復活
KBS (2005年)

脚本/キム・ジウ
演出/パン・チャンホン、チョン・チャングニ


第8話 交錯する線


シンヒョクとハウンが入れ替わったことで、シンヒョクを良く
知る者達がこれまでの彼とは違うという事に戸惑いを覚えて
いく展開だった。

これまでのシンヒョクがどんな人物だったのか。
ドラマでは心のない機械みたいな男として描かれていた感じで
ハウンが情をもって人と接していく姿に、周りが驚いていく。

特に労働組合の人間達の事をぞんざいに扱わずに会社の協力者
として扱う姿に、社員の間でも評判が立つ。
彼の秘書をしているアン氏が嬉しそうに見つめている姿が印象
的。この人って「魔王」では記者をやって刑事を苦しめる役の
人だよね。

シンヒョクの変わりように、ガンジュも見直した様子。
友人のジヌはその事実を受け止められず、一体何が有ったん
だと詰め寄ってくる始末。
スチョルは思わずシンヒョンに詰め寄り、ハウンという名を
知らないかと告げた。

一番興味深いのは一番最後に、いよいよハウンとウナが対面
するというシチュエーションだ。新入社員のオリエンテーショ
ン会場で思わず立ってしまうウナ。見えないところで手を握り
しめるハウン。事実を言えれば良いんだけどね。
また同時にガンジュもまたハウンの事を調査している上で
シンヒョクと同じ顔をしているハウンの存在に気がついた。

正直今まで気がつかなかった方がおかしい訳で、その辺は
如何にもドラマっぽい展開だが、それら事実が伝わるまでの
間とても興味深いドラマが展開され、再会するときのそれぞれ
のキャラクターのリアクションに期待させるものがあるね。

ドラマとしては頼もしい探偵の登場によって、テジュン議員
たちの過去やら悪事が剥がされていくのかという感じ。
更に今回ドンチャンの野心が現れたことで、敵の足並みも少し
ずつ揃わずボロが出て行くのではないかと期待させる。

ソ・ハウン/ユ・シンヒョク(オム・テウン) 刑事
ソ・ウナ(ハン・ジミン) ハウンの義理の妹
ソ・ジェス(カン・シンイル) ウナの父
ユ・シンヒョク(オム・テウン・2役) 武陵建設副社長
イ・ガンジュ(ソ・イヒョン) KBS新人記者
チョン・ジヌ(コ・ジュウォン) J&C副社長
イ・テジュン(キム・ガプス) 政治家
チョン・サングク(キ・ジュボン) 建設会社J&C会長

ユ・ゴナ ハウンの父
キム・イファ(ソヌ・ウンスク) ハウンの母

キョン・ギド(イ・デヨン) 刑事
キム・スチョル(コ・ミョンファン) 刑事

チェ・ドンチャン(キム・ギュチョル) ニュースターホテル副社長
カン・インチョル(イ・ジョンギル) 武陵建設会長
ヤン・マンチョル 死刑因
イム・デシク ニュースターホテル社長。死。指輪の男

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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