クリスマスに雪は降るの？ (韓国SBS 2009年) 脚本：イ・ギョンヒ 演出：　チェ・ムンソク http://www.tv-tokyo.co.jp/xmas_snow/index.html

第10話 故郷へ
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ジワンはポソム建設の不正をガンジンに問いつめる中、そこに
ウジョンがやってくる。ウジョンは彼に貴方が愛しているのは
ジワンだったのねという。更にそこには、ポソム建設のイ会長
の復讐によって、ガンジンの不正を告発され、中央地検の職員
がやってくる。
家宅捜索される中、ガンジンはウジョンに電話し、ジワンを
何処か外に連れ出してくれるよう頼む。
ジワンはあの刑事達は何故来たのか?と問い、何が起きたのか
とウジョンに聞く。ウジョンは黙ってジワンを外に連れ出そう
とするが、彼女はそんな彼女の手を振り解く。ガンジンは貴方
に連行される姿が見せたくないのだとし、そんなに捕まる姿が
見たいのならば勝手にしろという。

ガンジンが連れて行かれる中で、ジワンはウジョンに何が起き
ているのかを説明して欲しいと頼む。ガンジンはテジョンを
助けようとして自殺行為をした事を告げると、それはどういう
事なのか?と尋ねる。

警察の拘置所に居るガンジンの元に、ウジョンは面会にいく。
一介の社員など簡単に消されること。釈放されても内部告発者
の貴方は国内で雇う会社など無いという。ウジョンは私と一緒に
渡米しないか?とし、貴方のためならば全てを捨てられる事を
告げる。しかしガンジンは行きたくないと断る。ジワンがいる
からなのか?というウジョンは彼に正気ではないとし、素性も
分からない女の何処が良いのか?と幻滅する。

ジワンは拘置所の外で一人佇んでいた。
帰り際にウジョンは声を掛ける。ジワンは何度も面会を求めた
が本人から断られたという。うっとうしい子だというウジョン
に対して、ジワンは貴方しか助けられる人が居ないとし、
ガンジンの事を助けて欲しいと求める。会社と私の父に反旗を
翻した男だとするが、ジワンは私とガンジンは何でもない事
を告げ、貴方も私がテジュンと付き合っているのを知っている
でしょうという。貴方は先輩を愛しているのでしょうと訴え
かけると、それならばガンジンを助けるから貴方はテジュンと
別れてと告げる。ジワンが別れるというと、今度は気が変わった
として、逆にガンジンが貴方を忘れるようにテジュンと結婚
してという。ジワンは躊躇無く結婚するとし、他に私が出来る
事は何でもするという。それならばガンジンの前から消えてと
告げる。
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ジワンはテジュンが自然史博物館のデザイン公募からもれた
理由を、ポムソ建設のロビー活動であり、ガンジンの事を
悪の権化とばかりに責め立てる。しかし逆に彼はテジュンを
助けるために会社を裏切り、そして地検からも目をつけられて
いる事を知る。

ポムソ建設と地検周りのエピソードは実に都合良く作られて
いる感じがするが、そのお陰でガンジンの人間性を改めて
知らしめると共に、ジワンが先走って全ての責任を彼に背負わせ
ようとしていた事を知って罰の悪い思いをさせる。
地検と警察がごっちゃになってよく分からなかったけど、
結局起訴は免れたのか?

嫌な奴の象徴でもあったウジョン。
しかしそんな彼女が、意地悪もせずに全ての事実をジワンに
話していくところだったり、テジュンもまた過去に自分が
起こしたガンジンに対する誤解を解いていくところは、かなり
人間的に修正された感じ。まぁそれを引き出したのも
ガンジンの誠実な対応のお陰だけどね。

ドラマとしては最終回でも良いのではないかという展開だった
けど、まだまだ実家でのゴタゴタ騒ぎが収まっていないし、
今後はチャ家とハン家の事情を描いていくことで物語を成立
させていくのかな。

そういえばガンジンが拘置所から出てくる際に、テジョンが
豆腐を持って出迎えしていた。誕生日にワカメスープを食べる
シーンと共に、刑務所からの出所に於いて豆腐を食べさせる
シーンも韓国ドラマでは良く出てるね。
最近それと共に、このドラマの中でも出てくるけど、韓国で悪巧み
を相談し合うところは、日本式の料亭という刷り込みが行われている。
こういう一つ一つの描写で韓国での日本のイメージというのが
分かるよな。