ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~

演出/イ・ジェギュ

http://www.tv-tokyo.co.jp/beethoven_virus/


第13話 チャンス到来


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マエの言いなりになる事に限界を感じたゴヌは、これからは
干渉も口出しも無用だとして闘うことを宣言する。
そしてこれからはオレのやり方でやりたい事をみんなの前で
告げるゴヌ。
そんな中ルミが練習に遅刻する事態になる。彼女が居ないと
ヴァイオリンの練習が出来ない。気を揉む中、ルミはベッド
の中にいた。悠長にもカバのヌイグルミを抱きしめて寝ている
彼女。自然に目が覚めると目覚ましが鳴らなかった事に気が
つく。更に留守電にも何も入っていない。壊れたのか?
試しにCDの音楽を聞こうとも何も聞こえてこなかった。ルミ
は自分の耳に異常が起こっている事に気がつく。
不安な彼女は真っ先にマエにメールして面会を求めるも、
練習中の彼は忙しいとして彼女からの問いかけを一蹴する。
ゴヌから電話が鳴るも母親と会うという事にする。しかしゴヌ
はルミが病院に居ることを悟る。
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ついにルミは耳が聞こえなくなり、ガブヨンは一週間に渡って
自分を見失う程に認知症が悪化。
更にフェスティバルに出演するために録音されたCDを委員会
に手渡すも全く取り合ってもらえない始末。果たしてこの楽団
に未来はあるのか。

完全に自分だけの力でやりたいと感じているゴヌ。
マエは言葉とは裏腹にゴヌたちの手助けをして、全てを円満に
解決しようとする。

ドラマとしてはゴヌの身勝手さが目立つ感じかな。
フェスティバルの件にしても楽団員の生活や将来が掛かっている
というのに、そういう現実を無視して自分のプライドばかりを
優先させようとしている始末。
全てはマエの掌で踊らされている現実を目にして、勝ちたいと
いう彼。まだまともに公の前で指揮さえ奮ったことが無いのに
凄い勘違い男の姿。

一応フェスティバルに合格したことで気をよくしたのか、マエ
にポーカーの勝負を挑みペラペラと話しかけるゴヌ。
先生の言葉は心から刻んでおり、基本に忠実に作曲家の意図を
把握しようと努力している事を告げる。

しかし全てはマエの言葉通り、道筋はマエによって作られていた。
マエはきっかけを作っただけで、音楽の評価自体は楽団員の情熱
とゴヌの新鮮な解釈によるものなんだけどね。男性はプライドで
生きる動物とはいえ、なんとも違和感を感じる内容だ。
最後にピアノ奏者がプロのソリスト、ソ・ヘギョンだった事が
決定的だったか。

対するゴヌもルミの耳が聞こえなくなった現実をマエにぶつける。
一体どうやってルミの件は処理していくのだろうか。
こんな男を何故好きになったのかとゴヌは告げるが、それでも
マエは随分集団生活に慣れてきたと思うけどね。言葉は相変わら
ず厳しいわけだが、今の現状を見ると場違いな発言をしている
のはゴヌのような気がする。

カン・マエ (キム・ミョンミン) (40) マエストロ
トゥ・ルミ (イ・ジア) (26) バイオリン/市役所
カン・ゴヌ (チャン・グンソク) (24) トランペット/警察官
キム・ガブヨン (イ・スンジェ) (65) オーボエ/元プロ
ペ・ヨンギ (パク・チョルミン) (37) トロンボーン/キャバレー
ハ・イドン (ヒョン・ジュニ) (17) フルート/高校一年生
チョン・ヒヨン (ソン・ソクスク) チェロ/大家
パク・ヒョクォン (チョン・ソギョン) コントラバス/市役所先輩
市長 (イ・ハヌイ)
ホン・ジュンギ () クラリネット

チョン・ミョンハン () マエの大学時代のライバル

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