白い巨塔

脚本/イ・ギウォン 演出/アン・パンツク


#03 贈り物の効き目


今回はジュンヒョクの妻・スジョンが婦人会会長・ソンヒと
絵の鑑賞をしに行ったときに夫人の好みの絵だ分かり、
媚びを売る話だった。

日本版と比べてどうも韓国版はワイロを贈るタイミングが
よろしくない。折角地方行きの話が白紙に戻ったというのに
わざわざ事を荒立てる意味が何処にあるのだろうか。
心象をよくするためとはいえ、かなりのリスクの有る行動
なのだからこんなに安易に贈り物を贈る選択肢を使う意図が
ちょっと分からない。せめて2話の中でヨンギルがメーカー
からワイロをもらっていた場面をジュンヒョクが見ていれば
話は別なんだけどね。あのシーンでお金を渡しているのを
見たのは確かドヨンだよね。

ドヨンと同じ臭いのする新キャラの登場。
オ・ギョンファンという解剖病理科の教授の様だ。
ドヨンと同じ様な性格をした人が教授になっている姿を見ると
ドヨンにも希望が持てるというものだ。
彼からアドバイスを受けていたが、病院では数少ない援軍の
一人か。

ユンジンが運ばれてきた。
ユンジンとは教授・ジュワンの娘。
誰が執刀するかで葛藤があったが、自らジュワンがジュンヒョク
に頼みに行かないところが狡いね。

しかもジュワンは外科学会長オ・ナムギに頼んでいた人材
が上がってきたのを見て喜ぶ。しかしプリントアウトした
ものが外科病棟の印刷機で出力されるというマヌケなオチ。
意外とジュワンもコメディアンとしていけるのか。
でもあんなり遠い所でプリントアウトされるというのは逆に
不便じゃないのかね。

新キャラといえばもう一人。
医師会会長でミョンイン大医学部同窓会長・ユ・ピルサンなる
人物の登場。義父で整形外科病院を経営するチュンシクとの
繋がり。
強い相手には更に強い相手をとして彼をぶつけることになりそう
だが、ワイロを贈った後のヨンギルの行動には緊迫感が溢れて
いて凄かった。でも正直ジュンヒョクの中に財前のような深み
の有る野望を感じないのが韓国版の欠点かも知れない。

チャン・ジュンヒョク (キム・ミョンミン) 外科助教授
チェ・ドヨン (イ・ソンギュン) 消化器内科助教授
カン・ヒジェ (キム・ボギョン) ジュンヒョクの愛人
イ・ジュワン (イ・ジョンギル) 外科長/教授
ウ・ヨンギル (キム・チャンワン) 副院長 兼 消化器内科長/教授

ノ・ミングク (チャ・インピョ) ホプキンス病院国際派医師
オ・ギョンファン (ピョン・ヒボン) 解剖病理科・教授
ハ・ウネ (イ・スンミン)
ヨム・ドンイル (キ・テヨン)
パク・ゴナ (ハン・サンジン)
ユ・ミラ (チャン・ソヨン)

イ・ユンジン (ソン・ソンミ) ジュワンの娘
キム・ヨンア (ナム・ユンジョン) ジュワンの妻
ミン・スジョン (イム・ソンオン) ジュンヒョクの妻
ミン・チュンシク (チョン・ハニョン) スジョンの父
ホン・ソンヒ (ヤン・ヒギョン) ヨンギルの妻。婦人会会長

チェ・ドヨンの妻 (ユン・イェリ)
イ・ヨンスン (キム・ドヨン)
クォン・スンイル (チェ・ボモ) ヨンスンの夫
ジュンヒョクの母 (チョン・ヨンスク)
ユ・ジョンジン (ソン・ホギュン)
ハ・イキョン (チョ・ムニ) 産婦人科長
パク・チャンシク (パク・クァンジョン) 整形外科長
ユ・ビルサン (イ・ヒド) 医師会会長

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system