イルジメ 一枝梅
(2008年・SBS)

演出/イ・ヨンシク (新入社員、銭の戦争)
脚本/チェ・ラン

http://www.tv-tokyo.co.jp/iljimae/
http://www.iljime.com/


第8話 イルジメの誕生

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ギョムから捕卒(ポジョル)になるために盗賊としてのスキル
の伝授を頼まれ指導することになるセドル。
やがて上達したギョムは腕試しとばかりに戸曹判書の家の
倉庫へと侵入する。錠を開けて蔵の中に入り剣を一本一本
調べていく。しかしそこに主人らがやってきて盗賊の存在を
疑われるが、内部に誰も居ないことを確認した主人は、自分
が錠前をかけ忘れたのだと思いこみその場をやり過ごす事に
なる。
その時会話の中で脱税・隠し財産の存在を明らかにし、そんな
財産を隠すためには清国が一番だという彼。
去り際に一本の筒を盗み取ったギョムだが、有名画家・陶淵明
の作品だと知りもせず通りの道ばたに捨ててしまう。
一方戸曹判書の家では外壁に人の足跡が有るのを見てやっぱり
盗賊が入ったことを実感するが時既に遅くギョムは逃げ出す。
判書の命令で虱潰しに犯罪者の自宅を調べていくことになる。
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いよいよ盗賊としてのキャリアのスタート。
修行している姿とか、裏で流れるBGMは完全に昔の香港映画だ
なと思わせる演出だね。

今回は戸曹判書の屋敷を調べる事で親友のデシクを危機的状況
に合わせてしまう。

勿論ギョムの意図するところではないにしろ間接的には彼が
引き起こした事と言うことで、ギョムは王様の元に直接赴き
彼が無罪であることを訴える。

王様は意外にも市民に寛容で、聞く耳を持ってくれるわけだが
再調査の末結局新しい事実は見つからずに、なんと死刑の結論。
あまりに横暴なやり方なのだが、市民達はそんなやり方に反発
しないのだろうか。

またしてもギョム絡みで人が亡くなるかと思ったが、再び
戸曹判書の屋敷へと潜入し、大事な絵にメッセージを残し、
デシクが犯人ではないことを証明する。
潜入するときにセドルが鍵が新型に付け替えたと言っていたが
あんまり意味がなかったのか?

ドラマではやはりギョムとは対極的にシフの現場での分析力
がずば抜けて描かれている。壁の足跡を見ただけでどんな人物
像なのかを推察したし、ギョムがどのようにして錠前を開けた
のかを見破ってしまった。

そういえば梅の木の前でギョムとウンチェが再会。
塀に登って寝ている彼女に遠くから気がつかないのも変な
話だけどね。
またギョムが落としたアイテムがポンスンの手に渡ったという
点もドラマを興味深いものにしているね。

ヨン=イ・ギョム …… イ・ジュンギ (泥棒)
シフ=チャドル …… パク・シフ (泥棒に仕立て上げられる)
ポンスン …… イ・ヨンア (商売女。狡賢い)
ウンチェ …… ハン・ヒョジュ (シワンの妹)
シワン …… キム・ムヨル (両班の生意気な子、シクの息子)

セドル …… イ・ムンシク (チャドルの父)
タン …… キム・ソンリョン (チャドルの母)
ビョン・シク …… イ・ウォンジョン (漢城府判事)
ヨニ …… (ギョムの姉)

イ・ウォノ …… チョ・ミンギ (ギョムの父)
ハン氏 …… イ・イルファ (ギョムの母)
イ・ヨニ …… ソン・テヨン (ギョムの妹)
デシク …… ムンジュン (イルジメの仲間・料理店)
フンギョン …… キム・ヒョンソン (イルジメの仲間)
ヒボン …… ト・ギソク (イルジメの仲間・格闘賭博)

シム・ギウォン …… メン・ジェソン (ウォノの友人)
謎の黒幕 …… キム・チャンワン
コンガル …… アン・ギルガン (手下の男性・ポンスン父)
サチョン …… キム・レハ (手下の男性)
ムイ …… チョ・サンギ (手下の男性)
チャン …… イ・ウォンジェ (役人。ウォノをはめる)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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