復活
KBS (2005年)

脚本/キム・ジウ
演出/パン・チャンホン、チョン・チャングニ


第2話 アリバイ


イム・デシクが亡くなった。自殺なのか他殺なのか。
ホテルの経営者・ドンチャンを呼び出し事情を聞く。
アリバイはまるで用意されたかのように完璧なモノ。
果たして事件との関わり合いは。

今回、随分と過去の映像も関わり合ってきた。

イ・テジュン議員とホテル副社長・ドンチャン、そして
J&C会長のサングク。この三人が何らかの悪事に手を染めている
事は明らかで、20年前の事実を隠蔽するためにデシクを殺害
したのだろう事は想像に難くない。

20年前汚職が疑われた建設省課長の自殺事件、そしてその事件
を追っていたハウンの父・ゴナが殺害される事件。
当時その事件を追っていた現在の警察班長・ギドと亡くなった
デシクの関係など、なんだか実に人間関係が複雑化している。

アリバイの件は、西村京太郎よろしくとばかりに時刻表と
睨めっこ。スピードの早いKTXを使わずにセマウル号に乗った
理由は何なのか。
実際にはセマウル号には乗っておらずKTXに乗ったことは明らか。
アリバイの為のすりあわせだろうね。
因みに時刻表を見てみるとKTXでソウルから釜山までは3時間。
セマウル号だと4時間50分くらいかかるらしい。
1時間50分の誤差を利用しデシクを殺害したって事なのかな。

ドラマとしてはやや強引な流れも存在した。
被害者の部屋のトイレに流されかかっていた紙が、ウナの持って
いたテジュン議員の出版記念の招待状だったという点。
あの紙切れだけを以て招待状だと気がつくというのは流石に
無理がある。
しかしこれで一応テジュン議員と関わり合っているという事で、
ギド班長はピンと来るものが有ったと言うところだろうか。
またデシクはダイイングメッセージを残していた点。
ヤン・マンチョルという名前の男が何らかの関わり合いを
持っているらしい。

早速議員からの圧力で捜査が終わらせられるところは日本も
韓国も同じか。

現代劇に於いては、シンヒョクが画策している買収・合併の件
でジヌが妨害している感じだね。この辺の流れはちょっと
まだよく分からないが、ドラマとしても重要な流れになって
くるのかな。

ハウンとウナの関係は韓国ドラマらしく、有る意味安定的な
流れだ。ウナ役のハン・ジミン。「宮廷女官チャングムの誓い」
のシンビ役の人みたいだけど、この髪型を見ていると韓国国民的
妹さんであるムン・グニョンみたい。特に韓国の女優ってあん
まり眉毛を処理しないのか太い人が多いんだよね。

ソ・ハウン/ユ・シンヒョク 刑事
ソ・ウナ ハウンの義理の妹
ソ・ジェス ウナの父
ユ・シンヒョク 武陵建設副社長
イ・ガンジュ KBS新人記者
チョン・ジヌ J&C副社長
イ・テジュン 政治家
チョン・サングク 建設会社J&C会長

ユ・ゴナ ハウンの父
キム・イファ ハウンの母

キョン・ギド 刑事
キム・スチョル 刑事

チェ・ドンチャン ニュースターホテル副社長
カン・インチョル 武陵建設会長
ヤン・マンチョル 死刑因
イム・デシク ニュースターホテル社長。死。指輪の男

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system