復活
KBS (2005年)

脚本/キム・ジウ
演出/パン・チャンホン、チョン・チャングニ


第10話 汚職の発覚


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ガンジュの元に届いた一通の手紙。
そこには"出発点"の事に言及されていた。ハウンが亡くなる
直前まで行っていた捜査はなんだったのか調べていく。
一方ハウンの正体が探偵のゴンミョンに発覚してしまう。
明確に返答はしないものの双子だったこと、そして自分たちは
合体したのだと告げる。
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幾つかの興味深いシーンが存在した。
まずはハウンとウナが一緒に食事した事。
幾らでも真実を話すチャンスは有るのにそれをせず、あくまで
シンヒョクである事を突き通す様。
言葉ではようやく理解できたウナも、ハウンに最も近い人物な
だけになかなか彼の影から切り離すのは難しそうだ。
でも事実を知っている視聴者にしてみれば、時折切なそうな
表情を見せるハウンの事に気づいてもおかしくないのではない
かと思わせる場面が多数ではないか。

そして今回ハウンが親友の刑事スチョルと面会したこと。
ハウンが亡くなって以来初めて面と向かって話し合った格好だ。
ここでもスチョルは真実を語るチャンスは有ったのに結局語る
事は出来なかった。

そんな中で二つの大きな流れがある。
一つはハウンを殺したのはパク・サンチョルであるという事が
判明する流れ。サンチョルから流れた麻薬をハウンが持って
いたと罪をなすりつけるような流れ。

もう一つは正反対に、これまで好き勝手してきたホ・ドク警察
署長が汚職している事実が判明してしまう流れだ。
探偵が盗聴し録音していたデータをシン・ヨングク刑事課長に
送ったことから発覚する。

しかし今回はそんな事よりも、最後に訪れたサプライズで全て
が忘れてしまいそうだ。
ウナのデスクで鼻歌を歌うハウン。この窮地をどう切り抜ける
のか。もしかするとここで真実を話すのか興味深い。
イチ視聴者としてウナの笑顔が見たいだけに、どのタイミング
で真実を語るのかが見物だよね。

ソ・ハウン/ユ・シンヒョク(オム・テウン) 刑事
ソ・ウナ(ハン・ジミン) ハウンの義理の妹
ソ・ジェス(カン・シンイル) ウナの父
ユ・シンヒョク(オム・テウン・2役) 武陵建設副社長
イ・ガンジュ(ソ・イヒョン) KBS新人記者
チョン・ジヌ(コ・ジュウォン) J&C副社長
イ・テジュン(キム・ガプス) 政治家
チョン・サングク(キ・ジュボン) 建設会社J&C会長

ユ・ゴナ ハウンの父
キム・イファ(ソヌ・ウンスク) ハウンの母

キョン・ギド(イ・デヨン) 刑事
キム・スチョル(コ・ミョンファン) 刑事

チェ・ドンチャン(キム・ギュチョル) ニュースターホテル副社長
カン・インチョル(イ・ジョンギル) 武陵建設会長
ヤン・マンチョル 死刑因
イム・デシク ニュースターホテル社長。死。指輪の男

チョン・ゴンミョン (キム・ユンソク) 探偵
ホ・ドク () 警察署長
アン () シンヒョクの秘書

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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