ドラゴン桜 (勉強の神) 演出：ユ・ヒョンギ 脚本：ユン・ギョンア 原作：三田紀房（「ドラゴン桜」 講談社刊)

第10話 ヒョンジョンの恋
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ベクヒョンとプリプは桜の花びらの散る夜の公園で二人がキス
しようとするのをヒョンジョンが目にしてしまう。プリプは
目を閉じてキスされるのを待つも、我慢できずごまかしてその
場から立ち去る。ヒョンジョンは落ち込み、かつてベクヒョン
がくれた髪留めは、自分に対するプレゼントではなかったのだ
と感じる。

一方授業ではグラフを使った問題に対する対策を教えられる。
授業中にもヒョンジョンが落ち込んでいるのをみんなが気がつ
いていた。プリプは休み時間に彼女に声を掛けるも、彼女は
疲れただけだから大丈夫だと語る。

授業では模試英語の対策が教えられる。
受験の際の英語の出題形式は、穴埋め、並べ替え、文章挿入が
主なものだという。構文に慣れる為には過去の問題を沢山読む
事だという。

スジョンは廊下でヒョンジョンの携帯電話を拾う。
ソクホはスジョンにヒョンジョンの家庭の事情について尋ねる。
両親は互いに再婚し家庭を持っていること。ヒョンジョンは
親類の家に預けられたハズだが、あまり詳しい事を知らなかった。

一方ソクホの元にチャンドゥの両親がやってくる。
夏期の合宿の際には、息子を名門校の合宿に参加させたいと
いう両親。名門校の講習に参加させれば学力がより一段とアップ
するのではないかという。しかしソクホはその考えは間違えて
いるとし、それは"働き蜂の法則"によって証明されているという。
一つの巣で働く100匹の蜂の中には25匹が優秀な蜂が出てくると
いう。残りの働かない蜂を集めて100匹の集団を形成すると、
そこからもやはり25匹の優秀な蜂が誕生するとのこと。
落ちこぼれの中からでも優秀な生徒は生まれる事の証明だとし、
集団をリードする存在に特進クラスがなれば良いことだと告げる。
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ヒョンジョンの抱える問題が明らかになる。
両親から捨てられたヒョンジョンは、心の支えとしていた
ベクヒョンと、真の友達だと感じていたプリプが好き合っている
のを見て落ち込み学校から出て行く。そこで再び昔の仲間に合う
と、昔の借りを返せと迫られる。それを知ったベクヒョンと
スジョンは救出に向かうが・・・

ベクヒョンに対する嫌悪感ばかりでなく、プリプに対する嫌悪感
を抱くような内容だった。プリプは誰にも優しく接するわけだ
けど、ヒョンジョンにはベクヒョンとの関係に於いて単なる
友達だとしながらも、抜け駆けしてキスしようとしている姿が
有る。それでいて彼女は何故ヒョンジョンが傷ついているのか
全く見て見ぬふりをしている現実が有った。

プリプばかりがクラスのアイドルと化している現実。
それに対比されるヒョンジョンの存在。
彼女にとって見ればワカメスープを差し出す行為に悪気は無い
のだろうけど、そんなヒョンジョンに対する無神経さを露呈した
様な話だった。

しかし相変わらずヒョンジョンは過去に何をしてきたのか全く
分かる物がない。一体過去の借りとはどんな事を繰り返してきた
のだろうか。
ヒョンジョンが今回髪の毛を切ってショートになったね。

ヒョンジョンの危機を知り助けに行くスジョンやベクヒョンの
態度は立派だとは思うのだけど、無謀としか感じなかった。
まぁドラマなのでこうなるだろうという典型だったけど、
こんな騒動が発覚すれば、特進クラスなんて一発で解散になる
のだろうな。