
チョン・ヒヨン (ソン・ソクスク) チェロ/大家
パク・ヒョクォン (チョン・ソギョン) コントラバス/市役所先輩
市長 (イ・ハヌイ)
ホン・ジュンギ () クラリネット

チョン・ミョンハン () マエの大学時代のライバル

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