ドラゴン桜 (勉強の神) 演出：ユ・ヒョンギ 脚本：ユン・ギョンア 原作：三田紀房（「ドラゴン桜」 講談社刊)

第5話 エアロビ英語教師
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ソクホは教師全員を対象にした雇用試験を決行するも、全員に
不合格判定を出す。教師の中には元々首にするのが目的の試験
だと言い出すものも居るが、ソクホは一行目からして低レベル
だという。全て具体性がなく、文章力の問題ではなく内容が
未熟だと告げる。ソクホはこの学校に新しい教育システムを
導入することを告げ、それに賛同する人のみ再雇用試験をする
と告げる。すると教師のパク先生が主導になり、抗議行動を
起こすことを宣言し、ソクホを出て行くよう追い出すと告げる。

理事長達は話にならないことだとして呆れる。しかしマスコミ
は、教師が抗議行動を起こすことだけでも騒ぎ出すだろうとし
頭を抱える。
ソクホは本日出かけるので、英語の授業を録画しておくよう
スジョンに要求する。スジョンは合宿が終わったのだから
今日くらい休ませてあげたらどうか?という。
ソクホはスジョンが先頭に立って抗議活動をすると思っていた
事を告げるが、抗議するだけ無駄だという事を学んだのだという。
これからは自分の仕事に専念するとのこと。

スジョンの英語の授業が始まる。
スジョン自身はカメラを意識せず普通通りにやろうと誓う。
生徒達は居眠りする姿もあった。
一方理事長のマリは、スジョンとすれ違う。2年生の英語の
授業でアメリカのドラマを使って勉強する事を告げ、生徒は
少々Hな内容の方が集中するという。

ギボンの数学の授業では、問題回答同時プリントなる秘伝を
伝授される。理数科目は試験の際、100分で30問を解く事になり
3分間に1問を答える計算になる。一分以内に解き方を考える
必要が有ることを告げ、最初の方向性を失うとその後のペース
を乱すので注意が必要だという。これから短期間で多くの問題
に触れる事が必要で、試験で高得点を取るためには数学がポイ
ントになる事を告げる。数学は努力次第でレベルが上がる科目
だという。

そんな中、学校には新しい特待クラスの教師がやってくる。
ティナという助手と共にやってくるのは、アンソニー・ヤン
という教師。対応に出たスジョンは、特待クラスには国語の
教師が居なかったので今まで自習をしてもらっていた事を告げ
ると、私の教科は英語だという。
ギボンとヤンはすれ違うと、ギボンはヤンの事を快く思って
居ない様子。スジョンはソクホが自分を英語の教師から外した
事に失望し、落ち込む。
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なんとか合宿を終えた特待クラスの生徒達。
しかしその背景で、ソクホの見せるスタンドプレーによって、
学校中が騒がしくなり、ついに副担任だったスジョンに対して
自尊心を傷付けるような行動に出てしまう。

今回は英語の教師の座を巡って、ソクホが連れてきたアンソニー
とスジョンの間で衝突する話だった。

このクラスが特待である事を考えれば当然普通の教え方では
対応できないことは明らかで、受験英語を特別に学ぶわけでは
ないスジョンの方法では自ずと限界が来る。

しかしこのドラマ、それ以前の話で英語に興味を惹かせる為の
工作だったり、また英語は怖い物ではないとするもっとも基本
的な導入部の心構えみたいなものを教える事によって、どれ
だけ短期間で成績をアップできるのか、正直見て居るだけでは
アンソニー先生の方法論にも若干の違和感がある。

あれほどソクホの言うことを聞くような取り決めが生徒達との
間にしてあったと思うのに、今更反抗心を露わにするとか、
情によって教師を決めようとするところとか、やや腑に落ちない
部分では有る。

他の教師達との対峙する様子も、イマイチ興味が沸かない展開
だった。