韓国版 「魔王」

監督/パク・チャンホン
脚本家/キム・ジウ

http://www.so-net.ne.jp/adtv/DevilEmpress/


第1話 真実は友達を自由にしない


いよいよ始まった韓国版。
初回としては結構舌足らずな展開で、日本版を見ていなければ
ストーリーを見失いそうな展開だった。

しかし基本的な流れに違いは無さそうだ。

初回でいきなりヘインが殺人の現場を見てしまう所から始まる。
既に超能力も身に付けているようで、突然彼女が走る自転車の
前に転がってきたバスケットボールに触れると"チョン・テフン"
と書かれた映像が飛び込んでくる。

ドラマは殺人事件が有った12年後の出来事。
日本版を見たからすぐに俳優達の役割は伝わってくる。

ドラマの中では飛び抜けて背の高い男・スンハが復讐の弁護士。
町中でいきなり捕り物劇を演じたのが、カン・オス演じる警察官。

警察沙汰になるばかりのキム・スンギの事をスンハが弁護士
として助けるようで、示談がどうとか言っていたけど、何の
罪を犯したのだろうか。

ドラマとしては一枚目のタロットカード"審判"が、弁護士の
クォンに渡ることになる。宅急便にはカードと一緒にナイフ
も梱包されており、それが殺人の凶器となってしまうところは
日本版と一緒か。ただ日雇い労働者のドンソプが何故彼を
襲おうとしていたのは説明が足りない。謝罪しろと迫っていた
けど、何か悪いことをしたのだろうけど。
日本版ではこのドンソプ役の人に色々と感情を煽るための手紙
を送っていたわけだから、その意図は分かりやすかったけどね。

最も日本版と違うなと感じたのは、図書館勤務の超能力少女は
孤児ではなく、韓国版には家族が有って母親が登場する。
そして弁護士スンハにも兄貴と呼べるような温かい家族との
交流が有り、二人が接するときには笑顔を見せていたりする。
日本版だと復讐心をギラギラさせて、暗室の中が写真で溢れて
いたけど、そういうのは今のところ無し。

一応今回の展開を見るとオスにも被害者と同じタロットが送られ
て居ることが分かり、これは予告殺人であるという所まで
描かれた。当然ながらまだ相手のことは分かっていない。

日本版では"雨野真実"という名前で荷物を送っていたが、
韓国版は匿名で送っている。

そういえば初回で早くもスンハとヘインが接触するシーンが
有った。何か電気は走ったみたいだけど、映像としては何も
現れなかったね。

カン・オス ……… オム・テウン (刑事)
オ・スンハ ……… チュ・ジフン (弁護士)
ソ・ヘイン ……… シン・ミナ (図書館勤務)

チャ・グァンドゥ ……… キム・ギュチョル (スンハの事務所)
クォン・ヒョンテ ……… イ・ドリョン (弁護士)
チョ・ドンソプ ……… ユ・ヨンス (日雇い労働者)
カン・ドンヒョン ……… チョン・ドンファン (国会議員/実業家)
カン・ヒス ……… チェ・ドクムン (オスの兄。ホテル社長)
チェ・ナヒ ……… ユン・ヘギョン (カン・ヒスの妻)
ナ・ソクジン ……… キム・ヨンジェ (秘書。ナヒと不倫)

キム・スンギ (高校時代の友人/)
キム・ヨンチョル (高校時代の友人/出版社)
ユン・デソク (高校時代の友人/高利貸)

パン・チャンホ (刑事/上司)
イ・ミンジェ (刑事)
シン・ジェミン (刑事)

ヨ・スンオク (農場オーナー)
ユン・ジュヒ (ヘインの母)
ファン・スゴン (タロットカードカフェ)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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