ドラゴン桜 (勉強の神) 演出：ユ・ヒョンギ 脚本：ユン・ギョンア 原作：三田紀房（「ドラゴン桜」 講談社刊)

第12話 夏の校外合宿！
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いよいよ夏休みに入り、特待クラスの生徒たちは学校で強化合宿
が始まる。
理科の教師・ヨンシク先生は、学校の裏庭で育てていたサンチュ
を使って料理を作る。ギボンはそんなヨンシクに感心し、スジョ
ンに対してこういう夫を結婚相手に選べと言う。
スジョンはソクホに対して、何故試験の後に私だけノケモノに
して消息を絶ったのかと責める。ソクホは自分たちが居なく
なった事で生徒もスジョンも自覚し、俺の大切さに気がついた
だろうという。

生徒達は授業をするも、空調の整っていない学校では勉強は
はかどらなかった。いつもと同じやり方をしていたら効率が
悪いという。

ソクホは真夜中に生徒たちを起こすと、生徒達を車に乗せて
出かける。その際スジョンは起こさずに出かけることになる。

ソクホたちが向かったのは特別訓練所だった。
一週間の個別訓練を行うとし、一週間一人部屋で生活することに
なるという。これまで五ヶ月の成績を分析し、弱点の克服
ブログラムをそれぞれに受けてもらうという。帰るか残るか
今すぐに決めろというソクホ。ベクヒョンは帰ろうとするが、
ヒョンジョンは、転校前の思い出だとして、残ることを決断。
するとみんなも同調し残ることにする。

チャンドゥは集中力を鍛える。時間内に問題を解かないと罰を
与える訓練。プリプは英語の長文の速読法を学び、重要な文章
は段落の最初と最後に有ること、接続詞の前後を注視する事を
学ぶ。ヒョンジョンに対しては、過去との決別をするために
ウニュから指導を受ける。

そんな中、一人学校に残されたスジョンは、みんなが居ないこと
に気がつく。黒板には一週間の訓練に行くので捜さないで
くれと書かれていた。また私を除け者にしたと憤怒するスジョン。
しかしマリは行き先を知っているとし、校外学習許可証に住所
が書かれているとして、みんなで合宿場に行くことになる。
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それぞれの弱点を克服する強化プログラム。
しかしそれは学習内容に対する弱点ばかりでなく、彼らの内情
内面にも迫るものであり、受験に向けて全てのウミを出す為の
プログラムだった。果たして夏の間に全てを精算し、学習だけ
に集中する体制を整えることが出来るのか。

ボングが学習をするきっかけとなったのが、犬のマルボクが
病死した事だった。近くに動物病院が有れば助かったとする
ボング。犬の存在がとても可愛らしいものだったけど、
その時の気持ちを思いだした彼は、一重まぶたはキリリとさせて
自ら学習したいという気持ちを喚起する。

ヒョンジョンに対しても同様に、精神的ケアを行う学習で、
ウニュ先生の個人レッスンが行われた。
ウニュ先生は大人っぽい色気が有るので、こういう時には
子供達のカリスマ的魅力がありそうだね。
最後に女性教師がみんなヒョンジョンのベッドに集まってくる
所はとても良い流れだった。

ベクヒョンも角が取れて、自ら未熟者だと実感するような
展開。
深夜にベクヒョンとプリプが壁越しに話し合う所など、特別な
絆みたいなものを感じる演出だった。

ソクホが過去にギボンによって色々とたたき込まれているであ
ろう事は既に分かっていたけど、なんか回想シーンがあまりに
原始的な環境だった所が笑えた。

スジョンがソクホによって置いてきぼりにされる所とか、
そういうシーン一つをとっても、ソクホによって心を揺さぶら
れている所が有るなと思うと共に、ソクホもそんな彼女に
惹かれているであろう事が伺える。

さて最後にまたプリプの家庭で問題が発生してしまった。
なかなか理想的な母親には慣れない所が苦々しいね。
「The O.C」のケイトリンの母、ジュリーもこんな感じなんだ
よな。