韓国版 「魔王」

監督/パク・チャンホン
脚本家/キム・ジウ

http://www.so-net.ne.jp/adtv/DevilEmpress/


第13話 僕の名前はスンハです


今回はオスとテフンの事件の真相が分かる話だった。

記者のジュンピョがテフンの家族について、そして12年前の
テフン事件について再調査し始めた。
日本版ではオスの父親に買収されて無実を訴える記事を書か
される訳だけど、韓国版ではこの記者、学校の理事長で有る
叔父さんに欺されて記事を書かされるような展開。

オスの元にタロットカードが送られてきたので、もう一人の
送られてきた人を捜すことになる。
ヘインに月のタロットカードを透視してもらうと、新装開店
したコンビニの映像とピエロが映っており、すぐに現場を
特定できる。そこにはジュンピョに送られてきた事が分かる
伝票が残されていた。

冒頭ではコインロッカーを見張るシーンも有る。
これもヘインの透視からの流れだっけか。
そこにはヨンチョルがやってくる訳だが、これは明らかに
ヨンチョルがオスの事をおちょくるための行動。日本版では
ヨンチョルをマークする流れからここに来るのだけど、韓国版
はなんとなく嘘臭い流れが存在する。

今回は何と言ってもヘインを巡ってオスの前に立ちはだかる
スンハの姿が印象的だった。
オスがヘインの自宅に行ったときには、スンハは家の中から
出てきた。オスがヘインの携帯に電話すると電話に出たのは
スンハだった。しかも彼女は寝ているという。
日本版ではスンハはヘインに対して愛してはいけないとして
行動を自制するけど、韓国版ではやっぱり三角関係になる展開
が用意されているのね。

ドラマとして面白いのは、今回デシク殺害に於いて容疑者の
ジョンヨンにスンハは接見するわけだが、ジョンヨンが憎んで
いるのはデシクではなく、ガス銃を送りつけてきた謎の人物
である点。スンハが送っていることは明らかなので、それを
聞いたときの彼の落ち込み方はとても興味深いものだった。
復讐のためとはいえ他人に同じ様な気分を味わせている訳だから
ね。

更にスンハが過去の事件でテフンにすり替わっていることが
明らかになる。スンハには他人だけど兄と呼ばれる人が居るか
ら、この辺の事情が意図的に分かりづらくしているのかも知れ
ないね。

カン・オス ……… オム・テウン (刑事)
オ・スンハ ……… チュ・ジフン (弁護士)
ソ・ヘイン ……… シン・ミナ (図書館勤務)

チャ・グァンドゥ ……… キム・ギュチョル (スンハの事務所)
クォン・ヒョンテ ……… イ・ドリョン (弁護士)
チョ・ドンソプ ……… ユ・ヨンス (日雇い労働者)
カン・ドンヒョン ……… チョン・ドンファン (国会議員/実業家)
カン・ヒス ……… チェ・ドクムン (オスの兄。ホテル社長)
チェ・ナヒ ……… ユン・ヘギョン (カン・ヒスの妻)
ナ・ソクジン ……… キム・ヨンジェ (秘書。ナヒと不倫)

キム・スンギ (高校時代の友人/)
キム・ヨンチョル (高校時代の友人/出版社)
ユン・デソク (高校時代の友人/高利貸)

パン・チャンホ (刑事/上司)
イ・ミンジェ (刑事)
シン・ジェミン (刑事)

ヨ・スンオク (農場オーナー)
ユン・ジュヒ (ヘインの母)
ファン・スゴン (タロットカードカフェ)
ソラ (人形の少女)
ジョンヨン (ソラの母。デソク殺害)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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