復活
KBS (2005年)

脚本/キム・ジウ
演出/パン・チャンホン、チョン・チャングニ

http://www.so-net.ne.jp/revenge/


第25話 全ての終わり


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サンチョルはドンチャンの処分をしたことをインチョルに報告。
ハウンはイ議員とサングクを呼び出し、自らがハウンであり
ガンヒョクである事を告げる。そして父と弟を殺害して金と
名誉を手に入れたことに対して、全てを奪い取ることを告げる。
イ議員はヒスがこの件に関わっていることについて全てを
知っているのか聞く。次第に明らかになる筈だと告げた。
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さていよいよ最終回。

このドラマの最大の見せ場は復讐劇というよりも、ハウンの
正体をウナに隠し通すところにあったので、案外復讐に関して
はあっさりとしたものがあった。

特に新たな証拠がないままに情報を公開していくことでの
違和感は存在していたし、審判の目が無い状況でドンチャンに
自白させて全ての過去を洗いざらいさせようとするところに
無理がある。

更にこのドラマでイマイチ完成度が低かったのが、終盤の
ガンジュやジヌの物語への関わり方が中途半端なものになって
居る点。最後の方は二人は何も出来ずにただ事態に一喜一憂して
いるだけというのが寂しいところ。

ハウンはヒスを復讐劇に関わらせたわけだけど、どの辺から
ヒスとイ議員の関係が分かっていたのだろうか。
元々知っていて活用したのならば確かにえげつない気がしてくる。
それでも最後にハウンを刺すのは、ちょっと強引だったかな。

結局、イ議員とインチョルは自殺した。
あれだけ厚かましい行動をしていたのに自殺で処理してしまう
辺りはもう少し何とかならなかったのだろうか。

このドラマの惜しい点は、復讐劇に於いてハラハラドキドキする
ような駆け引きが殆ど無かった点。
ドラマ全体の流れを見ていくと結局ハウン側が一方的に裏で動い
て相手に脅威を与えるだけで、こちら側には殆ど追いつめられる
様な展開がなかった。唯一ドンチャンがギドの殺害を目論む
時のように、移送計画をして出し抜くシーンが有ったが、あのような
シーンをハウンの正体がバレそうになる所でもドキドキを感じ
させて欲しかった。結局ウナに正体が分かったところで気分的
な問題にしかならなかったからね。
ハウンの正体がウナに分かることでウナにも殺害の手が及ぶ
くらいの恐怖心を与えて欲しかったね。

ソ・ハウン/ユ・シンヒョク(オム・テウン) 刑事
ソ・ウナ(ハン・ジミン) ハウンの義理の妹
ソ・ジェス(カン・シンイル) ウナの父
ユ・シンヒョク(オム・テウン・2役) 武陵建設副社長
イ・ガンジュ(ソ・イヒョン) KBS新人記者
チョン・ジヌ(コ・ジュウォン) J&C副社長
イ・テジュン(キム・ガプス) 政治家
チョン・サングク(キ・ジュボン) 建設会社J&C会長

ユ・ゴナ ハウンの父
キム・イファ(ソヌ・ウンスク) ハウンの母

キョン・ギド(イ・デヨン) 刑事
キム・スチョル(コ・ミョンファン) 刑事

チェ・ドンチャン(キム・ギュチョル) ニュースターホテル副社長
カン・インチョル(イ・ジョンギル) 武陵建設会長
ヤン・マンチョル 死刑因
イム・デシク ニュースターホテル社長。死。指輪の男

チョン・ゴンミョン (キム・ユンソク) 探偵
ホ・ドク () 警察署長
アン () シンヒョクの秘書
パク・ヒス () 詐欺師。ハウンが仲間に入れる
ファン・ジョンイン () ドンチャンの兄
ミン・スヒ () ヒスの母親
サンチョル () かつてドンチャンの仲間だった。
"ガイコツ" () サンチョル組の売人

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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