韓国版 「魔王」

監督/パク・チャンホン
脚本/キム・ジウ

http://www.so-net.ne.jp/adtv/DevilEmpress/


第21話 不信と裏切りが友達を地獄の門へと導く


今回は第4の殺人(被害者スンギ)が行われる話だった。

ソクジンを殺し屋に導かせるよう誘導するヒスが凄い。
そして彼がスンギを殺せない事を見越して自分が留めをさすと
いう。

しかしスンギは確かにオスに対してはそんなに嫌らしい態度を
取ってこなかったとはいえ、何故オスに対して急に優しい態度
を見せ始めたのだろうか。これで自分も立派な職業が得られる
と思った余裕からなのか?

今回は何と言ってもオスがスンハに対して、貴方がテソンであり
真犯人だと告げた点が一番興味深いかも。面白い言葉のやりとり
で引き込まれるものが有ったが、必ず論点に詰まるとスンハは
"あなたにそんな事を言う資格があるのか"と核心をついてしまい
そこで会話が途切れてしまうところが惜しい。このやりとり
ヨンチョルとの中でも必ず自分が不利になると過去を持ちだして
論点をずらしてしまう。まるでスンハ=韓国人、オス=日本人と
いう構図と似ているな。
人間の命を使ってゲームをするスンハに対してオスが、そんな
奴は既に自分に負けているといったセリフがとても爽快だ。
これで言葉に詰まったからね。

あと冒頭のチョン社長とスンハのやりとりは不自然そのもの。
スンハはチョンを利用すると思ったときに彼のことを詳細に
調べていたというのだろうか。まるで何年も前から盗聴して
彼の汚い一面を知っていたかのような口ぶり。ドラマとはいえ
都合良く出来すぎていて萎える。

ナヒの元に写真が届く流れもまた不自然だな。
また写真使って揺さぶりのシーンを演出するのか。
結局このシーンは、ナヒとソクジンが会う為に誘導させるだけ
の流れなので、その意図が分かるとなんとなくゲンナリする。

興味深いのはデピルが情状酌量を求めて真実を語ろうとして
いる流れか。

あとヨンチョルがオスと会った後にエレベーターでニヤリと
微笑むシーンが印象に残った。ヨンチョルってあんまり頭が
良さそうではないので、この人を警察がマークしていれば簡単
にボロが出ると思うのだけどね。

カン・オス ……… オム・テウン (刑事)
オ・スンハ ……… チュ・ジフン (弁護士)
ソ・ヘイン ……… シン・ミナ (図書館勤務)

チャ・グァンドゥ ……… キム・ギュチョル (スンハの事務所)
クォン・ヒョンテ ……… イ・ドリョン (弁護士)
チョ・ドンソプ ……… ユ・ヨンス (日雇い労働者)
カン・ドンヒョン ……… チョン・ドンファン (国会議員/実業家)
カン・ヒス ……… チェ・ドクムン (オスの兄。ホテル社長)
チェ・ナヒ ……… ユン・ヘギョン (カン・ヒスの妻)
ナ・ソクジン ……… キム・ヨンジェ (秘書。ナヒと不倫)

キム・スンギ (高校時代の友人/)
キム・ヨンチョル (高校時代の友人/出版社)
ユン・デソク (高校時代の友人/高利貸)

パン・チャンホ (刑事/上司)
イ・ミンジェ (刑事)
シン・ジェミン (刑事)

ヨ・スンオク (農場オーナー)
ユン・ジュヒ (ヘインの母)
ファン・スゴン (タロットカードカフェ)
ソラ (人形の少女)
ジョンヨン (ソラの母。デソク殺害)
ソン・ジュンピョ (イシュー&イシュー記者)
モ・イノ (当時の担任教師)
オ・スンヒ (スンハの姉。)

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