ニューハート
(2007年MBC)

演出:パク・ホンギュン
脚本:ファン・ウンギョン

http://www.tv-tokyo.co.jp/new_heart/
http://www.bs-j.co.jp/new_heart/


第23話 宿命

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ウンソンは少しずつ指の感覚が戻り、テジュンの助手として
手術室に入ることになる。しかし簡単な業務もこなせず失敗し
テジュンから出て行けと怒鳴られ落ち込む。ヘソクは声を掛け
元気告げる。

その頃春川の病院で妊娠の検査をするのは、テジュンと不倫を
していたチョン・ミナ医師。春川の病院には、元クァンヒ大病院
で産婦人科医をしていたソン・スヒが居た。子供の状態を見る
中でミナが子宮癌に冒されているのを見つける。スヒはすぐに
でもクァンヒ大で手術を受けるべきだと薦めるが、あそこには
妊娠の事実を告げた時に堕ろせと言った人が居るとして拒み、
ミナはスヒに手術を行って欲しいと頼む。

アメリカに居たヘスクは韓国に戻り、ガングクの働く病院に
会いに来る。ガングクはこれまでの自分は何処かに行った事を
告げ、これからは君や家族を大切にし愛する人間になる事を
告げる。今まで妻・母・家族という事で、手術で忙しくして
待たせるのも当たり前だと思っていた事に反省し謝罪する。
今まで一緒にいてくれたことに感謝し、愛していると言葉を
掛ける。するとヘスクもまた貴方のことをよく知らなかったと
して、駄目な奥さんであった事を謝罪する。

院長の移植手術は無事に終わっていたが、右心室、左心室共に
状態は良くない。しかも肺に水が溜まっている現状を目にし、
恐らく急性移植拒絶症であるという。組織検査を待つまで正式な
事は言えないが、移植手術の10人に一人は出てくる症状だという。

そんな中、妻のヒジンが虫垂炎でERに運ばれた事を聞かされる
テジュン。急いでERに行こうとしていたときに、今度はソン・
スヒから電話がなり、チョ・ミナが手術に於いて腸骨静脈を
切って大変な状況である事を告げられる。この病院では血管を
縫合できる医師が居ないので、すぐに春川の病院まで来て欲しい
と要請する。テジュンはウンソンを引き連れて急いで現場に
いくが、テジュンは茫然自失で手術どころではなかった。
ウンソンはこのままでは命が危ないとして自分が執刀するという。
テジュンに指示するよう頼む。破れた部位をパッチを使って
縫合し、無事手術を終える。
テジュンはウンソンの活躍に感謝し、今まで威張っていたが、
服教授のくせして不倫していたこと、そして助けてくれた事に
感謝する。そしてこれまで三流呼ばわりした事を謝罪し、一年目
のレジデントとしてはよくやった事を誉める。ウンソンもよう
やく腕が元の感覚に戻ったことを告げる。

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ガングクだけでなくヘスクの意識改革を求める

両方からの歩み寄りという意味ではとても良い感じの流れでは
有った。良い医師になるためには妻の協力は不可欠だものね。
日本では中年になると、夫に自宅に居られたくないと追い出す
主婦が多く、定年後に自宅に夫が居ることでストレスを感じる
女性が多いそうだけど、まだまだこの二人は娘達の成長を
見守っている時期でもあるのでそんな感覚が残っているのかな。

チョ・ミナは子宮摘出するが・・・

腸骨静脈を切ってしまったとするソン・スヒ。
アメリカに渡るガングクに移植手術をするために戻ってもらう
辺りの顛末にも違和感が感じたが、このエピソードなど静脈を
切っているのに、わざわざ別の病院から春川まで来て貰う時間
など有るのかという気がする。
とっくに出血によるショック死しているだろうな。

一年目のレジデントが血管縫合できるのに・・・

産婦人科医とはそんなにレベルの低いものなのだろうか?
ウンソンなんて指の神経が戻っているのかどうかも分からない
医師なのに、血管縫合を成功させた。クァンヒ大に産婦人科と
して在籍していた頃のスヒは腕の立つ医者だったそうだが、
そんな医師がこんな状態では・・・
やっぱりこの大学病院はヤブの集まりだわ。

院長ジェヒョン、助からず。

とても可愛そうなものだけど、心臓移植する前に助かるか
どうかの判定は出来無かったのだろうか。
移植による拒絶反応が多臓器に影響を及ぼしたって事なのだ
ろうか。

最後にヘソクに言葉を残して去っていった。

最終話の編集はちょっと酷すぎた

まぁ想像でどうなったのか分かるのだけど、かなり省略されて
飛び飛びの状態だった。

一年後の世界

センター設立に関して、ガングクがセンター長になり、
内科長のジョンギルが院長に選出。
浮気していた事実が妻にばれた事で世捨て人になり釣りをして
いたテジュンはガングクによって呼び戻された。
ガングクはこれまで内科と外科の争いを排除し、疾患別のチーム
で動くシステムを確立するようだ。

スンジェとボッキルに負けまいとして、ガングクの妻は
病院でボランティアでもしてガングクの職場で支えようとする
勢いだけど、同じ職場にいると色々と不都合が起こりそうだ。

訂正

これまでボッキルさんを麻酔科と表記していましたが、この人
が看護師長です(+_+


イ・ウンソン …… チソン (レジデント)
ナム・ヘソク …… キム・ミンジュン (ジェヒョンの娘)
チェ・ガングク …… チョ・ジェヒョン (胸部外科)
イ・ドングォン …… イ・ジフン (歌手)

ミン・ヨンギュ …… チョン・ホグン (胸部外科)
キム・テジュン …… チャン・ヒョンソン (胸部外科)
イ・スンジェ …… ソン・ドンイル (胸部外科)
キム・ジョンギル …… イ・ギヨン (循環器内科長)
パク・ジェヒョン …… チョン・ドンファン (病院長)
--- …… キム・テヨン (副院長)
チョ・ボッキル …… チョン・ギョンスン (スンジェ妻・看護師長)
ペ・デロ …… パク・チョルミン (医師・チーフ。ウンソンら指導)
ソル・レヒョン …… キム・ジュノ (疲れで手が震えた医師)
キム・ヨンヒ …… パク・クァンジョン (医師)
ウ・インテ …… カン・ジフ (O型の医者)
チョン・ミナ …… シン・ドンミ (麻酔科、テジュンと不倫)
チェ・ソノ …… カン・サング (内科の医者)

キム・ジヨン …… チョ・ミョンジン (看護師)
--- …… イ・ウン (可愛らしい看護師)
キム・ミミ …… シン・ダウン (可愛らしい看護師)

キム・ヘスク …… イ・ウンギョン (ガングクの妻)
チェ・ヘラ …… パク・ヒョビン (ガングクの娘)
チェ・ミラ …… ハン・イェリン (ガングクの娘)
キム・ピルチェ …… ミン・ジオ (ボールペンを刺す)
チェ・チェンウォン …… ソン・ヨンテ (故ガングクの父・医者)
ナム・ジュニ …… イム・イェジン (ヘソクの母、"韓服店")
ユ・ヒジン …… キム・ヘウン (テジュンの妻)

--- …… パク・ヨンジ (保健福祉部長官・テギョン義父)
修道女 …… イ・ジュシル (ウンソンの母代わり、下着プレゼント)
ソン・スヒ …… チェ・スリン (春川の産婦人科医)
パク・チソン …… ウン・ジウォン (ミミ同期。美術科から転科)
チェ・ソノ …… ??? (心臓血管センター)


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