ドラゴン桜 (勉強の神) 演出：ユ・ヒョンギ 脚本：ユン・ギョンア 原作：三田紀房（「ドラゴン桜」 講談社刊)

第4話 スパルタ合宿
--------------------------------------------------------
ソクホの元にチャンドゥの父・チュンシクがやってくる。
父は息子が天下大に入学するなど無理だとし、アメリカ留学さ
せる事を告げる。ソクホは彼の数学の成績表を見せると1年生
の時からの成績で最高点は52点だったとし、この10日間で
基本をマスターさせ、最後の日に行う数学の試験では80点以上
を取らせる事を告げ、その得点より下回れば自分はどんな処罰
も受けるが、変わりにそれ以上ならば留学の件は中止にして
欲しいと頼む。
ソクホはチャンドゥに対して、お前は本当にアメリカに行くつ
もりなのかとし、このまま逃げるのか?と問う。仲間から信頼を
受けているのに、それを踏みにじって自分だけ逃げるのかと
告げる。するとチャンドゥもやってみる事を決意し、父にこれ
は自分の意思で挑戦したい事を告げる。10日間だけ結論を出す
のを待って欲しいと頼む。

しかし他の特進クラスの生徒達は、チャンドゥの事情に自分たち
も巻き込まれるのではないか?と不満を告げる。特にヒョンジョ
ンは、今の勉強だけで精一杯なのに私たちまでしごかれると
訴える。プリプはみんなで頑張ろうと告げ、ここでチャンドゥ
が抜けても良いのか?と訴える。ベクヒョンはやるだけ無駄だ
とする中で、そのやりとりを聞いていたチャンドゥが教室に現れ
みんなを巻き込んでごめんと語る。しかしそれでも頑張りたい
と訴える。

スジョンはソクホに対して本当にチャンドゥが短期間で目標点
に達することなど可能なのか?と問う。どんな生徒でも可能性は
あるとし、先生が弱気だと生徒も伸びないと告げる。

屋上で休憩しているチャンドゥの元にプリプが弁当を持って
やってくる。プリプはチャンドゥの幼稚園時代からの友人だ
った。先ほどの仲間達の会話に対して気にしてはダメだと告げ
貴方のことは関係無しに、私たちはしごかれる運命にあると
告げる。10日間本気で頑張ってみようと語る。

ソクホは生徒達を鼓舞する。これはチャンドゥだけの問題では
なくここに居るもの全ての問題で、同士であるという。
全力を尽くして80点以上取るんだと語る。
早速ギボンは数学即効プロジェクトを行う。
--------------------------------------------------------

チャンドゥの父は、息子の不甲斐なさを知り、アメリカ留学と
いう名目で、国内から追い出そうとする。
ソクホは彼を留まらせる為に有る提案をする。それは10日後の
試験で80点以上を取るという事だった。

一度はやると決めた生徒達も、高く設定された目標を目の前に
して葛藤する話だった。

誰が見ても、どうせ無理だという諦めに近い物があるけど、
諦めた時点で叶う事は無くなるという事で、如何に生徒に
やる気を起こさせるのかが一つのポイントとして存在している。

生徒がチームを組んで一緒にやることでの連帯感や信頼性が
上手く個人の努力を引き出す事に繋がっている。

また今回はプリプとチャンドゥが幼稚園時代からの友人である
事を利用した事。
また過去に取ったビデオテープ存在が、息子に対する
視線の原点とも言える心情を呼び起こさせるために使われた
ところは上手くできていた。

早くも恋愛のベクトルが明確になってきた部分も有り、
ベクヒョンとプリプとヒョンジョンの一方通行な関係は
今後を予感させる。