韓国版 「魔王」

監督/パク・チャンホン
脚本家/キム・ジウ

http://www.so-net.ne.jp/adtv/DevilEmpress/


第14話 誰にでも秘密があります


今回は回想シーンの多い話だった。

まずテフンが殺されたのを前後して母親が亡くなるまでを
描いた。
あの殺された日は母親の誕生日だったこと。テフンは弟の
テソンと共に母親の誕生日を祝うためにオルゴールと銀の
指輪、そして胃がスッキリとする薄荷の飴を購入していた事。
そんな時にテフンが殺されてしまった。
この辺の事情は日本版では描かれなかったので興味深い所か。
でも過去の話しの中で母親が亡くなったのは、裁判の判決が
出た日に亡くなったとしていたのに、時系列が滅茶苦茶。
流石韓国ドラマ。ケンチョナヨ。

更にあの事件に於いてオスは刑務所に行かない事を望んでいた
のではなく、父親に自分の言うことを信じてもらいたかった
ことが描かれた。

現代劇では記者のジュンピョが12年前のテフン事件を再調査
している事が目に付いたかな。卒業アルバムにテフンの写真が
掲載されていなかったのが印象的か。

オスとジュンピョのやりとりも凄かった。
ジュンピョは完全に日本版とは性格の違う男として描かれて
いる。嫌みを言うところは同じだが、一応韓国版は正義感の
下で動いていること。オスに対して色々とヒントになる言葉
を投げかけていたね。犯人はもうこの世の人ではないので
太刀打ちできないとか。そしてオスに対しては守って欲しく
もないと悪態を付いていた。

スンハに対してタロットカードが送られたのも意外な展開。
スンハと共謀している人物が指示するために送ったモノなの
かな。黄色い封筒に入れたというのは何か目的があるのだろ
うか。それとも毎回合図の為に送られてくるモノなのか。

スンギとソクジンの様子も険悪な雰囲気になってきたな。
スンギの脅迫が本当に嫌らしく映る。あの憎たらしいにやけた
顔。でもソクジンもお世話になっている人の妻と不倫して
いるのだから文句も言えないよね。

あと途中でオスの父親が殺し屋とコンタクトを持っていたな。
ターゲットにするのはスンギなのかジュンピョなのか。

カン・オス ……… オム・テウン (刑事)
オ・スンハ ……… チュ・ジフン (弁護士)
ソ・ヘイン ……… シン・ミナ (図書館勤務)

チャ・グァンドゥ ……… キム・ギュチョル (スンハの事務所)
クォン・ヒョンテ ……… イ・ドリョン (弁護士)
チョ・ドンソプ ……… ユ・ヨンス (日雇い労働者)
カン・ドンヒョン ……… チョン・ドンファン (国会議員/実業家)
カン・ヒス ……… チェ・ドクムン (オスの兄。ホテル社長)
チェ・ナヒ ……… ユン・ヘギョン (カン・ヒスの妻)
ナ・ソクジン ……… キム・ヨンジェ (秘書。ナヒと不倫)

キム・スンギ (高校時代の友人/)
キム・ヨンチョル (高校時代の友人/出版社)
ユン・デソク (高校時代の友人/高利貸)

パン・チャンホ (刑事/上司)
イ・ミンジェ (刑事)
シン・ジェミン (刑事)

ヨ・スンオク (農場オーナー)
ユン・ジュヒ (ヘインの母)
ファン・スゴン (タロットカードカフェ)
ソラ (人形の少女)
ジョンヨン (ソラの母。デソク殺害)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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