タルジャの春
(2007年KBS)

脚本:カン・ウンギョン
演出:イ・ジェサン、,パク・チャニュン


第5話 不適切な関係に対処する彼女の姿勢

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タルジャの仕事場にやってきたキジュンの妻・ミセス・チ。
タルジャは彼が結婚していることを知らなかったとして必死に
謝罪する。別居して二年が経つが今でも愛していると涙する妻。
その姿に何度も謝罪していると突然妻は態度を豹変し、"なら
ひっこんでいろよ、売れ残りの分際で!"とタルジャに語る。

一方タルジャの元にキジュンから電話。
タルジャは何も言わずにアプローチしてきたキジュンに一言
厳しく語ろうとするが、キジュンの魅力に圧されて何も言えない。
これから日本に出張するから帰国したらデートしようという
彼のペースのまま別れることになる。翌日にはキジュンから
タルジャの職場のデスクの上で沢山のバラが届けられ、タルジ
ャは益々彼にのめり込んでしまう。
テボンを呼び出し、この状況をなんとかすべく対策を考えるよう
告げる。
テボンは過去の判例で不倫した女性に1000万ウォンの支払い命令
が出した事実を語り現実を知らせようとするがあまり効果がない。
そこで自らキスをしてキジュンから気を反らそうとするが逆に
彼女を怒らせてしまう。

タルジャは先輩スネや友人・セドに相談する。
スネは奥さんがいる相手と恋愛に落ちるのは無理だと説得。
セドは二年も別居しているのならば他人も同然だという立場だ
った。

そんな中タルジャたちの元に異常を知らせるスタッフが駆け込
んでくる。ソンジュの部屋で暴れている人たちが居るという
のである。その人たちはお金を返せとしきりに訴えていた。
彼らを操っている人物はかつてソンジュから金を巻き上げていた
人物である事を知る。ソンジュは酷く怯えて手に付かない様子
だった。
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さて今回はタルジャがキジュンの妻に嫌がらせを受ける話だった。

何処かで見たドラマだと思っていたら日本で放送された「anego」
の設定をパクったドラマだったのね。

人物の配置は確かによく似ている。
タルジャ(篠原涼子)、テボン(赤西仁)、キジュン(加藤雅也)
スネ先輩(戸田菜穂)、ソンジュ(山口紗弥加)、セド(山口馬木也)
そしてミセス・チ(ともさかりえ)。と全てが見事当てはまって
しまう。
流石日本の文化に対するパクリに関しては見境のない韓国らしい
ものかも。

今回出てきたエピソードはanegoの中でも終盤に描かれたものなの
で、その辺を序盤に持ってきたと言うことは今後どういうエピソ
ードを重ねていくのだろうか。

独り身の辛さを実感するソンジュにタルジャは自らの姿をダブ
らせ同情する。韓国でも病気の時にはお粥がよく使われる。
もやし粥なんて美味しいのだろうかと思いつつ、相当臭いが
すると言っていたところが気になる。

今回は随分謎多き話だった。
テボンを追い掛けるあのお祖父さんは誰なのか。
また金持ちのどら息子が自らの運命から逃げて放浪していると
いう設定なのか?
そしてソンジュが抱えている問題もまた一体何なのか気になる
ところである。

しかし韓国にしては随分仕事場での関係を重視する様なドラマ
だなと思えばやっぱりベースは日本のドラマだったのね。

オ・タルジャ …… チェリム (33歳・ハンダ通販に勤める)
カン・テボン …… イ・ミンギ (恋人代行会社)
シン・セド …… コン・ヒョンジン (ハンダ通販社員。タルジャと同期)
ウィ・ソンジュ …… イ・へヨン (ハンダ通販TV司会者)
オム・キジュン …… イ・ヒョヌ ("The RO"の代表)

チョン・ジョン …… エイ・ギョンジン (タルジャの母)
コ・スネ …… キム・ナウン (ハンダ通販社員、先輩)
ナム・デス …… オ・ギョンス (ハンダ通販社員、ハゲた人)
カン・シンジャ …… ヤン・ヒギョン (ハンダ通販社員、恰幅良い)
ヒヨン …… チェ・ウンソ (テボンが金を振り込む)
チュノ …… キム・ジェウク (テボンの友人。洋服店で働く)
ミセス・チ …… チャン・ヨンナム (キジュンの妻)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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