ニューハート
(2007年MBC)

演出:パク・ホンギュン
脚本:ファン・ウンギョン

http://www.tv-tokyo.co.jp/new_heart/
http://www.bs-j.co.jp/new_heart/


第22話 心臓移植

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ガングクはクァンヒ大学病院を辞めアメリカ行きの飛行機に
乗る。ヘスクはガングクがアメリカに渡ってくると知り嬉しそ
うに浮かれる。しかし二人の娘・ヘラとミラは、そんな母親の
態度を知り、誰かが居ないと幸せではないのか?と問う。家族の
誰かが居ないと幸せではないのならば私達は負担になるとして、
家族の幸せを願うのならば一人でも幸せにならないと家族は
幸せにはなれないと告げられる。

一方院長の容体しECMOでの治療は無理があるとして、急遽心臓
移植手術が行われることになる。しかしこの病院でそれが出来る
のはガングクだけだった。デロたちは急いでガングクを探すも
PDAを病院に返しており、誰一人としてプライベートな電話番号
を知らなかった。最悪の場合、テジュンはスンジェに俺達が
執刀しようと告げる。外科医として移植手術は通るべき路だと
いうテジュン。しかしユナの手術の時にも自分たちだけでは
危険でガングクが居ないとダメだったことを告げる。確かに
一度は越えなければならない路では有ると言うが・・・それに
患者にとって助かりたければリスクは犯したくないハズだという。

ヘソクは一人、自分が念書の件をバラして院長を追い込んだ事
が責任だと感じていた。これでも人を救う医者なのかと自分を
責める。
ヘソクはアメリカの航空会社にまで電話を入れガングクと緊急
で話したい旨を伝える。
その頃ドナー待ちしていたが、移植できるドナーが見つかりる。
しかし移植をしないのであれば別の患者に回すと国立臓器移植
機関(KONOS)から連絡が入る。テジュンは移植すると伝えるべき
だという。スンジェはベストは手術を成功させる医者を連れて
来ることだと呟く。

そんな中、アメリカに向かう飛行のガングクが掴まり衛星回線
を通して通話が可能になる。ウンソンは心臓移植しなければ
ならない状態になった事を告げ、すぐに戻って来てくれるよう
頼む。しかし戻ることは出来無いと断るガングク。スンジェも
この移植手術が受けられずに患者を死なせたら、大学病院は
終わると告げる。ヘソクは自分の父親を助けて欲しいと初めて
みんなの前で院長が父親である事を公表する。院長を追いやった
のは自分の責任であり心苦しい旨を伝えるが、ガングクは首を
縦には振らなかった。そしてお前達で解決して欲しいとして
電話を切る。しかしガングクは考え直し、CAに韓国に戻る便に
ついて調べて欲しいと頼むのだった。

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ガングクがアメリカに出発した跡に移植が決まる。

なんか一刻も争う事なのに、アメリカから戻ってくるのを
待っていても良いのだろうかという一抹の不安が過ぎる話だっ
た。ただドラマの性格上ガングクが手術を行わねばならない
事は明らかで、ガングクを追い出した院長の執刀をするから
こその効果的な演出だからね。

ガングクはまたしても妻を失望させるのか。

空港に迎えに来ていた妻に、また韓国に戻ることになったとする
事の非情さを感じる展開だった。ただ周りにいる人が上手く
この夫婦を支えてくれた感じだね。
二人の娘は、一人でも幸せを模索すべきことを告げるし、
アメリカに戻っていたガングクの友人医師・テジンが
ガングクの事を褒めちぎる。

ガングクはまるでキャンドルマンだ。

帰国してしまったガングクに失望するヘスク。それを見ていた
テジンがガングクの事をこのような例えた。自分の身を燃やして
他人を灯す行為のこと。ヘスクの哀しみが一人の患者の命を
救うとした所は、上手い言葉のかけ方だなと思った。
ヘスク自身にもガングクのしていることの偉大さを実感させて
いるし、その偉業の中にヘスクという協力者が居ることを上手く
主張する内容だよね。

偉大なるガングク医師のエゴ

彼が成長する過程でマスコミを大きく利用したこと。
また手にしたウィーニングによる技術などを後輩医師に伝えよう
とはしなかった事など、彼の心情が明るみになる。

院長の解任が決定する。

一応手術は終わるが学長たちは、移植手術による同情が加味
される前に解任する。

解任されたのを知らない院長はガングクの姿を見て、病床でも
人事の決定を覆すことはない事に言及するし、今でもセンター
設立の夢に固執している様子だった。

ウンソンは未だに手の感覚が戻らず。

肝心のヘソクがまた父親の件でグロッキー状態と言うことで、
必要以上にウンソンに構ってやれない現状がまた悲しさを助長。
でもウンソンが辞めれば自分も医師を辞めるとした決意が感じ
られた。

ミナ医師の容体は如何に!?

この流れは如何にもテジュンに反省を促すために有るエピソード
だ。どのような形で冷徹なテジュンに責任というものを実感さ
せるのか?


イ・ウンソン …… チソン (レジデント)
ナム・ヘソク …… キム・ミンジュン (ジェヒョンの娘)
チェ・ガングク …… チョ・ジェヒョン (胸部外科)
イ・ドングォン …… イ・ジフン (歌手)

ミン・ヨンギュ …… チョン・ホグン (胸部外科)
キム・テジュン …… チャン・ヒョンソン (胸部外科)
イ・スンジェ …… ソン・ドンイル (胸部外科)
キム・ジョンギル …… イ・ギヨン (循環器内科長)
パク・ジェヒョン …… チョン・ドンファン (病院長)
--- …… キム・テヨン (副院長)
チョ・ボッキル …… チョン・ギョンスン (スンジェ妻・看護師長)
ペ・デロ …… パク・チョルミン (医師・チーフ。ウンソンら指導)
ソル・レヒョン …… キム・ジュノ (疲れで手が震えた医師)
キム・ヨンヒ …… パク・クァンジョン (医師)
ウ・インテ …… カン・ジフ (O型の医者)
チョン・ミナ …… シン・ドンミ (麻酔科、テジュンと不倫)
チェ・ソノ …… カン・サング (内科の医者)

キム・ジヨン …… チョ・ミョンジン (看護師)
--- …… イ・ウン (可愛らしい看護師)
キム・ミミ …… シン・ダウン (可愛らしい看護師)

キム・ヘスク …… イ・ウンギョン (ガングクの妻)
チェ・ヘラ …… パク・ヒョビン (ガングクの娘)
チェ・ミラ …… ハン・イェリン (ガングクの娘)
キム・ピルチェ …… ミン・ジオ (ボールペンを刺す)
チェ・チェンウォン …… ソン・ヨンテ (故ガングクの父・医者)
ナム・ジュニ …… イム・イェジン (ヘソクの母、"韓服店")
ユ・ヒジン …… キム・ヘウン (テジュンの妻)

--- …… パク・ヨンジ (保健福祉部長官・テギョン義父)
修道女 …… イ・ジュシル (ウンソンの母代わり、下着プレゼント)
ソン・スヒ …… チェ・スリン (春川の産婦人科医)


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