タルジャの春 (2007年KBS) 脚本：カン・ウンギョン 演出：イ・ジェサン、,パク・チャニュン

第7話 人の心に必要なのは２％の湿度
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会社に残れるならばどんな処罰を受けても構わないとして
お偉いさんの前で土下座するタルジャだが、その行動は逆効果
で、そんな真似するならば最初から騒ぎを起こすなと叱られる。
金曜日に処分を下すことを告げられそれまで自宅で謹慎してい
ろと言われる。
テボンと食事にいき、キジュンとは終わったことを告げる。
盲目になれる人と出会いたい事。デートをすれば浮気男で、
一目惚れすれば既婚者だと言うと、テボンは君の魅力に気が
つかない男性が悪いと告げる。テボンがいきなりそんな事を
言ったので、私に同情しているのかそれとも惚れているのかと
問うが、ルールは守るという。二人の契約が残り10日間だとい
うとタルジャは何処か寂しそうな感じだった。オレはビジネス
だから良いが残りの期間にやりたいことを考えろと告げる。

金曜日に辞令が発表される。
タルジャは顧客管理チームに配属されることになる。どうせ
同じ建物だとするが、8年間働いた仲間との別れは寂しかった。
しかし肝心の職場の仲間は別れだというのに素っ気ない素振り
を見せることにショックを受ける。廊下に出るとなんとタルジ
ャに向けたはなむけの言葉が飾られていた。

顧客管理事業部へといく。
するとその職場はコ・スネ先輩が率いる部署だった。数々の
クレームに対応するものでとても忙しいところだという。
要注意人物が居るので気をつけるよう聞かされる。それは
魔女と呼ばれる人物で、目を付けた相手をとことんいびる人物
だという。暫くすると彼女はやってきて社員の一人一人に目を
配り細かい注意を与えていく。タルジャも挨拶するが、噂の
人物であることを知っており、彼女のせいで迷惑を被ったと
いう。あなたみたいな人には辞めて欲しいと先制パンチを食ら
う。
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新しい部署に配属されたタルジャ。果たしてそこではどんな
困難が待ち受けているのか。

魔女役のシンジャ。
なんか典型的な意地悪おばさんって感じで、迫力は有るけれど
イマイチ展開としては面白くなかった。
タルジャの事をマルジャと呼び続ける。仕事を次々と回して
手一杯にして根を上げさせようとするといった在り来たりな
方法。タルジャには何の落ち度もないために、正論を言われる
とシンジャにとっては引っ込むしかなく、展開としてはもう少し
捻りを入れるべきだった。

通販部がわざわざ個別訪問して商品を届けるというのも不自然
な感じ。舞台はソウルだけど、少し裏にはいるとソウルも結構
この手の貧しい地区が有るんだよな。大抵韓国ドラマではこの手
の貧しい地区が舞台になったりするのよね。

さてドラマとしては心機一転といった感じでキジュンとの関係
が一段落したところで、今度はテボンとの関係が急展開。
あくまで契約だからと言い聞かせるも少しずつ意識しているこ
とが描かれてきた。
タルジャが忙しくて電話が取れない事を知ると、テボン側が
気になり会社にまで会いに来るのだから、恋愛って面白いね。
いつも連絡を取り合っているばかりが愛情の確認ではない事が
描かれ、タルジャ側だけでなくテボンも彼女に好意を寄せる様子
が描かれる。

そういえば異動になった日、タルジャは実家に戻った。
母親と一緒に寝る姿。なんか親子の会話がしんみりくる感じ
だった。女性同士・親子だからこその描写って感じだな。

モーテルに泊まる様な展開になったが、あまり妙な雰囲気にも
ならず、寝起きにちょっとした可愛らしいやりとりがあったか。
テボンの事を一日中追い掛けている母親の存在が実に不気味で、
キジュンの妻同様にこの母親もちょっと恐い人なのかも知れない。

オ・タルジャ …… チェリム (33歳・ハンダ通販に勤める)
カン・テボン …… イ・ミンギ (恋人代行会社)
シン・セド …… コン・ヒョンジン (ハンダ通販社員。タルジャと同期)
ウィ・ソンジュ …… イ・へヨン (ハンダ通販TV司会者)
オム・キジュン …… イ・ヒョヌ ("The RO"の代表)

チョン・ジョン …… エイ・ギョンジン (タルジャの母)
コ・スネ …… キム・ナウン (ハンダ通販社員、先輩)
ナム・デス …… オ・ギョンス (ハンダ通販社員、ハゲた人)
カン・シンジャ …… ヤン・ヒギョン (ハンダ通販社員、恰幅良い)
ヒヨン …… チェ・ウンソ (テボンが金を振り込む)
チュノ …… キム・ジェウク (テボンの友人。洋服店で働く)
ミセス・チ …… チャン・ヨンナム (キジュンの妻)

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)